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CD Release

第61回 ライブで私も考えた?

はじめに

 う〜ん、驚いた。何がって、横浜の夜の時のまーちゃんの告知ですね。冬のライブはいつものことだし、もう、「SMILE×SMILE」のイベントで知ってましたしねぇ。ライブDVDも、AXの時のものだったり、出るのが早かったり(10月22日発売)っていう意味での驚きはありますけど、予想されたことではありますけどね。
 で、結局何が驚いたかって、「秋」ライブなんですね。まあ、ファンクラブに所属している方のところには、もう先行発売の案内が届いているとは思うんですが、秋に野外で決行ということを聞いたときは、さすがに飛び上がりました(こう見えても跳ぶときはけっこう跳びます)。こんなにも早くまたまーちゃんの歌を生で聞ける機会があるのは、本当に嬉しいですね。
 で、今回はそのライブ、「白」と「青」の空の下でまた騒ぐ時のために、ちょっと自分で思ってることを整理しておこうかな、と。雑多なことを書きますので、よろしく(いつものことだけど)。

(こういうときに)聴かせたいのは歌なんだ

 いや、本職で(あるいはそのひとつとして)歌を歌っている人に対して、こういうことを言うのはおこがましいんですけどね。
 今回、まーちゃんは「聴かせてよ君の声」でこっちに振ってきました。特に、横浜の時は会場を4つに割ってそれぞれに歌ってもらったりもしてましたしね。ま、それはいいんですけどね。
 ともあれ、こういうときとか、「がんばって!」とかで、こっちが歌って返す時があるわけですけど、そういうときに、メロディ無視ってことはやっぱできないわけですよ。多分、ブラスバンドにいたせいだと思うんですけどね。
 そういうところが自分にあるから、例えば「DESTINY」の頭でみんなが叫んでる時に叫べなかったりするんだけど……。これは、みんなが「まーちゃーん」って叫んでる時のこととは別の話。それができないのは、いまだに恥ずかしいからだから。
 そういうことができない分、まーちゃんがこっちに振ってきたときには精一杯(メロディを無視せずに)歌おうと思ってるし、そういうところじゃなくても、例えば「Yeah!」とか「Hey!」とかって時は、目いっぱい叫ぼうと思って、そして実行してるわけですけどね。
 (余談:「パーティ☆タイム」に歌詞としてそういうところがあるんだよね。横浜の夜の時はハイテンションになってたから、そこでも叫んでたよなぁ)

そして体が歌いだす…

 「ぎゅっと」とか「STAGE」みたいなバラードを歌ってるときのまーちゃんって、顔がちょっと右を向いてて、左手を顔のあたりまで上げて、そこで曲に合わせて色々やってますよね。まあ、みんなはそうしたときあまり体を動かさないで聞いていると思うんですけど(見た感じ、ね)、私はどうしても、そうしたところで手が動くんですよね。別に、まーちゃんのまねをしてるわけじゃなくて、自分の心のままに、ですけど。
 で、そうしたときには、大体メロディに合わせてることが多いですね。どうも、車に乗るようになってから、車で聞いてるときに、(オートマだから)空いている左手を動かすようになってるんですが、多分、それがそのまま出ているんじゃないかと。
 また、前にもどっかに書いたと思うんですけど、腕を振るにしても、曲に合わせた振りかたをしたいってことは常々思っています。今回、「とびたつ季節」がそうなってきたのは素直に嬉しいんですが(これもやっぱり「曲の成長」ってことなのかな)、「Dream」なんかは、もっと大きく、ゆっくりと腕を動かした方が合うんじゃないかな、なんて思ってたんですけどね。
 そうした、曲の動きに合わせて体を動かすことを、最近では「体が歌う」って自分で言ってます。実際に声を出すとなると、できるところとできないところがどうしても出てくるんですが、体を動かすのは、別にできないところってないですから。だから、曲とより一体になろうとして、体が動くんじゃないかな、と。
 (余談:横浜じゃちょっと大人しかったけど、AXとか大阪の時はバックのメンバーの体の動き方もすごかったんですよね。特にキーボードの渡辺氏が。曲に気が入ってくると、どうしても体って動くんですよね)
 その延長線上だったんですかね、あれは。何がって、「Dream」のあの振りなんですけどね。手話でやってるから、本当に体で言葉を表現しているわけで。でも、実はあれはついてくので十分大変だったんですけどね。
 ともあれ、そうして体を動かすことで、より自分が楽しんでるっていうところは、確かにありますね。

