いいって言ってくれる人はたくさんいたんだけど、ベストにっていうことだと意外。コンセプトが明確な分、まーちゃん自身では候補にほんのちょっとしか入らなかったらしい。

チョコレートコスモスについて本で読んだことをソラさんと話してたら、「それで曲を作ろう」ってことになったらしい。「やっと出会えたね」っていう気持ちを込めて。

今回のミニアルバム(｢23degrees。｣)で一番詞に悩んだのがこの曲だったとか。｢チョコレートコスモス｣という花のことを知って、｢これを詞にしたい｣と思ったものの、スタッフには｢絶対できない｣っていわれた(事実、一度出来上がった詞を｢ありえない｣って言われた)りしたものの、イズミカワソラさんのアドバイスで、今ある、手紙のような形になったそうです。

チョコレートコスモスっていうのは、バレンタインのころではなくて春に咲くから、｢もう少し早く咲いてたら、女の子の気持ちを伝えるのにいい花なのに｣っていう気持ちを、遅かった出会いを体験した自分に重ねている女の子を描いた曲。だけど、｢あなたに出会えたから、私にも春が来てるんだよ｣っていう、花が咲いたような女の子のきゅんとする気持ちも詰め込んでいるとか。だから、その花の悲しさと、歌の中の女の子の幸せな気持ちの違いを感じてほしいな、と。

音の方はポップで楽しい感じなんだけどね。｢チョコレートコスモス｣に象徴される昔の自分の恋の悲しさがスパイス(…って言っていいのかなぁ)として今の楽しさを、音と一緒に引き立ててる。なんて言うか、お菓子を作る時にも、砂糖だけじゃなくって、塩もちょっぴり入れることでより甘さが引き立つんだけど、そんな感じなのかもね。