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バースデースペシャルイベント2019 〜オンリー1ステージPart II〜
2019.01.03 @ 東京都世田谷区・下北沢Voice Factory
赤:想いや情熱の色
会場に入って、BGMを適当に聴いていたり、「どんな感じになるかな?」なんて雑談をしているうちに、やがて照明が暗くなって、ライブの始まる時間になる。楽屋から飛ばしているのか、録音してあるのかは分からないけど、「1st Stage〜Red〜、準備はいい?」とまーちゃんの声がする。それに内心で答えると、最初に流れてくるのは「恋の色」のイントロ。その元気のいいストリングスの音に乗っかって、赤いドレスのまーちゃんが入場。「真冬のセレナーデ」の時のやつかな? のっけから全開で会場が熱くなったところで、「裏切らない選曲でしょ?」といいつつ「赤い靴のカウボーイ」につなげていく。まーちゃん、楽屋でこっちの話聞いてたんかいね?
2曲終わったところで最初のMC。「あけましておめでとう」の挨拶から、年を追うごとに感じる変化を話していく。そして、このステージは赤がテーマということで、その色に込めた情熱や想いが現れた曲を歌っていくよ〜、というアナウンス。去年と同様、時間を自分で管理しているので、タイミングを見計らって曲の方に戻っていく。
と、イントロを聴いた瞬間「あれ? さっきの話は?」と思った人がいたとかいないとか、の「口笛でル・ラ・ラ」で穏やかに始まっていく。そこから「Baby, dance with me♪」、「ファイト!!」へと、次第次第に熱を上げていくような感じでステージが進行していった。……にしても、「ファイト!!」ってまだ2回目だったんだよね。もっとやっててもおかしくなさそうな感じだけど。
「口笛でル・ラ・ラ」は特にそうだけど、最初に歌ってから時間が大分経ってるから、今になって歌ってみると当時を思い出して…なんてことも結構あるようで。そこから、昔々にカラオケで何を歌ってたか、みたいな話をしていた。
ここで一度落ち着くためにかどうか、「I.Chi.Go」をじっくりと歌っていく。情熱や思いを迸るように表に出すんじゃなくて、じっくりと内に込めて歌っていく様子が印象的だった。そこから、より元気に「Strawberry Fantasy」へと進む。久しぶりの曲でも、みんなで振りを合わせて一体感を作り出していった。いちごにまつわる2曲を続けて歌ったところでMC。時間とともに、当初意図していた振りから変化することもあるよね…なんてことを話してから、期待通りに「ストロベリーキャンドル」へと進んでいく。さすがに会場中慣れたもので、狭い中でも精一杯に動いていた。
後はラストに向けた流れ。「ラミドゥベイベ」から「Shining Shining」と会場中がきらきらするような熱気にあふれたり、みんなの声が重なったりする曲で一体感を生み出していった。そして、これからも200の曲にいろんな想いを重ねていきたい、と真面目に話してから、最後の曲は「LOVE」。久しぶりに、みんなで声を合わせながら、カラオケ音源だから、10年前の自分たちとも声を重ねているような不思議な感覚に包まれて、メイン部分が終了した。
割とすぐにアンコールに答えて出てきたまーちゃんから、各家庭の正月のお餅事情、あるいはお雑煮事情なんて話を振られた後で、最後にもう1曲。「0%」を、これからに向けての願いを込めて歌っていった。そして、まーちゃんから「また会おうね」の言葉をもらって、第1部が終了。またすぐに会うけどね。
黒:変わらない気持ち
しばらく下北沢の街をうろついて時間をつぶしてから再び会場入り。「まーちゃんの曲で黒ってどんなのがあるんだよ」って思っているうちに、さっきと同じ感じでライブの開始が告げられる。まず流れてきたのは、ピアノのイントロに続いてストリングス満載のサウンド。その中で入ってきたまーちゃんは、04年の「Strawberry Carnival 2004」の時の衣装…のような気はするけど。白貴重だったり赤基調だった李はだいぶ回数着てるから、写真に撮っとくかよほどの特徴がないと特定が難しいな…。
