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CD Release

第181回 Always...Forever...

はじめに

 まーちゃんのアルバム「Stories」をキーにした夏のライブツアーも昨日で大団円を迎えました。見に行った人それぞれの中に、印象に残ったシーンがあると思いますが、私はその中のひとつに、真夜中の電話のモノローグから、夜に自分の部屋で…という場面ががあります。普段のライブやイベントではなかなか見られない衣装だったのもありますが、「そっと幸せ」みたいな雰囲気がしてたのがいいですね。
 今回は、その場面で歌われた「Always...Forever...」から、思ったことを2つほど書いてみようかな、と思います。

自然な幸せ

 アルバム「Stories」はコンセプトが「夏の恋物語」なので、いろいろな場面がそれぞれの曲で描かれていて、その中でいろいろと幸せな時間が生まれています。「Sincerely」や「明日晴れたなら」、それにある意味で「Starry Night」は人を想うことの幸せ、「初めての1ページ」と「きっと ずっと」はその場所に辿り着いた喜びからくる幸福感、「Love Knot」、「Polaris」、「君へ続くストーリー」はそばにいる時に、その大切さに改めて気がついて、それを大事にしようとするからこそのもの…といったところでしょうか。
 そして、「Always...Forever...」は最後のものに一番近くなるんでしょうけど、雰囲気の柔らかさが他と違うのかな、と思います。だから、何気ない時や場所、気持ちがじんわりと暖かく胸に染み込んできて、それが暖かい幸せの感覚になってるんでしょうね。やっぱり、こういう雰囲気はある程度の時間が経って、お互いにお互いのことを自然に思えるようになって、二人の間の空気が馴染んだものにならないと出てこないのかもしれないとも思います。まだ二人でいるようになって、日が浅いと全てが初めてのことですから、なんでも気持ちを浮き立たせるような場面になりますし。
 その辺が多分サウンドにも反映されてて、例えば前の「初めての1ページ」と比べてもそうですし、アルバム全体で見ても多分そうですが、一番じわっと暖かい気持ちになれる曲になってるんじゃないかな、と思います。他の人の曲で見ても、こうした自然とそばにいる幸せっていうのだと、やっぱり聴いてて安心感や暖かさがありますね。ぱっと思いつくのは折笠愛さんの「退屈なドラマ」あたりですか。まぁ、その辺はシチュエーション的には「Always...Forever...」よりもう少し進んだ後かな、とも思いますが。

コーラスワーク

 曲を最初に聴いたときに、冒頭のコーラスの心地よさにかなり惹かれる部分はありました。「くもりのちはれ」を最初に聴いた時に惹かれたのと似たような感覚でしょうか。私の場合、もともと柔らかめのサウンドに魅力を感じるところはありますが、それに加えて、コーラスを入れたことによる暖かさを感じていたように思います。それもあって、たぶん最初の部分だけで曲の世界に一気に入れたんでしょうし。
 あと、今までの全体をざっと見渡してみると、前奏部分からコーラスが入ってる曲がぽんぽん出てくる…と言うほどに多くはないので、その意味でも新鮮なところでもあったのかなという感じはしますね。まーちゃんに曲を提供しているメンバーを見ると、イズミカワソラさんのようにけっこうコーラスを入れるのが好きなんだろうな、という人もいるので、ちょっとこの辺が意外だったりもするんですけど。
 とはいうものの、まーちゃんもコーラスを入れること自体はたくさんやっていますし、どちらかといえば積極的に入れてるんじゃないか、とは思うんですが、それが前奏部分にはあまり出てこないのが不思議なところかな、と。もちろん、それぞれの曲のスタイルや世界観にもよりますが、もうちょっとあってもいいのかもしれないかな、とも思います。

最後に

 「Always...Forever」から思ったことを2つ書きました。実は曲を初めて聴いたとき…というか聴く前に、歌詞を見てて冒頭の部分の自然に気負わないでお互いに想いあえてるのに、ちょっときてたんですけどね(笑)。歌詞だけでそうなってたのはさすがに初めてです。で、サウンドもそうした雰囲気にしっかり沿ったものですし。その辺の自然な想いの暖かさがこの曲の魅力なんでしょうね。


 さて、次回なんですが、もうひとつアルバムから「Starry Night」を見てみたいと思います。昨日までやっていたライブのことも絡めて…になるんでしょうか。

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