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CD Release

第192回 バレンタイン大作戦

はじめに

 まず、始めに、私の日程の認識ミスにより、今回は1週遅れになってしまいました。どうもすいません。
 この文章がアップされるのは、バレンタインデイの翌日なので、すでにもらえた人もらえなかった人、受け取ってもらえた人そうでない人、あるいは結果を保留されている人、各種の結果が出ているんだと思いますが。そんな、ある意味ではどこか落ちつかなくなる一日の女の子の気持ちを歌ったのが、まーちゃんの「バレンタイン大作戦」なわけで。
 今回は、その曲から少し書いてみようかと思っています。

やっぱりかわいいんだよね

 まーちゃんの歌詞は表記ではハートマークや句読点を多用する時もありますが、文章としては、目に映るものや自分の気持ちといったところを素直に率直に表現しているのが特徴であり、魅力でしょうね。だから、そこで歌われているものが聴いていてすっと気持ちに入ってくるんですが。もちろん、この「バレンタイン大作戦」においてもそうした方向で歌詞は書かれていて、その分その日まで、あるいはその日の女の子の気持ちがよく見えるな…と思います。
 で、そこで描かれている女の子の様子が、まーちゃんの歌い方とあいまってかわいく聴こえてくるのはもちろんなんですが、その一方で男性諸氏としては「狙われてる感」がちょっと怖く聞こえるところはなきにしもあらず…っていうのは、男のエゴなんでしょうかね(苦笑)。この曲では、バレンタインに贈る気持ち、あるいはその現れになるものをどうやって用意したかは描いてないですが、男性の中に「手作りのチョコは重いから…」という意見があるのは、もしかしたらそこに起因するのかもしれません。
 でも、やっぱりどれだけ一途に想っているか、そして、その気持ちを伝えるために、多少オーバーにでも自分の気持ちを奮い立たせて、その日に向かっていこう…というのがこの曲での物語だと思うので、結局のところ、聴いてて残るのはそのかわいさだったり、一途なところに対する共感だったりするんじゃないでしょうか。その辺、翌年の「恋のRibbon」にも通じるところがあって、「プレゼントを贈るときのかわいさ2部作」みたいな感じに思ってるんですけどね。

比べると少ないよね…

 さて、世の中によくある「恋人たちの記念日」と言ったら、お互いの誕生日、クリスマス、それにバレンタインと言うところでしょうか? なんですが、クリスマスの曲は、ちょっと考えただけでも両手でまだ足りないぐらいは出てきますが、誕生日も片手は軽く超えるぐらいの数は思いつきます。ですが、バレンタインだけはそこまでの数が出てこないんですよね…。
 まーちゃんがこの間の「超ラジ!」で言っていたように、バレンタインを「想いを伝える日」ととらえるなら、それはそれでもっとたくさんの歌の素材になるような気がするんですが、現実にはパッと思いつくのは「天地無用! 魎皇鬼」のキャラクターソングになっている「セント・フォーティーン」と渡辺美里さんの「さよならバレンタイン」ぐらいですか。スターデジオの418chでは、先週バレンタイン特集もやっていたので、本当はもっとあるんでしょうけど、印象に残ってるものとなると、やっぱり少なくなりますね。
 今年はともかく、これまでは女性から男性に…という流れがメインで、待っている側からはなかなか歌われなかったとか、あるいはそうした日になった歴史的、あるいは個人的な背景と言うところで、誕生日やクリスマスに比べると題材として弱いとか、そうしたことがあるんでしょうか? ちょっと不思議なところではあると思います。

最後に

 とまぁ、そんなふうに「バレンタイン大作戦」から思ったことを書いてみました。なんにせよ、女の子はその時は一大決心して臨んでるんだな、というのが見えるのがこの曲なので、甘さとちょっとした怖さと…を感じる曲ですね。でも、それがきっかけで付き合うようになったら、今度はどういう聴き方になるんでしょうね、というところもありますか。


 次回は、先日のライブではサウンド的にもメッセージ的にもテーマになっていたような感を受ける、「がんばって!」からいくつか書いてみようと思います。さて、ジャンプした着地点はどこになるのやら(笑)。

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