一番未来を見つめてる曲だと思う。この双眼鏡をずっとのぞいて、未来に向かって歩いていきたい、と思う。
デモをもらってたのは1年前。そのときから「いつか形にしたい」とは思っていた。

「無限ってどこまで?」って疑問だった時に、「銀河」って言うキーワードを堂島氏がくれたので、「光は、その果てまで、自分たちの生まれる前から未来へと同じまま照らしてくれてるんだな」と詞が浮かんだそうです。そして、無限は、空とか海とか色々あるけど、今いるこの場所を照らしてる光は、ずっと変わんないんだろうな、と。
サウンド的には、メロディが「君といたmemory」のような80年代の雰囲気だったので、アレンジもそのようにして、弦に動いてもらったり、イントロではまた弦に無限に広がる光のイメージを表現してもらってます（そこから無限の世界へ入ってほしいとか）。あと、ちょっと韻を踏んでみたところもあるので、そうしたところも聴いてみてほしいな、と。

無限に続くもの、例えば愛や夢、輝き……銀河まで続いてるし、ずっと見ていてくれる。そして、銀河から来る星の輝きや空は、昔から変わらない輝きのまま、今や未来に続いていく。

この曲みたいな、とことんまでの長い目で見る感覚って、日常に追われるとつい忘れがちになってるんですけどね。空を見たりして、そうした無限に触れたときに、萎縮してもおかしくないのにそうならないのは、無限の中にきちんと自分の立ち位置があることを感じたり、無限の先だって、見えるところにあるのかもしれないからかもしれません。この曲は、そうしたことを明示的に、あるいは暗示的に聞かせてくれるんじゃないでしょうか。
あと、この曲みたいな入りで、アルバムの最初、あるいは最後にこなかった曲っていうのは珍しくって、ぱっと思いつくのは「ひまわり」ぐらいですかねぇ?　それも新鮮だったりします（笑）。