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CD Release

第175回 とぼうよ!

はじめに

 沖縄や奄美ではもう梅雨入りしていますが、日本のたいていのところは初夏の陽気だったり、北の方では新緑の頃だったりと、緑が目に新鮮な季節になっています。……まぁ、今日の関東は雨模様だったり、曇りがちだったりしているんですが、その辺は、まぁタイミングで仕方ないということで(苦笑)。
 今回は、そんな季節に緑の草の上を走ったり飛んだりの「とぼうよ!」について、いくつか思ったことを書いてみたいな、と思っています。

緑の中にいると

 草原を走って、その頂上から飛び出していこうよ…っていうのがこの曲ですが、光景を想像すると広々とした草原と大きな空でスケールの大きさと爽快感がありますね。そして、そういう場所ですから、自然と心地いい風が歌詞の中にも出てきますし、その風に吹かれて、どこか気持ちが上や遠くを向いているような雰囲気があります。
 で、なんか緑の下や草原が出てくるような曲は、けっこうそんな感じのものがあるのかな、とも思います。「Babyblue」は木漏れ日の下で好きな人のことを想いながら歩いていると、自然と遠くの未来が信じられる、という曲ですし、渡辺美里さんの「グリーン・グリーン」では、動き始めた心の向きは光の溢れる方だと言っています。そして、岡崎律子さんの「愛すべき明日」は気持ちが滅入っていても、木漏れ日や風に触れているうちに愛すべき明日があることに気がついて、そこにある希望に向かっていこうというものでしょう。
 なんか、自然の光や風にはそんな効果があるらしくて、その中にいると気持ちの中にある暗い雰囲気をどこか消し去ってくれるので、自然とその中にいるような曲でもそんな気持ちになっていくんでしょうね。「かさぶたの恋」自体は辛い時期の曲ですけど、緑園都市を二人で歩いているときの記憶はきっと明るくて軽やかなものなんでしょうしね。

Be Free

 さて、この歌は最後にサビなどのメロディをリフレインしつつフェードアウトして終わってます。他にまーちゃんの曲でこうしたものと言ったら「X'mas time Hold me tight」や「A Place in the Sun〜陽のあたる場所〜」、「HONEY BEE」あたりでしょうか。やっぱり、繰り返すことでその部分がより印象的になりますね。
 その変形というか、例えばさびの一部分だけを抜き出してリフレインしているのには、「聴かせてよ君の声」や「Shooting Star」、「愛しい時間」といった曲があります。フレーズが長くない分、歌い方とかの自由度が高くなるのか、「Shooting Star」では時に気ままに歌っているような感じがして、そのあたりが聴いてて楽しいですか。
 で、そうした自由度をさらに上げた形として、リフレインしていく中でもう本当に気ままに歌っていくこともあるんですが…まーちゃんでは記憶にある限りそうした曲はないんですよね。水樹奈々さんが「New Sensation」などでやっていますし、他でもいくらでも出てくるでしょうが、より聴いていて楽しいようにも感じるので、一度挑戦して欲しいとは思っているんですけどね。まぁ、歌う曲のタイプにもよるところはありますが、特に、ライブではそれがライブ感を増すところがあるので、フリのつけ方や客席への向け方だけじゃなく、こうした後ろが長い曲では、時に自由に歌ってみて欲しいところです。

最後に

 と、こんな感じで「とぼうよ!」から思ったことを書いてみました。まぁ、なんにせよその爽快感が魅力の曲でしょう。シングルのタイトルナンバーの「My wish」も草原での曲ですし、CD自体でも爽やかな雰囲気がありますね。最近のまーちゃんにはこうした草原の爽快感はあまりないので、またライブとかでも歌って欲しいですし、新しいものも生み出して欲しいところです。


 次回は、まだ私のいるところは梅雨入り前でしょうから、「青空スクールデイズ」でいってみたいと思います。いろいろと思い出すことがあるんでしょうか?

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