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バースデースペシャルイベント2020〜オンリー1ステージPart III〜
2020.01.03 @ 東京都世田谷区・下北沢Voice Factory
1st stage:元気と希望の季節
会場入りして、適当に雑談したり、BGMを聴いたり、携帯で箱根駅伝の中継を気にしてたりしているうちに、いよいよ開演の時間。もともと薄暗い会場の照明が落ちて、逆に明るくなったステージ上にまーちゃん登場。歓声が沸く客席と一緒に、「1、2、3、4!」の掛け声でライブがスタートする。最初は「It's a beautiful day〜永遠に続く日々〜」から「がんばって!」の2曲。春と言えば旅立ちでしょ、という感じの2曲で会場の温度を上げていく。そこから、新年のあいさつを兼ねての最初のMC。こうした機会が1年に1回になっちゃってるのを残念に思いつつ、できることは喜ばしいから、しっかり楽しんでいこうっていう意思を感じた話だった。そこから、ライブのテーマの説明。必ずしも文字通りの春や夏っていうわけでもないよ、という注釈付き。とは言うものの、MCが明けてからの2曲は「ミントと口笛」、「ロマンチックだね」だから、割と素直に春や夏の季節感だったりするのがなんとも。次のMCでも言ってるけど、キャベツ畑だったり、新緑の土手道だったり、MVをどういうシチュエーションで撮ってるかってのはあるかな?
「次は春を待ちわびる曲」という紹介から、「チョコレートコスモス」で次の場面に入っていく。会場を温かい雰囲気で包んだ後は、夏の爽やかさをもって「Capri blue☆friend」、「remember」と続けていく。その中に、どこか温かい雰囲気もあったりするのは、まーちゃんのお得意なところなんだろうね。「水を飲むタイミングが分からなくてね〜」みたいな四方山話のMCがここで入る。そして、もう一度、春に向けての希望の曲の「春、君想フ」、そして大切なものに思いをはせての「君の笑顔は僕の宝物」を歌っていく。こういう時のまーちゃんはしっかりメッセージを届けてくれるな、と。MCはまーちゃんの正月模様。おみくじを引いたら…というところで以下次回(笑)。「夏と言えばどんな季節?」という問いかけで曲に導いていく。正解は「とびたつ季節」だった。ここからはみんなで一緒に動いたり、掛け合いがあったりという時間。続く「Yeah! Yeah! Yeah!」から「I'm in the Pink」で会場も一緒になって楽しく盛り上がった時間を作っていった。そして、メインステージ最後の曲「Eternity〜ひとひらのlove song〜」で、これから先も一緒に寝、という願いを確かめた。
アンコールでまーちゃんが戻ってくるまでの時間は、意外と短い。ちょっと水を飲んで(裏では気兼ねしなくてもいいしね)、汗を拭ったらすぐに出てくる感じ。「呼んでくれてありがとう」っていう事を話してから、「いつもの帰り道」でこれからへの意思を歌っていく。そして、「またすぐに会えるよね」って、次のステージのことを念頭に置いているのかどうか…なMCから、「またね。」でこの日の1本目のステージを終了した。まぁ、カレンダーを買った人にはサインを入れてくれる時間がこの後あったから、まーちゃんがステージから完全に下がって休憩に入るのはもう少し先になってたんだけどね。
2nd stage:想いの暖かさの季節
数時間後、まーちゃんが軽い食事をとったのかどうかは分からないけど、夕刻になって第2部のスタート。今度は想いを込めてゆっくりとしたスタートから、すぐに加速する「キミと逢いたい明日のために」。冒頭が終わってストリングスのサウンドで勢いをもらうと、すぐに会場がヒートアップする。その勢いのまま、冬の夜に空想を膨らませるような「ストロベリーキャンドル」に続いていく。もちろん、聴きながらは空想するというより、みんなで一緒に動いている方がメインなんだけど。こちらでも、最初のMCではライブの趣旨の説明。やっぱり素直に秋・冬とは限らないよ、との話だった。そこで、傍らに置いてあるテーブルから、おもむろにピアニカを手に取ると、「そよ風とカフェオレ」でライブパートがスタートしていく。今、カラオケライブになってるから、こんな感じで生楽器が聴ける場面は割と嬉しかったりもする。そこから、「Shooting Star」に続いていく。あと何時間かで、しぶんぎ座流星群のピークになるけれど、ここでは今が流れ星のピークかな…なんてことを思ったり。みんなでどこかにある流れ星を指さしてたりもしたしね。
