タイトルバー トップへ メールはこちらから
トップEvent Report>20th Anniversary Special Strawberry Peace Ring 2017
 
セットリスト
アクセル
ミントと口笛
Eternity
 〜ひとひらの
 love song〜
 *   *   *
remember
It's a beautiful day
 〜永遠に続く日々〜
優しい約束
 〜TO MY
 FRIEND〜
 *   *   *
love letter
やさしい右手
 *   *   *
キミと逢いたい
 明日の為に
Clock Hands
 *   *   *
ラミドゥベイベ
恋の色
とびたつ季節
 *   *   *
DESTINY
君といたmemory
シャッターLOVE
 *   *   *
聴かせてよ君の声
 *   *   *
 *   *   *
大好きな君だから
キミとヒカリ
 *   *   *
みんなで
 *   *   *
 *   *   *
僕のパートナー
 *   *   *
かたおもい

Event Report

20th Anniversary Special Strawberry Peace Ring 2017(夜)

2017.10.01 @ 東京都渋谷区・ASTRO HALL

思い出しながら

 開演数分前に会場に入って、グッズを買ったり見かけた人にあいさつしたり、あるいは本番に向けての装備を整えている(笑)うちに、客席側の照明が落ちて、ライブのスタートを知らせてくれる。「シャッターLOVE」をアレンジしたメロディー聴きながら、バンドが入場。そして、白いドレスを着たまーちゃんが入ってきて、準備が整うと「アクセル」のピアノのサウンドから20周年の夜が始まる。意外なような、納得のような気持ちも少しありつつ盛り上がっていくと、「ミントと口笛」、「Eternity〜ひとひらのlove song〜」と、どこか爽やかで穏やかでありながら、畳みかけるような選曲でいろんな気持ちを思い起こさせてくれた。
 3曲終わったところでMC。「来てくれてありがとう」という挨拶から始まって、曲の一言一言にいろんな気持ちがよみがえること、一瞬一瞬を大切に、夢を乗せていきたいということ、そして、時代を感じさせる8cmCDとスタッフのことを話していた。ライブの再開は、想いをタイトルにも乗せた「remember」から。海岸の光景を思い出しながら歌ったり聴いたりした後は、「It's a beautiful day〜永遠に続く日々〜」と「優しい約束〜TO MY FRIEND〜」でこの場所にいることとこの先への想いを重ねていった。
 再びまーちゃんの話の時間。ここまでスタッフに支えられてきたという想いや、続けることに対する気持ちを話した後は、いろんな曲の存在について話していく。そして、少し落ち着いて曲をじっくり聴く時間へと入っていく。まず「love letter」。シングルを発売して少しした時は、アコースティックにして歌うことが多かったな…とか思い出しながら聴いた後は、「やさしい右手」へと移っていく。より落ち着いて静かに、まーちゃんが曲に託した気持ちを感じていた。

想いを交わし合って

 まーちゃんが裏で着替えている間、バンドが「PI PO PA」のフレーズとソロを織り交ぜて客席と一緒に空気を冷まさないようにしている。曲はデジタル感があるものでも、ソロはその場で人の力で見せていく。そのあたりの即興ぶりを楽しんでいるうちに、まーちゃんの準備もできて、インターバルは終了。
 再会は静かにボーカルだけで入ってから、一気に熱量が上がる「キミと逢いたい明日のために」から。その熱を持ったまま「Clock Hands」へと繋がっていく。昼の公演を経過して、想像以上に盛り上がる曲になってて驚いてたりもしたんだけどね。
 MCでは「かたおもい」から今に至るまで、いろんな挑戦があったことや、曲と自分との関係の変化を話してから、今までできることを諦めないでやってきたことが繋がってきたんだな、という想いを話す。少し体力を回復したところで、ここからは一気に駆け抜けるゾーン。「ラミドゥベイベ」で所々声を重ねたり、まーちゃんに応えたりしてから、「恋の色」。この曲は当初からずっと慣れたもの、の盛り上がりだった。その後、なんか妙な語りが入るな…と思ったら「とびたつ季節」だったりして。その後はみんなで作り上げてきたいつもの熱気だったけどね。
「シャッターLOVE」にて、まーちゃん MCでその2曲についての話をしてからも、まだまだ客席と想いを交わす時間は続いていく。まず「DESTINY」と「君といたmemory」で声や動きでまーちゃんと一緒に時間を作り上げていってから、今回のメインイベント。「シャッターLOVE」でのケータイカメラ撮影。まーちゃんがちょっと説明している間に、急いでケータイの準備。みんなの準備が整うと、いよいよ撮影会…じゃなくて、曲がスタート。せっかくの機会だから写真も撮りたいし、まーちゃんの振りを見てると自然と体が反応するし、時々はバンドも見ておきたいし。そんな感じで、けっこう忙しい時間だったけど、たくさん撮れたからよしとしましょう。
 そして、最後のMC。さっきの曲の間のことや、ライブの後のことを話してから、20年、出会いと別れがあった中で、出会えた全ての人への感謝を込めて、ということでラストの曲は「聴かせてよ君の声」。みんなと声を聴かせ合って、ライブのメイン部分が終了した。

