このときは「さわやか」なのがテーマかな、と。まだ、タイトルについてどうしたい、というのはあまりなかったかなって頃。
また、この頃から歌に対する情熱が出だしてきている。スタジオで長谷川さんがギターやピアノを弾いてくれてたり、岡崎さんがコーラスを入れてくれてたのが目に浮かぶ。まーちゃん自身も、製作過程をすべて見たい、ということでスタジオにいたので、その思い出が多い。そして、ここに収録されている曲があるから、今がある、あるいはこの曲たちが支えてくれているって内容。
ジャケットは…今だったら選んでないのが多い（額が出てたり笑ってなかったり…笑ってみてもシャッター押してもらえなかったらしい）。しっとりしたのがいいな、というコンセプトで、今の派手好きな飯塚雅弓からは考えられないシックな作品になってる。

このアルバムは、制作時に自分の｢こうしたい、こんな歌を歌いたい｣ということを長谷川氏以下スタッフに全部伝えて出来上がったものなので、普段考えていることや感じていること、夢見ていること…要するに、ありのままの自分がぎゅっと詰まった1枚になった、とのこと。

2本目のアルバム。いろいろな色を合わせてみて、自分にはどれが似合うかを考えていた前作が生きて、ここでは自分の色がはっきりしたような気がします。その代表格が、「ミントと口笛」、「ストロベリーキャンドル」、「DESTINY」の３曲でしょう。バラードの方でも、まーちゃん独特の、「前を向くバラード」になってます。ところで、ライナーノートの裏表紙に、ミントの香りがするインクがありますが、あれをこすりすぎてなくしちゃった人、いませんか?