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CD Release

第164回 ミルフィーユ

はじめに

 冬場になると、コンビニの店頭にもいろんなスウィーツが並びますが、ホント、この時期はそうしたものがおいしい季節ですね。私もちょっとコンビニに行くと、そうしたものをつい買っちゃったりしてます。まぁ、私の場合はミルフィーユとかよりはシュークリームとか、クレープとかそっち系統にいってますが。
 ともあれ、今回は幸せな日々をその甘さで表現した「ミルフィーユ」から、思ったことをいくつか書いてみようかな、と思ってます。あらかじめ断っておきますが、食べる関係の話は出てきませんので、あしからず(笑)。

あの時も、今も

 この曲を最初にじっくりと聴いた時に、実は懐かしさを覚えてました。もちろん、幸せな日々を甘いミルフィーユで譬えたことに対して、新鮮な感じを受けたのも事実なんですけどね。曲の中心は「二人で一緒に歩いていこうね」ってものですから、以前にも最近にも聴いたことのあるものなんですが、それでも懐かしさを覚えたのは、詞の表現からなんですよね。この曲の作詞はイズミカワソラさんですが、歌詞を感じてみて、「あの頃と変わってないな」って感じたのが、懐かしさにつながってます。
 私がソラさんの曲に最初に触れたのは、TVアニメーション「異次元の世界エルハザード」のEDだった「神様がくれた日」という曲ですが、その詞とこの曲の詞を並べてみると、ほんとに重なる部分が多いんですよね。例えば、「ありがとう、これからも…」だったり、「歩幅を合わせていこう」だったり。
 「神様がくれた日」は、ソラさんのデビューシングル「等身大の地球儀」のc/wに入ってて、発表されてからそろそろ10年になるんですが、それだけの時間が経ってても、大切に感じてるものはやっぱり変わってないんだ…っていうのが、懐かしさを感じさせるのと同時に、もうちょっと別の意味で気持ちを暖かくしてくれるものでもありますね。いい意味での不変、でしょう。

短いメールでも

 さて、この曲ではメールをもらった時に感じた暖かさから曲がスタートしてます。で、そのメールっていうのはとても短いものなんですよね。だから、「携帯に入ったんだろうな」っていうように状況を想像するわけですけど。ただ、その短いメールでさえも、気持ちをちゃんと伝えられるってのがいいな、と。ふとPS2ゲーム「メモリアルソング」のストーリーのひとつを思い出したのは、ケータイとPCのメールがストーリー上の重要な要素になってくるからですけどね。
 ホント、ケータイだと文字を打つのにもPCに比べて時間がかかるので、それほどの長文は打てない以上、普段の使い道としてはちょっとした連絡とかになるんでしょうけど、時にはこうしてなんでもないこと、あるいはちょっと気持ちに留まったことを伝えたりするのにもいいんでしょうね。もちろん、じっくり説明したい時にはPCでのメールのほうがよくなるんでしょうけど。
 でも、時にそうした短い言葉でも気持ちが伝わるのは、一番言いたいことに気持ちを凝縮するからなのかな、と思います。渡辺美里さんの「Cosmic Girl」だと、携帯電話って言い切っちゃってる中で、掛け値なしに短いだろうメールを送信したり、逆に返信を待ってたりする中での切ない気持ちが聴き所になってますしね。
 結局、気持ちを伝えるのは、言葉の量じゃないってことでしょうか

最後に

 というわけで、「ミルフィーユ」から食べ物抜きで(笑)思ったことを二つ書いてみました。で、曲全体の感想としては、こうしたところを踏まえた上で、まーちゃんの決意表明なのかな…って言うところに落ち着くんですけどね。まーちゃんの場合、「あなた」を聴く側全体への視線で使うことがありますし。この辺からも、別の種類の暖かさを感じられるので、この曲はけっこういろんな暖かさに満ちてるのかな、と思います。


 さて、次回は年明けライブ直前ですので、いつものようにそれに関して思うことなんかを書いてみようと思ってます。日程的に「Birthday」と「Star Tour」の両方を一気にやる形になりますね。

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