そして、歌い始めたのは「TRUST〜君と歩く未来〜」。どこかゆったりと、どこか熱を込めて一緒に行こうという意思を伝えてくる。そこから「キミと逢いたい明日のために」と続けて、会場の温度を上げていきながら、そのために頑張っていけるんだというまーちゃんの想いを伝えてきていた。2曲終わったところで最初のMC。毎年1月3日にこうして歌えること、来てくれていることへの伝えた後、今度は黒ということで、「変わらない想いをテーマにした」ということを話していた。
というとこからかどうか、「∞Infinity∞」、「月と帰り道」という2曲を並べてきた。みんなで振りや動きを合わせつつ、どこか夜空も思い浮かぶようなシーンが展開されていく。それに続けて「befriend♥」。まーちゃんの声にこたえてこっちも合いの手を入れてみたりもする。そんな感じで、会場の一体感が作られていった。
MCではずっと続けてきたからこそ生まれる距離感の話。なんか、離れててもそんな気がしない感じ…と言っていた。そこから、今回のライブの選曲についての話に移っていく。やっぱり、黒というところでは難しくなっちゃっていたようで。そうした話に続けて、じっくりと想いを込めて歌っていく時間に入る。曲は「love letter」から。まーちゃんがタイトルを言った時、客席から歓声が上がっていたりして、今でも支持が多い曲なんだな、とよくわかる。その曲の思いをしっかりと受け取ってから、今度は「ゆびきり」。みんながそれぞれの想いを込めて、まーちゃんと一緒に指切りを交わしていた。
ということで、ここでのMCは約束についての話から。今までいろんなことを交わしたよね、というような話をしてから、年末年始の事情を話していた。そして、ライブは終盤に入っていく。「Twinkle Wink」でみんなと煌めくようなひと時を作ってから、「僕らの夢」でこれからもこうして想いを交わしていこう、という願いを一緒に紡いでいた。
最後のMCでは、今までこうして来られたことに対する思いを伝えてから、プレゼントコーナーへと移っていく。この日のために撮影したポスターを抽選で3名にプレゼント。中には、会場にいるはずなのに出てこられない人もいたとかいなかったとか。その一方で、素直に喜びの声を上げる人もいたりして、それぞれだな、と。そして、これからもこうして帰ってこられる場所があるようにとの願いを込めて、「ただいま。お帰り。」で2度目のステージを締めくくった。
しばらくして、アンコールに「ただいま〜。」って応えたまーちゃん。期待通りの反応が少なくって、ちょっとがっかりしてたかも。「ここはおかえりって言って欲しかったな」ということでリテイク(笑)
(個人的感想としては…まーちゃん、解りやすすぎるぐらいだったと思うんだけどなぁ^_^;)。ともあれ、今度はうまくいったけど。そして、これまでもこれからも、たくさんの約束を交わしてきた「優しい約束〜TO MY FRIEND〜」でまた一つの約束を交わして、ステージ終了。第1部の終了時同様、カレンダーの購入者へのサイン会へと進んでいった。
白:先に向かって
その後、大体1時間ぐらいで最後のステージがスタート。やっぱり最初はピアノのサウンド。ただ、今回は20年ぐらい親しんだものだから、すぐに歓声が上がる。その中、まーちゃんは08年の「Special Strawberry Birthday」で着ていた白のドレスで登場。頭のお花が当時とは逆についてるんだけどね。そして、「アクセル」と「キミとヒカリ」で会場の空気と一体感を高いところに持っていく。……ま、最初が「アクセル」なのは意外だったけどね。2曲終わって最初のMC。ここまで熱い想いの赤、変わらない気持ちの黒ときて、白は先に向かって進んでいく気持ちという話。そこから今年の目標の話へと進んでいった。
続いては「ファンファーレ!」から。景気のいいブラスのサウンドにのせて、応援する気持ちと先へ進む気持ちが会場中を行きかっていく。そして、「チャンス!」で振りを合わせながらそうした雰囲気をさらに盛り上げていった。2回目のMCではなかなか慣れることができないこともあるという話から。そして、時間が経つことをしっかりプラスにとらえてやっていこう、と思っている最近の心境を話していた。
