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CD Release

第143回 真冬のセレナーデ

はじめに

 気温にもよるんですが、先週の日曜日、深夜は雪が降っていたというところは、関東圏ではけっこう多いんじゃないでしょうか。実際、東京の西の端にいたときには雪がかなり降りこんできてましたし。お陰で、運転していてこわいところはけっこうあったんですけどね。まぁ、それはともかく、その時だけはさすがに冬の気候を感じていました。
 今回は、そんな時にぴったりの「真冬のセレナーデ」から、いくつか思ったことを書いてみようかな、と思います。

雪が降る中で

 この曲のシチュエーションだと、雪の降る日に、久しぶりに会う相手のところへ走っていって…というような感じですか。はっきりいって、気温としてはかなり寒いはずなんですけどね。4月に降ってたって、寒いものは寒いですし。それが寒くないのは気持ちの持ちようだったり、あるいは春の光景が雪の間に見えるからですからね
 と、話が逸れましたか。
 まぁ、そういう寒い状況の中で相手のところに向かっていけるのは、結局のところ、相手のことを想ってるからでしょう。陸上の長距離ランナーじゃあるまいし、寒い中を息を切らして…なんていったら、喉も痛くなりますしね。それでも、相手を想うそのことで気持ちが暖かくなってるし、何よりも会いたいっていう気持ちが強いから、寒い中でも走っていくんでしょうね。
 それは些細なものかもしれないけれど、ひとつの試練でもあって、だから渡辺美里さんは「雪の一日」の中で「愛を試されているね」っていうフレーズを出してるんじゃないかな、と思います。そして、それゆえにその試練を乗り越えて会いにいけば、あるいは会いにきてくれれば「心に残る夜に」なるんでしょう、きっと。

やっぱり…

 で、これはまーちゃんが、というか星舞さんが曲を書いたわけですけど、今のところ彼女の作曲は、9曲になりますか。少しずつですけど、増えてきてますね。04年以降アルバムが出る毎にひとつ入れてますし、「真冬のセレナーデ」が収録されているミニアルバム「プレゼント」は全部そうだから、それなりの数にはなってないとおかしいんですが。
 で、今までの印象としては、バラードは暖かく、アップテンポは明るく力強く…っていうところですかね。まぁ、「りょうおもい。」について、穏やかな印象も受けてますけど、あれはまーちゃんの歌い方からくるところだと思いますので。
 曲の印象は、アレンジからくる部分もけっこう大きいですけど、この場合はたぶん素直にまーちゃんが思うところをアレンジに反映させてるんでしょうから、まーちゃんが快いと思うところがストレートに出てきてるんじゃないですかね。つまりは、まーちゃんの気持ちの底の部分にあるものが出てるんじゃないか、と。もちろん、それ以外の曲でも、まーちゃんの気持ちに合うようなものをやってるはずで、だから最初の「愛しい時間」も、違和感はほとんどなしにアルバム「∞Infinity∞」に溶け込んでいたんだと思いますけどね。
 ともあれ、静かなバラードだったら「星空にお祈り」あたり、もうちょっとポップ感が出てくると「風のKiss」、アップテンポなものだと「恋の色」といったライン上にありつつ、どっかしらまーちゃんの色がより強化されて出ているんじゃないかな、と思います。あまりどこがどうとは言えませんけどね。今後、数が増えてくればまたそうしたあたりもより見えてくるんでしょうか?

最後に

 「真冬のセレナーデ」をキーに、2点ほど書いてみました。この曲の一番の特徴は暖かさなんですけど、実は「プレゼント」全体が温かみのあるミニアルバムなんですよね。前の「23degrees。」みたいに、そこをテーマに作ったわけじゃないはずなんですけど。やっぱ、何かを贈ることは気持ち暖かいことなんだ、ってことなんでしょうか。


 さて、次は「いたいのとんでけ」からいくつか書いてみようかな、と思います。まぁ、何か痛いことがあったわけじゃなくて、単純にフィーリングですけどね(笑)。

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