これまでもこれからも

 アンコールに答えて、ピンクのスカートにライブTシャツに着替えたまーちゃんが入ってくる。そして、一人ずつバンドメンバーを呼び込む。今回のトークテーマは「20年前の自分に」ということで、「女性には気をつけろ」とか「あの人とだけは仕事するな」とかいうことも出てくる一方で、まーちゃん自身は「そのままで行けばいいから」という、だいぶ真面目な言葉。まぁ、まーちゃんは生真面目だけどね。
 そして、アンコールの曲は「大好きな君だから」から。この機会だからこそ、笑顔でいたいっていうまーちゃんの気持ちの表れかも。そこから「キミとヒカリ」へと続いていく。その先にある光をみんなで感じる時間だった。ということで、少しだけMCを挟んでから「みんなで」を一緒に歌うことで、会場が熱気に包まれる。その熱も冷めやらぬ中、最後にブログやファンクラブの会報用の写真を撮影して、まーちゃんたちは下がっていった。
 「もう1回」の声がかかってしばらくすると、まーちゃんとバンドメンバーが戻ってくる。ダブルアンコールは「僕のパートナー」。最近のライブでは欠かせない曲でみんなと盛り上がって、ライブが終了。最後にもう一度「来てくれてありがとう」の挨拶をして、まーちゃんとバンドメンバーが楽屋に戻っていく。これで本当にライブ終了、と思いきや、バンドだけが戻ってくる。加藤みちあきさんの呼びかけに答えて、始まりの曲の「かたおもい」を客席のみんなで歌う。しばらくまーちゃんへの気持ちを込めて歌っていると、まーちゃんも戻ってきて、涙を流しながら声を重ねてくれた。
 そして、もう一度「ありがとう」と「これからも」の願いを込めた言葉で、いろんな想いを重ねたこの日のライブを終了させた。

感想

 今回、タイトルに「20th Anniversary Special」ってつけてるけど、単に今までを振り返るっていうライブでもないんだよね。もちろん、曲を聴きながらいろいろなことを思い出しはするし、そうやってまーちゃんと作り上げた今までの時間があるからの今だけどね。それでも、新曲も含めてのかなりの部分で、ここから先へ進んでいこうっていう意思が見えてた、そんなライブだったんじゃないかな、と。それはまーちゃんの曲のいろんなところに見えてる気持ちでもあるし、そういう自分の立ち位置を改めて認識するライブだったっていう方がいいんだろうね。
 それが客席に来ている人たちの共感を呼ぶから、皆でいろんなところで想いを重ねられるし、そうして作り上げた空気が貴重なものに感じられるし、そこで得た何かを糧にして進んでいけるんじゃないかな。そして、それができるのがまーちゃんのライブの楽しいところだと思う。
 これからも、こうして気持ちを交わし合っていけるそんな曲とライブが生まれていけばいいなって素直に思える、そんなライブだったんだろうね。

Top | Past & Now | 作品紹介 | Data Files | 歌に願いを | Event Report
Photograph | まーちゃんラジオメモ | 管理人室 | 更新履歴 | Links | Contact
©2001-2025 by TyM