ここで、まーちゃんにとっても大事な曲の「大好きな君だから」。曲はバラードなんだけど、客席にも好きな人は多いらしくて、タイトルを聴いたときに歓声が上がっていたり。もちろん、曲は静かに聴いてるわけだけど。次は同じアルバムから「DESTINY」を歌っていく。やっぱり、ここではみんなで一緒になって熱い空気を作っていくのは相変わらずだった。曲が終わると、どっちかっていうと雑談に近いMC。元号が5月から変わるけど、どんなのになるのかな…とか、正月に引いたおみくじの結果だとか、そんな世間話をみんなとしている雰囲気。会場の特性で、客席との距離が近いから本当にみんなで雑談できそうな感じではあるんだけどね。
ここから後半戦。1日続いたライブで考えると終盤戦なので、会場の熱を最高潮に持っていくような選曲になっている。「シャッターLOVE」でもう一度下地を作ってから、「みんなで」声を合わせて歌って、そこから「君といたmemory」へとつなげていく。相変わらず、この曲の時に生まれる一体感は大きなものがあった。みんなでずっと共有してきた曲だからね。MCではあまりやっていない曲もしっかりやっていきたい、という話。
そして、事前に告知していた写真タイム。曲はなんと「ロマンチックだね」だったりする。まーちゃんがタイトルを言った時、「どーするの?」と思った人が多かったとかそうでなかったとか。まーちゃんは「それぞれの思うようにやってくれればいいよ」って言ってたけどね。ともあれ、曲ではいつもの振りをまーちゃんと合わせつつ、時々写真を撮るような雰囲気の人もいたり、いっそ写真に集中している人もいたり。最後のところはみんなやってたように見えたけど。そして、最後の曲は「It's a beautiful day〜永遠に続く日々〜」。これからも何度もこうしていきたい、という願いを込めて下北沢に声を響かせていた。
最後のアンコールに答えて戻ってきたまーちゃん。これからは信じられることを笑顔でやっていきたい、という意思を話していた。そこから、やっぱり夏の歌は夏にやりたいよね、という話から、いろいろとハードルはあるけど、みんなが望んでくれるならちゃんと夏にライブをやれるように動いていきたいと、みんなで約束。その序章として…というわけで「とびたつ季節」で暑い季節への思いを高めていき、「僕のパートナー」でみんなの声をもう一度合わせて、まーちゃんを中心としたこの場所の価値はやっぱり高いんだよ、ということを確認していた。
ここで、みんなで会報やブログに使う写真を撮影。まーちゃんの携帯での撮影になるから、時々使い方に戸惑うところがあったりもしたけど、まぁ、無事に撮影終了。そして、次が本当に最後。これからの願いをたくさん込めて「Eternity〜ひとひらのlove song〜」をしっかりとみんなのところへ届けていた。そして、まーちゃんが下がろうとしたところで、会場から「ハッピーバースデイ」の歌とケーキのプレゼント。何度経験しても、このタイミングで涙ぐんでしまう、素直なまーちゃんと、またライブで会おうね、ともう一回約束を交わして、すべてのプログラムが終了した。
感想
去年と同様のスタイルで開催した今年最初のライブ。まーちゃんが自分自身での進行にも慣れて、だいぶ進み自体はスムーズになってきたように思う。あまり時間が押してるように感じる場面もなかったしね。それでいて、歌の方はちゃんとみんなと共有してのびのびと歌ってたわけだし。だから、まーちゃんの感じてることが過不足なく伝わってくるような時間を作れてたんじゃないか、と。聴いていて励まされたような気持ちになる場面も多かったしね。
今回も、オンリー1ということでカラオケでの歌になってるわけで、それによる面白い効果を感じるところもあったんだけど。本音を言えばやっぱりバンドでの曲を聴きたいな、っていうのはみんなの共通認識らしいね。まーちゃんが最後にそうした話をした時に、みんながそうなったらいいなっていう気持ちで盛り上がるわけだし。
今は今のできる形で楽しみつつ、最大の望みがどこにあるかっていうのを再確認して、そこに向かって進んでいこうっていう気持ちになれたっていうのが、まーちゃんにとってもこっちにとっても大きかった、そんな1月3日だったんじゃないかな、と思う。これが夏に繋がっていきますように。
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