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「Clock Hands」発売記念イベント
2016.05.13 @ 東京都新宿区・アニメイト新宿店
1年ぶりのシングルは
シングル「Clock Hands」の発売から2週間半経ったこの日、アニメイト新宿店を皮切りにスタートする一連の発売記念イベント。最初の1回だから、どんな感じで進行するのか気にしつつ待つこと少し。開始時間になると、前回同様にランティスの佐橋氏が登壇。今回のイベントの流れや注意点を簡単に説明する。
手早く説明が済まされると、まーちゃんが入場。白い上着に赤いスカートで、本人曰く「いちごみたい」な雰囲気。15年目はだいぶ前だったよね〜なんて聴きながら思った人が何人いたかは謎。一方、この日は司会も務める佐橋氏が「女神様みたい」と言ったのに対して、まーちゃんは「持ち上げすぎでしょ〜?」と返していた。
いよいよシングルについての話。この日はあいにくの雨だったのだけど、ジャケットの撮影当日も実は雨。最近晴れ女とか言わなくなったせいなのか何なのか、と。昔からの人は、「一時期嵐を呼ぶ女だったし…」と思ったとか思わなかったとか(笑)。ともあれ、結果としては明るい雰囲気の写真が撮れてよかったな、と。ただ、ハウススタジオでの撮影で、もともとは外も使って…という予定だったのが、昼頃にはあっさりと外では無理、ということになってたようで。
以降、曲についての話に入っていく。裏話的なものを以下に個別に少しずつ。
Clock Hands:今回、詞には新しい人を迎えて作っていったわけだけど、年齢差が大分ある中、その感性をまーちゃん自身も感じて、今のセンスもうまく取り込んで作れたんじゃないか、と。ちなみに、「Clock Hands」という言葉は「時計の針」の意味だけど、受け取った時にはまーちゃん、スタッフ一同分からなかったようで。
ラミドゥベイベ:アレンジが入る前から、今の曲が持っている雰囲気というのはあったけど、それに宮崎誠氏のアレンジが加わることで、よりその色が強くなったとのこと。
このまま:この曲については、詞をコンペで決めていたんだけど、集まった中から今の詞を見た瞬間に、これはぴったりはまるな、という感覚があったようで。そして、後で見てみたらおなじみの(川田)瑠夏ちゃんだった、と。
シングル全体としては、以前の「PI PO PA」や「絶対愛至上主義」が大分尖った内容のものになっていたので、今回はもともと持っている「飯塚雅弓サウンド」を前面に出してきたんだけど、前2作を踏まえた上でのものも感じられる。だから、その2作も作ってよかったし、意識の中では、この3本のシングルで一つのセットという感覚があるということを言っていた。確かに、「センチメンタルCANDY」以降、アルバムは出てないわけで、その流れを思い出して納得してたり。
一連の話が終わると、今度はミニライブ。アルバムの時は何曲かの抜粋になるし、シングルの時は大体頭から歌っていくけど、今回は逆順(笑)。たぶん、今までやったことがないから妙に新鮮だったりもする。
曲の前には、まーちゃんが一言ずつコメント。「変化を歌った」という言葉から、「このまま」をじっくりと歌っていく。その間はもちろん客席は静かに聴いているモード。次に、「そろそろ動きたいんじゃない?」ということで「ラミドゥベイベ」。まーちゃんが手拍子を促すと、客席も素直に乗ってくる。中には、そのうちに訪れるライブでどうやっていこうか、模索しながらやっている人もいたりして。そして、「そろそろ聴きたいでしょ?」と「Clock Hands」を穏やかだけど明るく歌う。まーちゃんにおなじみのサウンド感だからか、けっこう安心して聴いている雰囲気だった。
3曲終わると、告知&まゆたま4コマ。告知は岸野組さんの舞台と翌週のラジメニアのゲスト出演。まゆたま4コマは時計を買った後かぶっちゃてるね〜、といった感じ。相変わらずビミョーな雰囲気になるんだよね。それがまぁ、いつものお約束ってやつではあるけど。そして、最後にまーちゃんから軽く挨拶があって、一度舞台から下がっていった。
準備が整うと、今度はブロマイドお渡し会。会場やランティスのスタッフが状況に応じて進行を決めていく。ちょっと戸惑いながらも素直に従って状況が滞らないあたり、みんな大人の集団になってるんだなぁ…と。スーツを着て参加した人が多かったから、ということでは決してなくてね。
自分の順番が来るまで、頭の中で何を話そうかなんて思いながらぼーっと待っている間にも、まーちゃんと参加者が話している声が時々聴こえてくる。まーちゃんが最近よく言うように、はじめましての人も、いつもの人もいるし、久しぶりの人もいる。そうした一人一人に、まーちゃんは笑顔で対応していた。
私はちょっとね…。色々と行けてなかった間のことがあったから、言葉が出なくなっちゃってたんだけど。まーちゃんに気を使わせちゃったな、と。それでも、話をし出せばいつもの通り…でもないか(苦笑)。ここからはまたいろいろ参加していきたいな、という感じで話して、いつもの通りに曲の感想を渡して終わり…にならなかった。まーちゃんから、すごいことを聞いちゃって思わず叫んでた。内容はここには書かないけど、これからまたしっかりやっていこうと思った時間だった。そして、最後にブロマイドをもらって、挨拶をしてイベントが終了になった。気持ちはどこか高ぶったまんま、数時間いたんだけどね。
感想
いつも通りの発売記念イベントといえばそう。だけど、そんな中、まーちゃんにも参加する側にもいろいろと変わってきてるところに気が付くのは、今回のシングルのイベントだからなのかどうか。その一方で、まーちゃんもこっちも、進行なんかはいろいろとお互いに分かってるわけで、そうしたところでの安心感と、まーちゃんの持つ雰囲気は、今まで通りだから、イベントにもある意味気楽に参加できる。
なんか、思い返すとシングルが持つ雰囲気そのままのイベントだったんじゃないかな。それをまた積み重ねて、次のイベント、あるいはライブの時にまた何かが生まれてくればいいよね、っていう所。
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