まーちゃん自身はペルセウス座流星群の時にいくつか流れ星を見たよ、なんて雑談をしてる感じのMCで和やかな空気を作り出した後は、じっくりと想いをつなげていく場面に入っていく。まずは「コスモスガーデン」で暖かな想いを生み出してから、「ゆびきり」でそれをつなげていく。そして、少しおみくじの「半吉」ってどんなのなんだろう、みたいなMCを挟んだ後、今度は「アクセル」、「はつこい」と最初のころを彩って、今でもみんなが喜んでくれている2曲で、一緒にいる時間を長さに想いを馳せていった。もちろん、クリスマスの頃にも気持ちを飛ばしてもいるんだけどね。「なんか続けて歌いたくなるよね」ってところから、MCの話を始めていく。そこから、飯塚家の正月模様その2。色々と縁があってまーちゃん宅に遊びに来た小学生との交流の話をしていたり。
いよいよライブの終盤。「恋の色」、「僕のパートナー」、「Clock Hands」と盛り上がる曲を続けていく。もちろん、まーちゃんの場合、単に盛り上がるだけじゃなくて、そうしながらもどこか気持ちが暖かくなるような部分っていうのはあって、そこは今でもしっかり伝わってくる。みんなが一緒にできるだけ動いて、会場の空気を厚くも暖かくもしたところで、最後の曲を紹介。そこから、まーちゃんが後ろに置いてあるかごを手にとって「飛ばせ!!」でみんなと気持ちを飛ばしあう。いや、飛ばしあってるのは気持ちだけじゃなくてかごの中に入ってたボールもだったりするけれどね。曲とかごの中のボールが終わったところで、まーちゃんが「ありがとうございました」と一礼して、裏に下がっていった。
アンコールに応えて、まーちゃんが戻ってくる。そこで、みんなに携帯を準備させて「シャッターLOVE」にのせての撮影タイム。後でまーちゃんがチェックするってことだから、何とはなしに慎重に場面を選んで撮ってたり(笑)。少し話を挟みながら、みんなでたくさん想いを乗せてきた「君といたmemory」、「聴かせてよ君の声」でまた気持ちを交わしあって、またまーちゃんは退出。それでもまだ終わりにできないみんなの声に合わせて、まーちゃん三度入場。自分の携帯でブログ用の写真をみんなと撮影してから、「みんなで」一緒に歌って、ライブを締めくくった。そして、その後のカレンダーのサイン会の準備、と見せかけて、まーちゃんに贈るケーキの準備がステージ上でされていく。スタッフに促されたのか、まーちゃんが入ってくるとみんなで「Happy birthday」の合唱。感極まったまーちゃんが、泣きながら感謝の言葉を心のままに話していく。なかなか思うに任せない状況の中、それでもこうしてできることは嬉しいけど、やっぱりもっとしっかりした形でやりたいって思ってる部分は少なからずあるようで、そこでの悔しさも伝わってくる内容だった。それ以外に、ちょっと家族の前で言っちゃっていいのかなってことも口走ってたような気もするけど。まーちゃんの意思は確かに感じられたし、それがあるんだから、やっぱりこっちはちゃんとできるように応援していかなきゃ、という気持ちになった最後の時間だった。もちろん、その後に本当にカレンダーのサイン会はあったんだけどね。
感想
まーちゃんが言うように、本当はもっとライブらしいライブをしたいし見たいっていう気持ちは、多分双方にあるんだろうけどね。それでも、今の状況の中でできることをしっかりやっていくことも大事なんだよねって、20回目の1月3日に感じたわけで。これだけの間歌い続けて、みんなが待ち続けてる時間をしっかり継続してくれるまーちゃんに感謝、っていうのがまず最初に来るね。
その一方で、1年1回になってる影響っていうのももちろんあって、ちょっと歌の調子自体がスロースタートだったかなっていう気もするんだけど。それでも、しっかり伝わってくるものができてるし、ステージにいる間でちゃんと自分も聴く側も修正ができてくるのは、まーちゃんの経験のたまものなんだと思うけどね。それに、歌の場面でもそうだし、それに付随する盛り上げ方の場面でも、今までの経験からいろんなものを持ってきて、みんながいろいろな形で楽しめるようなものを作ってくれてるから、やっぱりまーちゃんはエンターテイナーなんだろうなって言うように感じる。
とにかく、続けることの大変さを感じる一方で、いずれはまたしっかりとした形で作っていきたいっていう意思も感じるし、それがあればきっとまたいいライブができるんじゃないかなって思う。そのために、今はできることをしっかりやっているっていう、過程の中にいるんだから、お互いに先に向けての気持ちを持ち続けることが大事なんだろうなっていうことを思った、そんな年明けの時間だった。
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