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CD Release

第45回 朝の歌

はじめに

 改めて、あけましておめでとうございます。2003年がスタートして、10日あまりが過ぎました。今までのところ、いかがお過ごしでしょうか? まあ、ここに来てくださってる皆さんは、今のところまーちゃん漬けって人が多いんだと思いますけれど。なんせ、3日からライブ&イベント攻勢ですしね。参加できるところはきっちり楽しんでくださいな。
 さて、年も明ければ夜も明ける、新しい何かは毎日始まっているわけでしょうね。今回は、そんな、何かの始まりの時間(あるいは時期)じゃないか、ということで、「朝の歌」をいってみようと思います。

いろいろな朝

 私は深夜勤専門の人間なので、帰りが朝ということが毎日だったりします。それでも、夏場はもうすっかり明るくなっている時間に帰るわけですが、今の季節はちょうど夜が明け始める頃に帰ってくるんですよね。そうすると、帰ってきながらしだい次第に明るくなっていくのを目の当たりにすることになります。
 真っ暗で何も見えなかったのが、次第に物の形がはっきりしてきて、さらに周りを見ているとやがてその色までもがきちんととらえられるようになる…。その過程をずっと眺めていると、時々すごく神秘的に思えることがあります。暗いところはけっこう怖かったり寒かったりしますが、それが光に照らされることで霧消し、安らぎや暖かさに変わるってことがあるんでしょうね。そうしたものを感じたことで、新しい活力を得て先に進んでいく力が出てくる、と、朝はそんな時間なのかもしれません。
 いろんな歌を見ていると、こんな視点で書かれている朝が一番多いんじゃないかな、という気がしますね。「はじまりはここから」や「やるじゃん女の子」なんてあたりが入ってきますかね。
 男声ボーカルに時々あるように思うのは、「夜を過ごしていたらいつの間にか朝になっていた」パターン。どんな夜かは、まあそれぞれのシチュエーションにもよりますが。「モーニング ムーン」だと、互いにどっか頼りないような、だけどどっか信じられるような、そんな時間を過ごしてきたんだろうと思います。一方で、「それでも時は」の場合、夜の間をずっと何かを思い出しながら歩いてきて、朝になってふと気がついたら、自分にとって大切などこかに帰ってきていたという状況でしょう。

まーちゃんの朝

 まーちゃんで「朝の歌」って言って、一番先に思いつくのはやっぱり「完ペキなスマイル」なんでしょうね(いや、個人的には「ロマンチックだね」なんだけど…作中に「帰り道」ってあるけど、どーせ俺の帰りは朝だし)。もともと、この曲自体、前の日に感じていた不安が朝になって消し飛んだ、という感じで、オーソドックスな「朝の歌」なんですけどね。まーちゃんの歌い手としての活動を考えた時、ファーストアルバムの最初の曲としてこの曲が使われているっていうのは、ものすごく象徴的なことだな、と改めて思ったりします。これ以外でオーソドックスなところは「am↔pm」とか「SALAD DAYS」ってあたりになるのかな?
 まーちゃんの場合、「夜の延長線上の朝」っていうのはとりあえず思いつかないけど、「夜の先にあるのが信じられる朝」っていうのは時々あって、例えば「X'mas time Hold me tight」で夜明けまで手を離さないで言ってるのは、朝になって不安が消えるまでってことでしょうしねぇ。「A Place in the Sun〜陽のあたる場所〜」では、朝の気配を感じて、それをめざして歩いていってるわけですしね。
 で、「不安が消える朝」っていうのなら「caress」かな? 心の中がすっきりして、不安も消えて、安らいだ気分になって…もう1回眠たくなるって(苦笑)。なんか、「おはよ〜、あ、まだ6時半だ〜、もうしばらくおやすみなさ〜い」って世界に感じるのは気のせいでしょうかね?

最後に

 本来、朝って一口に言っても、晴れた朝ばっかじゃないわけなんですが、イメージ的に、朝ってのはお日様が昇ってすっきりっていうものでしょうしね。だから、今回上がってくるのもそんな曲が多いんじゃないかな、というように思うんですが、どんなもんでしょう?


 次は1月26日の更新です。私も年明けのライブにはきちんと行ってきたわけですが、そこで不思議な思いをいくつかしてきたので、次はそれについて書いてみようかな、と思っています。

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