第122回　記憶に残る歌

はじめに

　「誰にでも　心に残っている　唄がある‥」っていうのは、PS2ゲーム「Memorial Song」のOPのテロップです。それはまったくその通りなわけですが、それがどんな曲でどんな場面か、ってことになるとほんとにケースバイケースなわけで。ゲームの方は恋愛アドベンチャーなので、二人にとって大切な曲ってことでは共通しますが、やっぱり場面はそれぞれ違いますしね。
　今回は、私の記憶でどんな場面でどんなのが残ってきたのかな、ってところをちょっと思い出してみようかな、と。ま、「男のなんて知りたくない」って言わずに付き合ってくださいな（苦笑）。

意識して

　ここに今までで何度書いてるのか分かりませんが、私は高校の時に「ユニフォーム」状態でした。当時はまだ…ねぇ。どうしたらいいのかわかんないうちに卒業しちゃったから、一応言うことは言ったけど…なんて感じ。それはともかく、在学中から何度かカラオケにいく機会はあったわけで、同じ部屋に入った時はだいたい「Oh! クラウディア」とか、卒業した後だと「素敵なバーディー(NO NO BIRDY)」とか歌ってました。やっぱり、気持ちを乗せたいって思ってましたからね。そんなわけで、この辺の歌はタイトルを聞いただけでなんか蘇るものがありますか。
　話は変わって、ここと掲示板の両方を当時見てた方、あるいはラジオそのものを聞いていた方は記憶にあるかもしれませんけど、とある時に「A Place in the Sun〜陽のあたる場所〜」をまーちゃんがラジオでかけたことがありました。もともとアルバム「ひまわり」が出た当時からこの曲は好きなほうですけど、それがあってさらに、記憶に刻まれたように思います。あれ以来、この曲は「好きな曲」というよりも「大事な曲」になってまして、今でも、やっぱり聴くとその頃の気持ちや、まーちゃんが言ったことを思い出すことがあるんですよね。
　とまぁ、恋愛のことにせよ、自分の立場のことにせよ、こうしてある意味意識して心に刻んだ曲ってのもありますね、やっぱり。私の場合、「DESTINY」もある意味ではこっちになるのかな?　イベントでまーちゃんに言ったことを実現されちゃったら、ねぇ?

不意打ち

　一方で、ホントに自分でそうしようとか考えないで聞いてて、いきなり気持ちに飛び込んでくることもあるわけですけどね。
　そうした時は、自分の心の中に曲に対応する下地ができてるってのが多いんですかね。イベントやライブで記憶に残ったし、そうしたところではかなり思い出すことがあるのが「恋の色」です。これも前に書いたけど、まーちゃんに約束したことを大阪でちゃんと果たしたんだから、と。だから、あの2コーラス目の冒頭はどっか忘れられなくなってるんですね。あるいは、高校の頃やその後を思い出させて、覚えてしまったのが「Still...〜ちぎれそうな同窓会〜」だったり、「かたおもい」だったり。「冬の陽」、「I'm always close to you」あたりもこの辺になるんでしょうね。
　でも、ホントに時々、他の何かをやりながら聞いていたら、突然強いインパクトを持って飛び込んできて、それで記憶に入ってきたってのもあります。そうした曲って、それ以降は自分の中で外せないところにまで来るんですよね。…っても、鮮明に覚えてるのは2回ぐらいですけど（苦笑）。一度目は渡辺美里さんの「I wish」。ワープロ叩いてたらいきなり手を止められた記憶が…。あと1回がまーちゃんで、「everyday」なんです。自転車こいで、橋の前の坂を登ろうとしてたらいきなり気持ちに入ってきたんだけど…今でも何でかわかんなかったり。その日、気持ちよく晴れてたのを覚えてます。でも、それ以来「everyday」はまーちゃんの曲の中でトップクラスで好きな曲です。今でも片手の中じゃないか、と。
　でも、不意打ち食らうとそのインパクトって本当に強烈で、忘れられなくなりますよ。例え、普段はなかなか聴いていない曲でも、その時の気持ちは残りますしね。

最後に

　なんか、いろいろ思い出してました。久しぶりにラジオを聞き返してたりもしましたし（苦笑）。こうしたことって双方向なんですよね。曲を聴いてその時のことや気持ちを思い出すし、逆にその時のことを思い出して曲が出てくることもありますし。でも、そうしたことができるのはいいことなんでしょうね、きっと。

　さて、次は色んなことが新しくなる時ですし、「未来へ」でいってみたいと思います。いつもの通り、曲からいくつかの方向に気持ちを飛ばして書きましょうか。