想いはひとつずつ重なって…

 話はがらっと変わります。
 ライブではもちろん、曲にのることで、あるいは曲の世界に入り込むことで、自分の気持ちを高揚させて楽しんでるわけなんですが、それでも、ふとした時に何かを感じてしんみりしてしまう時ってあるんですよね。バラードを聴いているときに限らず、徹底的にノリのいい曲を聞いているときにだって、そうしたことはあります。
 例えば……。
 去年の夏のこと。野音でのライブの後、ひとまずの感想をメガスマに送ったんですが、それが読まれてしまったという(苦笑。本題は追伸に書いた、「Babyblue」と「everyday」に関するお礼だったんだよぉ)。で、その中に「後2回ほど行くと思いますが…」なんてことを書いてあったんですね。それを聞いたときに思ったのは、「やば…。全国的に約束しちまった……」。
 翌日。大阪のライブ(夜)の最初。あの時は「恋の色」からのスタートだったんですが、その2コーラス目の「約束を叶えるたびに…」っていうフレーズを聞いた瞬間、思わず、「ここに来たよ。約束はひとつ果たしたよ」って、そんな気持ちになってました。
 今年、また大阪に行った時にも、「恋の色」の同じところを聞いた瞬間、そのときのことを思い出して、ちょっと心が静かに満たされてましたね。ああいう活気のある曲なのに(笑)。
 一方、今回のSHIBUYA-AXの昼の時。今年の夏、「Pure♥」のイベントで「DESTINY」について、まーちゃんとああいう会話を交わしたわけですが、それがまさか現実になるなんて思ってなかったから、MCを聞きながらパニック寸前(苦笑)。まーちゃんがあの曲について言うことって大体決まってるから、途中で何歌うか分かるんだよね。で、歌を歌ってるときも、「聞きたかったDESTINY」がそのとおりに聴こえてくるもんだから、もう、ただ「ありがとう」ってそれだけが頭の中を駆け回ってたりして(笑)。
 それ以降、「DESTINY」っていう曲に対して、自分の意識が少し変わったことは事実。聞いているときにしても、カラオケで歌うにせよ、自分の気持ちが今までより深いところから動くような、そんな感じがしてます。実のところ、私は「DESTINY」ってそれほど大切ってわけでもなかったんですけどね。この夏のライブで、自分でMDを作る時にも欠かせなくなっちゃったかな、と。
 だから……なんていうのかな、ライブのときって、それぞれの歌に対する想いをひとつずつ重ねて、より自分にとって大切なものにしていく場所でもあるんじゃないかっていう気も、してきます。「ぎゅっと」なんて、ライブで聴いて好きになった曲ですしね。

最後に

 ってな感じで、今回のライブで個人的に思ったこと、感じたことを書いてみました。上に書いたこと以外にも、大小問わずですが、ライブ会場で気がつくことや思うことって多いんですよね。今回だったら、チェロの音の温かさにはっとしてたりもしてましたし、去年は「Over the Rainbow」を聞きながら、高校の頃を思い出してたり。
 ライブのときって、もしかしたら心が高揚しつつも感受性、あるいは創造性の枠って広がってるのかもしれませんね。


 次は9月28日の更新の予定です。この時期だったら、この曲でちょうどいいでしょう。「初秋」をいってみたいと思います。もともとのバラードリスナーの本領が発揮…できるといいんですけど(苦笑)。

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