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セットリスト
┌2004年のdiary(3)
└I'm in the Pink(25)
┌It's a beautiful day
| 〜永遠に続く
| 日々〜(3)
└Dear(25)
 *   *   *   *
おはようとシャンプー
Twinkle Wink
キミと逢いたい
 明日のために
 *   *   *   *
キミとヒカリ
ゆびきり
┌My wish(3)
└I.Chi.Go.(25)
 *   *   *   *
┌love letter(3)
└大好きな
   君だから(25)
 *   *   *   *
TRUST
 〜君と歩く未来〜
Eternity〜ひとひらの
 love song〜
完ペキなスマイル
 *   *   *   *
僕らの夢
聴かせてよ君の声
DESTINY
Shining Shining
 *   *   *   *
┌I'm in the Pink(3)
└君といた
   memory(25)
┌プリズム(3)
├It's a beautiful day
| 〜永遠に続く
| 日々〜(25d)
└まゆみ(25n)
 *   *   *   *
┌君といた
| memory(3n)
└がんばって!(25n)

Event Report

Strawberry Shing Ywar 2014

2014.01.03 @ 神奈川県・新横浜NEW SIDE BEACH!!
2014.01.25 @ 東京都・新宿RUIDE★K4

あれから10年

(今回、1月3日の昼公演の内容をメインに書いていきます)
 以前はSUNPHONIC HALLと呼ばれていた会場に入り、ボーっとBGMを聴いていたり周囲の様子を眺めていること十数分。やがてBGMが静まって、照明が落ちる。その中を、静かにウィンドチャイムの音から「あなたが生まれた日」のアレンジで、ライブの開演が告げられる。青い証明の中、まずはバンドメンバーが、そして最後に白のミニドレスを着たまーちゃんが入ってくる。そして、ひときわ大きくなった歓声の中、ステージの真ん中にまーちゃんが辿り着くと、一度全ての音が消える。その緊張をはらんだ一瞬をはさんで、まーちゃんのボーカルから「2004年のdiary」でライブがスタート。まーちゃんが夢見ていた、この曲を10年経って歌う瞬間を迎えたことに感慨を覚えながら、歌うほうも聴くほうも楽しんでいく。そして、その感慨を次の熱へと結びつけて「It's a beautiful day〜永遠に続く日々〜」へと進んでいく。しばらくぶりになる分もあったのか、より大きな意味を掛け声にこめながら、ライブの空気を作り上げていった。
 珍しいことに、2曲で最初のMC(普段は大体3曲)。「来てくれてありがとう」の挨拶にはじまって、「2004年のdiary」を発表した頃に思っていたことや、それから10年目を迎える今のことを感慨深そうに話している。その一方で、この日の交通事情のことにも触れて、来た人のことも、来られなかった人のことも気に留めているのが感じ取れる時だった。
 ライブの再開は、もう少し穏やかに「おはようとシャンプー」から。新しい年を迎えるのに、新しい朝の曲で気持ちをリフレッシュさせるような雰囲気だった。そこからきらめきを灯すように「Twinkle Wink」、さらにいつも思っていることを改めて言語化したような「キミと逢いたい明日のために」と、曲が重なっていくごとに、パワーの方も増していくように感じた。だいぶ会場が熱くなったところで再びMC。ステージを重ねるごとに、応援してくれるパワーが増しているという、舞台上からの印象を話すと、会場がまた沸きあがる。開演前のレベルの空調じゃ追いつかないって言うんだから、ま、一気に熱くなってるんだろうな、と。そこから、少し真面目な話。今回のライブ、構成している時に、去年の想いの先に光が輝くように、一歩踏み出せる曲を選んだということだった。そして、15(いちご)回目までやれたらいいねという言葉で、MCを締めくくった。
 MCの後、客席は明るいままで「キミとヒカリ」から歌い始める。ここはまず、客席と想いを共有したいということなんだろう。動きも気持ちも合わせながら1曲が終り、次は「ゆびきり」でさらに気持ちを重ねていく。重ねた気持ちと音の余韻が静かに消えていく中から、前半の最後の曲は「My wish」。今年に向かうまーちゃんの決意を穏やかに、しかし意志は強く示すような、そんな場面だった。

