・MVでカメラを持って撮っているのは、ヒカリを収めるっていう意味合い。暑い日だったから、マイクも汗をかいちゃって大変だった。一応通行止めにはしてたけど、それでも通りかかる人がいて、気持ちよく歌ってるのがそれで止まったりもした。

・光の先に続く道を、君と共に歩いていきたい。
・アルバムのデモテープから一番最初に選んだ曲。アルバムを作るに当たって、どんな曲を歌ったらいいかをスタッフと話している時に、前向きだけどどこか切ないということで、エモロックの感触（SEKAI NO OWARIの「スターライトパレード」のような）のを勧められた。そういうのがいいかもと、最初にそういうものでデモをお願いして、5、60曲集まった中から「まずやっぱりこれだね」と決まったのがこの曲。第一印象で、コードからメロディから、絶対これだといって決めた。その時についていた詞から、自分なりに解釈を変えたり、ちょっとやり取りして作っていった。
・切ないけど甘いというところにものすごいぴったりはまった。きっとこれからもかけがえのない楽曲になるんじゃないかと思う。
・光って言うのは、常にあるのかなと思うと、「もしかしたらそれが見えなくなったときに」といったように、後ろ向きに感じてしまうこともあったりするけど、きっとそんな思いをした先には必ず輝く道が待っていると思えば、また一歩踏み出せるんじゃないか。背中を押してあげられる曲になればいいなと思う。
・出会えたことで生まれたものが多い分だけ、出会いは大切にしていきたいと思うし、それにありがとうと思う。でも、ずっと一緒にいると出会えたことのありがたさ、喜びを忘れてしまいそうになるけど、願っても出会えないこともあるわけだから、一度のその瞬間は何にも換えられない宝物だと思うし、それがあるから今こうしていられるんだなと思う。

・MVの撮影でゲリラ豪雨にあって、もともと1日の予定だったのが2日がかりの撮影になったけど、その分、倍いいものが撮れた。雨上がりに虹が見えたのがすごいロマンチックだった。2日目も、晴れてる雲に虹がかかってた。

・50数曲デモをもらった中で最初に決めた2曲のうちのひとつ。第一印象で「これだ」と思った。共に歩いてきた人たちと光の先へ一緒に歩いていこうという前向きな曲。ふと、その光を見失ったときという感情が生まれると、切なさが生まれるという、甘さとそういうのがあいまった曲。

・エモロック風の曲がほしいとオーダーした中で、一番気に入ったのでリード曲に。応援してくれる皆さんへの感謝とまだ先にあるヒカリに向かって一緒に歩いていきたいという想いを乗せて。
・MVはまっすぐな道と緑の中でヒカリを追いかけているイメージ。「ミントと口笛」の時とは違うスタッフなのに撮影場所が一緒という偶然で、懐かしさのあまりセンチメンタルに（笑）。ゲリラ豪雨にあって、2日がかりの撮影になったけど、両日とも見えた虹はきれいだった。

・光の先にあるきらきらを目指して歩いていきたいという気持ちをテーマにした曲。
・曲をもらったときについていた詞に、考えながら一緒に作っていった。

・MVは光と風を感じながら、緑の中で、どこまでも続くまっすぐな道の中で、歌を歌っている。そんなまっすぐな想いが届けば嬉しい。

日々過ごす中で、もちろん昔のことを思い返すことはあるんだけど、それは結局は昔のことで今更戻って体験しなおすことはできないんだよね。その昔あったヒカリに恥じないようにするにはどうすればっていうことなんだけど、結局はその先にある今そばにある人や事を信じて、日々をしっかり駆けていくしかないのかな…っていう気持ち。出会いから始まってるいろいろな大事なことを、ストリングスの流れるようなメロディに乗せて…っていう、とってもまーちゃんらしい曲になってるように思う。ちなみに……今までに触れたキーワードがたくさん出てきてるような気がするんだけど（笑）、そうしたところもまた、まーちゃんの歌に長いこと触れている人たちにとっては、いつか見たヒカリってことで、曲の世界のイメージを増幅させてるんだろうね。
PVは、光があるから見えること、そして、その時々の光での見え方の違い、そうしたものをしっかりと見て、まっすぐにっていうような気持ちが伝わってくるように思う。そして、まーちゃんと周囲の映し方の対比で、その見えるところに何があるかは分からないけど、自分自身の気持ちはしっかりと持っていようっていう意思が表現されているんじゃないか、と。夏の光の下なんだけど、決してはっきりくっきりしたものだけって言うわけじゃなくて、ソフトな捉え方の中で、伝えたいことはしっかりとというような、浸透力に重点を置いた表現のような気がする。