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CD Release

第178回 so loving

はじめに

 梅雨明けしたところもしてないところもあるでしょうけど、どちらにせよ晴れた日にはだいぶ暑くなってきて、いよいよ夏の感覚になってきました。今年は、まーちゃんも7月23日のアルバム「Stories」を皮切りに、いろいろなことに動いていく夏になりそうで、そのあたりが今から楽しみですね。
 さて、今回は、初めてまーちゃんが夏の始まった頃に出したアルバム「so loving」について、久しぶりに聴いて(苦笑)思ったことを書いてみようかな、と思っています。

いろいろなところへの愛

 実際、タイトルに「so loving」と銘打っていることからも分かりますが、このアルバムはラブソングを中心に構成されています。特に、前半はそうした色が強いといえるでしょう。その一方で、アルバムの中盤以降ではまーちゃんがよく歌う「前を向いて進んでいこう」という曲も並んできます。
 とは言うものの、見方によっては全てをラブソングって言っていいのかも…という気はします。「がんばって!」にしても、好きな人との日々や励ましを力にして進んでいこうという曲ですし、「いつもの帰り道」や「It's a beautiful day〜永遠に続く日々〜」は、今までいた場所や過ごした時間が好きだったからこそ生まれる気持ちの歌ですから。あるいは、「am↔pm」のように、「今日の日を愛したい」という気持ちを歌うのも、広い意味ではラブソングでしょうし。
 結局、「愛犬」だとか「愛車」といった表現が現実にあるように、愛情を注ぐ対象は人に限らないということを念頭に置くと、このアルバムは全てがラブソングで構成されているということになるんでしょう。「SOMEDAY」は歌っている内容のスケールが大きいんですが、アルバム全体での愛情は大きな世界のいろいろなところに注がれている、スケールの大きなものといえるのかもしれません。

summer breeze

 さて、このアルバムを久しぶりに通して聴いてみて、なんと言うか、爽やかなサウンドという印象を持ちました。まぁ、もともとまーちゃんの曲やアルバムには爽快感は溢れているとは思いますが、このアルバムはその辺がけっこう前面に出ているような印象がありますね。なんて言うか、けっこう全体に高原の風が吹いているような雰囲気を感じながら聴いてました。もしかしたら、頭のどこか片隅に田貫湖の風景が浮かんでたのかもしれないですけど、でも実際に爽やかなのは事実でしょうね。
 これ以降、まーちゃんは「∞Infinity∞」まで、7〜8月にアルバムを出していますが、爽快感と同時に、けっこう「熱い夏」を感じることが多いような気がします。2本目の「ミントと口笛」以降、まーちゃんもアルバムの企画に携わる度合いが次第に増していきますが、それでもまだ「so loving」は今にしてみれば最初の頃だった、と言うことでしょうか。
 今度の「Stories」でも、海岸を舞台にした曲はいくつか入ってくるようですが、まーちゃんは多分、海か山かっていったら海と答える人なので、作詞や企画で携わる度合いが増えていくと、高原よりも海岸のほうに、夏の居場所はシフトしていくのかな、と思います。だから、「ひだまりのオルゴール」を筆頭に、高原の風を感じるようなサウンドを多く感じたこのアルバムは、全体を通してみた場合、その涼しげな爽やかさで印象に残るんでしょうね。

最後に

 アルバム「so loving」を久しぶりに通して聴いて思ったことから、少し考えてみました。実は、「so loving」は「Stories」と同じ7月23日発売だったりするんですよね。アルバムの制作に関して、季節感が多少なりとも入ってくるのはごく普通のことですから、「so loving」と「Stories」を聴き比べてみると、もしかしたら面白い対比が生まれてるのかもしれないですね…と今思ったり(笑)。


 さて、ということで、次はいよいよ「Stories」を最初に聴いて思ったことから膨らませていくときですね。事前にいくつか聴く機会はありましたが、トータルで聴くのは多分、発売時が最初になるので、どうなるんでしょうか。


(7月19日加筆)
 ……と思っていたんですが、日程を考えたら、次は夏のライブへのことを書かないといけませんでしたね(苦笑)。なので、次回(27日)にそれをやって、その次(8月10日)にアルバムの方をやりたいと思います。変更で申し訳ありませんが、ご了承下さい。

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