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CD Release

第135回 アルバム「かたおもい」

はじめに

 いよいよ「10 LOVE」の発売が今週の水曜日に迫ってきまして、それに伴い、ゲスト出演したラジオでは曲が流れ始めています。ちらっと聴いた感想としては、「やっぱ馴染むな〜」と言うところでしょうか。あまりクリアに聞けてないので、細かいことは発売日待ちですけどね。
 さて、「10 LOVE」は10本目ということで、いろんな意味で10という数字にこだわったところがありますが、今回は、その発売直前なので、1本目のアルバムの「かたおもい」を改めて聴いて、思ったことを書いてみようかな、というところです。

最初だからかな?

 とにかく、久しぶりに通して聴いて思ったことは、「すごく穏やか」だということでしょうか。もし、まーちゃんのアルバムは「SMILE×SMILE」ぐらいからしか聴いてないって言う人がいきなり「かたおもい」を聴いたら、「これ同じ人のアルバム?」って思うんじゃないかな、なんて感じてました。
 最近だったら、例えば「I'm in the Pink」みたいに元気を力強く叩き込むような曲もありますけど、この時は「ロマンチックだね」や「完ペキなスマイル」といった元気さが出てる曲でも、パワフルと言うよりは爽快さや穏やかさのほうが出てるように思います。もしかしたら、その辺が最初のアルバムということが出てるひとつの面じゃないでしょうか。
 最近、けっこう現れてるまーちゃんのパワフルな元気さって、多分「LET'S!!」あたりから少しずつ出てくるようになったんだと思いますけど、音作りや詞に関して、積極的にやっていく上で、まーちゃんが持ってるパワーが全体のサウンドに出てきたのかもしれないと思います。だから、最初のアルバムで、まずはいろんなことを吸収しないといけない段階だった「かたおもい」では、そうしたまーちゃんの面が少し内側に入って、これもまたまーちゃんが持っている柔らかさとか穏やかさが表に出てきて、それがアルバム全体の印象になったんじゃないでしょうか。

最初からあるもの

 さて、8月のFCイベントで、「コスモスガーデン」について、まーちゃんが「大津さんにはバラードを担当してほしくて」と言ってました。まぁ、まだその曲は聴いていないので、それとの比較はできないんですが、でも、大津美紀さんや岡崎律子さんの作品にあるようなバラードの心を静めつつ、でも確かなものも感じさせ…っていうような部分は最初の頃からずっとありますよね。
 前にも書いたと思うんですが、「初秋」を聞いて驚いたのは、「今日を歩いてる」って言ってることですけど、それは例えば「My wish」や「あの日のlove letter」にも現れてる想いですし、「かたおもい」で切ない中にも自分の気持ちをはっきりと掴んでるのは、たとえ状況は違っても「大好きな君だから」や「さよならの意味」、「ずっと好きでした。」にもあることですから。
 私もそうですけど、「まーちゃんのバラードが好き」って人は、まーちゃんが言うにはけっこうな数がいるらしいです。そうした人がどれくらい、「かたおもい」から聴いてるかは分かりませんが、それを求めてずっと聴いている面があるんじゃないですかね? 私自身、それを待ってるようなところもありますが。
 また、さっき「すごく穏やか」って書いたけど、それは今では聴けないわけじゃなくて、今でもまーちゃんは穏やかな曲を歌ってるんですよ、もちろん。「未来へ」とか「2004年のdiary」あたりが例になると思いますが。だから、アルバムを10本作る間に、パワーも穏やかさも、切なさも確かさも、いろんなものを出せるようになってきたってことじゃないでしょうか。

最後に

 久しぶりに「かたおもい」を通して聴いて、思ったことを書いてみました。最近は、一番新しいアルバム以外は自分で作ったベスト版を聴いてるもんで、アルバムで聞いて新鮮でしたね(苦笑)。でも、新鮮な状態で聴けたから、上に書いたようなことを感じられたのかもしれませんが。


 そして、次に書くのは、もちろんアルバム「10 LOVE」の感想ということになります。どんなものを聴けるのか、あと少しだけ、楽しみに待っていたいところです。

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