・「Clock Hands」は時計の針という意味。
・今回も新しい方に書いてもらったのもあって、私を客観的に見て、今までの時と、これからの先をつないでいくことが大切なんだと教えてくれているような世界観なので、歌っていてまた新たな新鮮さを感じた。
・決め打ちで、世界かを具体的に提示して書いてもらった。
・曲は睦月周平氏に4〜5曲作ってくれた中からスタッフも含めて満場一致で選んだ。アレンジも前向きでキラキラした感じで進めて、そこに後から詩を書いてもらった。
・MVは時を刻むといことをどのように表現できるのかな、というのがあった。時計の針なんだけど、べたにと景観を出したくなくて、それでも時計の針や時の流れを感じさせるもので何がいいかを考えたMV。

　今までメインで作ってきた歌の世界をベースにしつつ、なんとなく新味も感じるのは、ストリングスとリズムの組み合わせ方かな?　少し早めの、しっかりしたビートと厚みがあって流れるようなストリングスっていうのは、あまりなかったようにも思えるんだけど。
　伝えてくるメッセージも、「今までのことを受け止めて、これから先のことを見つめて歩いていこう」っていう感じになってて、それを歌と音の両面で表現していると思う。そういう意味で、20年目のスタートの曲にふさわしい、そんな1曲に仕上がってるっていう印象を受けた。

　MVでは、まーちゃんが見せる温かさとか柔らかさといった部分が、ソフトフォーカスですごく強調されてる感じの映像が見られる。朝の光だったり、逆光だったり、夕景、夜の暗い中って感じで、時間がいろいろと過ぎてく中で、根底にある変わらない気持ちっていうのを、まーちゃんの表情が見せてて、そこにある確かさが伝わってくる感じなんだと思う。