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CD Release

第174回 夏を彩る

はじめに

 舞台がだんだん本番に近づいていたり、毎週水曜日にはラジオの生放送もあったりと忙しい中、7月に発売されるまーちゃんの12本目のアルバム「Stories」も着実に動いているようで、まーちゃんのブログを読んでいたり、ラジオを聴いていると、少しずつ完成に近づいている様子が分かります。
 そんな中に、「今回は夏のアイテムを採り入れて書いていきたい」というような発言もありましたので、今回は夏のアイテムから、三つほど取り上げてみようかなと思っています。

花火

 最近は、ところによっては冬の花火大会なんていうのもありますが、やっぱり花火は夏の風物詩でしょう。隅田川の花火大会はテレビ中継されたりもしますしね。もちろん、お祭りの日に夜空に大きく花開く何尺球だけではなく、仲のいい人たちが集まってそれぞれが思い思いに手に取ってぱちぱちと火花を散らしているのを眺めるのもいいんですが。
 でも、なんか「花火を見ている曲」で私がパッと思い浮かぶのはやっぱりどーんと夜空に開いてる方なんですけどね。やっぱり、華やかだからそれだけイメージしやすいんでしょうか? で、さらにシチュエーションがみんなでわいわい見ているんじゃなくて、ひとりで見たときにふと楽しかったときのことやその時に一緒にいた人のことを思い出してる…って感じのほうが先に浮かんでたり。渡辺美里さんの「遅れてきた夏休み」とか、水樹奈々さんの「星空と月と花火の下」あたりですけどね。もちろん、たまたま好きな曲にそういうのが多いってのはあるんでしょうけど、花火は一瞬のものなので、消えた後に追憶の世界に入りやすいってところはあるのかもしれません。
 その一方で、消えた後に何かに歩き出すって言うのもひとつありえるわけで、サザンオールスターズの「君こそスターだ」でそんな決意のシーンがあります。はかなさの後にどんなものを見出すか、ということでしょうか。

暑中見舞い

 年賀状を出す人さえ年々減少傾向にある昨今、暑中見舞いを出した、あるいはもらった経験のある人はいったいどれだけいるんだろう…という気もしますが(苦笑)。ただ、逆に言えばそんな状況だからこそ、もし貰ったとしたら気持ちがふっと柔らかくなったり、何かの後押しになったりというところはあるんでしょう。渡辺美里さんの夏の曲で暑中見舞いが時に登場するのは、そのあたりが要因のひとつかもしれません。
 「おねがい太陽〜夏のキセキ〜」では単に季節の風物詩としての登場ですが、他の曲だとより状況に絡む感じで、「夏が来た!」で暑中見舞いの言葉が新しい二人の関係に踏み出すきっかけになったり、「遅れてきた夏休み」で覚えてたら暑中見舞いを…なんて願っていたり、わざわざ葉書に記して書くということが、何かを感じさせるところがあるんでしょうね。

日焼け

 言うまでもなく、サザンオールスターズには夏の曲がたくさんありますが、どちらかというとアイテムというよりは場所のシチュエーションで夏を感じさせてるのか、あまり物はパッと浮かんでこないんですね。場面場面で花火とか、もちろん出てきてますが。そんな中で目立つのは、アイテムと言うのかは置いといて、日焼けした体だったりします。
 1年中紫外線は降り注いでるなんて言うようにも聞きますが、やっぱりより強く降ってくる夏の方が日焼けはしやすいですし、あとは姿も水着だったり半袖だったり、開放的になりますし。それに伴って気持ちが開放的になれば「焼けた肌を愛しあい」なんてことにもなる…んでしょうか? サザンの曲にはけっこう出てくる表現ですけどね。
 で、夏が終われば日焼けは消えてくるわけで、もし恋が終わってれば、それとともにまた新しい自分になっていくなんてこともあるんでしょう。渡辺美里さんの「彼女の彼」で水着の跡が消えるまでに…というシーンがあります。そんなふうに、着実な季節や気持ちの流れを感じさせてくれるものともなっています。

最後に

 夏を彩るアイテムをいくつか探してみました。もちろん、他にもひまわりだったり夕立だったり、いろいろと思いつくものはあるでしょう。そんな中から、まーちゃんはどんなものを選んでくるんでしょうか? ジャケットは伊豆の海岸に撮影に行ったようですけどね。


 次回は「とぼうよ!」をキーに、何かしら思いついたことを書いていきたいと思います。新緑で、風の気持ちいいこの時期によく似合う曲ですしね。

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