タイトルバー トップへ メールはこちらから
トップ歌に願いを>第89回

CD Release

承前

 まずは、前回にとっておいたものの答えから書いておきます。
 (00年)わたしからあなたへ:優しい約束〜TO MY FRIEND〜
 (01年)揺れる想い受け止めて:ひまわり
 (02年)声を聞かせて:やさしい右手
 (03年)いつでもそばにいる君の声が 力をくれる:STAGE
 (04年)君がここにいれば…:2004年のdiary
 前回書いたとおり、それぞれの年でまーちゃんの思い入れが深そうな曲から引っ張ってきてます。今年はちょっと例外になりますけど、大体こんなところだと思いますが、いかがでしょうか。

第89回 レモンパイ

はじめに

 秋も深まってきて、食べ物がおいしい季節です。季節の変化に合わせてかどうか、コンビニのパンのメニューもちょっと変わってきてて、夏場にはチリドッグみたいな辛目のものが多かったんですが、今はパイサンドとか、そうした感じのものが増えてきているように感じます。私がコンビニに行く時間ってのも関係してるのかもしれないですけどね。
 そうした変化が見えてきた季節だから、というわけではないんですが、今回は「レモンパイ」について、ちょっと思ったことを書いてみようかな…と思ってます。

素顔

 「ミントと口笛」のアルバムが出たときに、一番聞いてたのは「Babyblue」と「everyday」なんですが、多分その次ぐらいに「レモンパイ」は聞いてたかもしれません。あるいは「ミントと口笛」か「大好きな君だから」あたりかもしれないんですけどね。何で聞いてたのかなって思うと、やっぱり、まーちゃんの素顔が見えてきそうなところが好きなんだろうな、と。
 アフレコをちょっとハードだって感じたら、好きなレモンパイで気を晴らそうとしてみたり、コンサート前に着る服やコロンを迷ってみたり。ほんと、そこらへんにいる女の子っていう一面とそのへんには決して転がっていないはずの役者(声優)としての一面がが同時に見えるのが、この曲独特のものなんじゃないかな、と思うんですね。
 もともと、まーちゃんの歌い手としてのスタンスは「日常的なものを歌っていきたい」っていうところにありますが、普段は「女の子としての日常」っていうところが多いんじゃないでしょうか。それはもちろん、そうでないとおかしいんですけど、まーちゃんがこっちに見せている顔は役者としての顔なんで、そうした部分での日常って言うのもあるはずでしょう。それが見えてきてるのは、多分この曲だけなんじゃないかなと思います。強いて言えば、「聴かせてよ君の声」が入ってくるかな、という気もしないじゃないですけどね。まぁ、役者じゃなくってラジオのパーソナリティとしての顔ですが。

食べ物

 この曲はタイトルからして食べ物ですけど、曲の中に食べ物の話があると、それだけで日常的な雰囲気がしてきませんか? まーちゃんの曲で言えば「カレー日和」だったり、「SALAD DAYS」だったり、「そよ風とカフェオレ」もそうですか。やっぱり、何かを食べるっていうことは、日常的に欠かせないことだし、それが毎日できるっていうことは、どこかほっとさせてくれる幸せなことだから、こうした曲を聞いていると、暖かくって幸せな気持ちになってくるんでしょうか。
 多分、そうした面に思いっきりスポットを当てて作られたミニアルバムが麻績村まゆ子さんの「おかし」で、聞いていて楽しかったり暖かくなったりするようなアルバムですね。もちろん、曲のタイトルにはクッキーだのチョコレートだの、お菓子満載です(笑)。ちなみに、その最初のナンバーになる「勇気のクッキー」は、声優の日常が見えてくるっていう意味で、まーちゃんの「レモンパイ」に近いかもしれません。
 あと他の人だと……ゲーム「Symphonic Rain」で折笠冨美子さんが歌ってる「Hello!」とか、水野愛日さんの「東京カーニバル」なんてところで、何かを食べてて楽しかったり、ほっとしたりっていうような場面がありますね。面白いのが、折笠愛さんの「menu」って曲で、男を振っちゃおうっていう歌なのに、曲調とシチュエーションのせいもあって、軽やかでどっか満たされたような雰囲気があったりするんですね。
 繰り返しになりますが、やっぱりちゃんと食べられるっていうのは、心を満たしてくれるんでしょうね。

最後に

 …ところで、ふとした疑問。レモンの旬っていつでしたっけ?
 それはともかく、レモンパイから、最後には食べ物の方にちょっと目を向けて見ましたが、いかがでしょうか。でも、やっぱりまーちゃんのスタンスだから、食べ物を歌ってるところが多いってのはあるかもしれませんね。書きながら、堀江由衣さんや水樹奈々さんの曲のタイトルを見てざっと思い浮かべてたんですが、意外と出てこなかったです。まぁ、食べ物を出さなくっても日常感を出す方法はあるとは思いますけどね。
 また繰り返しですが、ほんと、この曲に関しては日常感と素顔が見られるのがいいんでしょうね。


 続けて食べ物の話になりかねませんが…時期が時期なんで次は「カレー日和」いってみましょうか。

Top | Past & Now | 作品紹介 | Data Files | 歌に願いを | Event Report
Photograph | まーちゃんラジオメモ | 管理人室 | 更新履歴 | Links | Contact
©2001-2025 by TyM