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CD Release

第183回 きっと ずっと

はじめに

 どうやら、いよいよ秋という頃になってきて、少し子れっから雨も多くなるのかな、という気が予報を見ていたり、実際の天気を見てもしてきます。そのせいかどうか、30日のイベントの時の東京の予報は少し雨まじりになってたりもしますが…予測済みな人はどれだけいるんでしょうか、と(苦笑)。
 今回は、そうした雨の中でのことを歌った「きっと ずっと」からいくつか書いてみようと思います。

私の心を決めさせた

 この曲は、降り出した雨をきっかけにして、自分の気持ちを伝えに駆け出していく…というシチュエーションなわけですが、何かのきっかけで自分の気持ちに気づく、という曲はいろいろと多分あって、例えば暑中見舞いの絵葉書だったら渡辺美里さんの「夏が来た!」だったり、何気ない一言がきっかけになったイズミカワソラさんの「ずっと‥もっと‥」だったり、メールでその気になった中原麻衣さんの「その気になって」とか、まぁ、他にもいろいろとあるんだと思いますが。
 そうした曲をざっと見てると、多分、心のどこかにそうした気持ちはずっとあって、それが何かひとつのきっかけで一気に溢れる…と言う感じなんでしょうか。少なくともこの曲や「その気になって」はそうしたところですし、「夏が来た!」も多分そんな気持ちは持っています。「ずっと‥もっと‥」はちょっと不分明なところがありますが。
 ただ、その中で「きっと ずっと」の場合、それで土砂降りの中を駆け出していく、という行動に出てるんですが、そこまでの極端な反応は他に見えないな、と思います。曲中で「何年ぶり」と言っていますが、それだけ長い間、気持ちを持ち続けて、はじけるための力をずっと溜めていたのだろう、と。それだからこそ、気持ちがはじけたときに雨さえも気にせずに(?)走っていったんだろうな、と思います。PVを見てても思いますが、ドラマチックな絵が浮かんできますね。

雨の中の爽快感

 そんなふうに、雨の中で走っていく曲なので、聴いていて疾走間や爽快感があるんですが、雨の曲でそうしたのはどちらかと言えば少ない方だろうな、と思います。普通、雨を歌った曲は堀江由衣さんの「Farewall Rain」みたいに切なさを前面に出しているか、穏やかさを前面に出してくる「センチメンタル」といったあたりになってくるんじゃないかと思います。
 やっぱ、雨が降っていると気持ちが暗く、あるいは切なくなってくるところもありますし、そうするんではなくても静める効果はあるので、そうした曲調になってくるんでしょう。これはけっこういつも言ってるような気がしますが、「かたおもい」はピアノのサウンドのおかげで、私は雨が降ってる日に窓から外を見てるイメージを持ってますし。
 そんな中で、疾走感とか爽快感が前面に出てる「きっと ずっと」はそれが独特なんでしょうね。多分、堀江由衣さんの「Love Destiny」あたりの疾走感は少し近いのかも、とも思いますが。で、その中で、まーちゃんが言うところの「きゅんとする」部分も感じられて、それがこの曲の魅力なんだと思います。

最後に

 「きっと ずっと」から、2つ書いてみました。一度別れた二人がもう一度…っていうのは、噂では聞いたことがあるんですけどね。実際のところ、どのくらいあることなのかな…なんて思います。その辺を解明するために(?)、「忘れない。」からこの曲までのもう片方の物語も聴いてみたい気はしますね。どんなふうになるんでしょうか。


 さて、次回は「Polaris」について、何か書いてみようかな、と思っています。星空を見ながら…は書けないので、それを思い浮かべながらですね。

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