真摯な想いを

 ここで、まーちゃんは一度着替えに退場。その間、青い照明の下でバンドメンバーがみんなでメロディーを紡ぎつつ、それぞれの見せ場も作ってという場面。客席の側は、それぞれのプレイヤーの音を聴いていたり、手元を見たりしながら楽しむ一方で、まーちゃんが次はどんな姿で出てくるのか、次の曲は何になるのかを期待しながら待っている。やがて、バンドの音が一度切れて、まーちゃんが再び入場してくる。赤と白で構成された少しスカートの短めのドレスに、頭に赤いリボンを結んだ姿。そして、ドラムの音から「love letter」が始まっていく。何か、ここにいる人はもちろん、遠くにいる人にも向けて歌っているような、そんな雰囲気だった。ここでは1曲でMCに入る。「love letter」を歌った後だからか、ここでの話は真摯な感じになっている。新曲と今までの曲の間の関係性や2014年の目標、あるいは曲から受ける印象の話などをしていた。そして、最後にこの年を始めるのにあたって、教えてくれた気持ちやそばにいてくれる人たちの気持ちを持って、スタートしていきたいという話でこの場面のMCを締めくくった。
 もともと真面目なまーちゃんだけど、そうした話をした後だからかさらに真面目に次の曲に入った印象。だから、「TRUST〜君と歩く未来〜」に記した真剣な気持ちが強く伝わってきていたように思う。そして、そうしたときのまーちゃんの存在感は相変わらず大きなものになっていた。そこから「Eternity〜ひとひらのlove song〜」、「完ペキなスマイル」と何度も想いを重ねてきた曲を続けていった。その中で、どうも普段に比べて少しまーちゃんの動きが少ないかな…と思っていたら、その後のMCで状況を説明。衣装のどこかにトラブルが起きていたようで、それであまり動けなかったとか。まーちゃんがそれを直しに裏へ向かっている間は、バンドのメンバーの今年の抱負で場をつないでもらっていた。やがて、まーちゃんが衣装を修復して(笑)戻ってくる。さて、今回のライブ、バンドのメンバーが一人少なくて、雰囲気としてはだいぶ寂しい。まーちゃんから、そこの事情の話があった。この時期、普段コーラス&パーカッションで入っている瀬川由香子さんが療養中ということで、参加していない。「次には戻ってこられるように」というコメントをまーちゃんが紹介してくれていた。そして、話が戻ってまーちゃん自身の抱負は、2、3年後までの目標を見て進んでいきたい、ということだった。

今年への願い

 その話をより明確に伝えるかのように、そして、お互いにがんばっていこうと誓い合うかのように「僕らの夢」から、ライブのラストに向けての流れが始まる。それぞれの想いをまーちゃんと交し合ってから、しばらくぶりになる「聴かせてよ君の声」。今までと同じように、冒頭はまーちゃんがマイクをこっちに向けて歌を促してくれる。そして、今回はしばらくやってなかったこともあるのか、客席の歌にいつになく力が入っていたように感じられた。後で福井プロデューサーが「うますぎる。愛を感じる」って感じに言ってたってのが、Twitterに載ってたけどね。そこから歌に入っても、熱が落ちることはなく、みんなの気持ちがまとまったまま1曲が終わった。そして、もうひとつ久しぶりになる「DESTINY」。曲に合わせて、声を交わすところは交わすし、静かになるときは静かになるし、熱を持ちながらも曲を感じるようにして歌を共有していった。まーちゃんから真摯な感謝の言葉があった後、最後の曲は今年1年が輝くようにという願いを込めて「shining shining」。会場全体で声も合わせて、動きも合わせて今年への願いを歌っていった。
 自然と生まれてくるアンコールに応えて、まーちゃんがステージに戻ってくる。ピンクと黒のライブTシャツをうまく組み合わせて、かわいく見せているのがまーちゃんのセンス。挨拶をしてから、バンドのメンバーを一人ずつ呼び込んでいく。そして、そのついでに一言だったり何かの動きだったり。そんな感じでメンバーの紹介もかねた場面が終わって、全員が所定の位置につくと、まーちゃんからの質問。「How are you today?」から「I'm in the Pink」でアンコールがスタート。そして、元気にかつ力強くパワーの交換が終わると、まーちゃんから「最後までありがとう」という短めのMC。それに続けて、最後の曲は「プリズム」。最後まできらめいた時間を作って、歌の場面はついに全て終了。まーちゃんやバンドメンバーがステージ前方に出てきて、客席に一礼して下がっていった。
 その後、客席に流れていた「あなたが生まれた日」に合わせて、自然とみんなが歌い始めていたのは、まーちゃんへの自然発生的な誕生日プレゼントだったんだろうな、と思う。そんなシーンを最後に、この回の公演が終わっていった。

3日夜・トピックス

 1部と2部の間の短い時間を有効活用して、軽く食事などをして戻ってきて再びの開場を待っていると、舞台監督がそこに登場。入場時に何か配るので、それについて呟いたりしないように、とのこと。ま、まーちゃんだってTwitterは使うわけだしね。そして、まーちゃんが「My wish」の後に衣装を着替えて戻ってきてから、計画発動。「love letter」の冒頭部分をバンドが奏でたところで一度ブレイク。きょとんとしているまーちゃんを置いておいて、キーボードが「あなたが生まれた日」のメロディを演奏。それに続いて、会場の全員がサイリウムを振りながら一緒に歌う。カンペを見ないで歌う人もいれば、歌詞を見ながら合わせている人もいたりで、スタイルはそれぞれだったけどね。やがて、涙ぐんでいるまーちゃんの前にケーキも登場。突然の誕生日パーティーモードだった。まーちゃん、結構大げさにも見えるリアクションだったけど、そうでもしてないと本気で泣きそうだったからだったんじゃないかな…。
 あとひとつ、公演が「プリズム」で全て終了したあと。三度の登場を待ち望む声に応えてまーちゃんさらに登場。少し話をしてから、バンドのメンバーを呼び込むと本当の最後に1曲「君といたmemory」を歌う。なんというか、この曲を最後にやって、ライブをきっちり締めたような感じ。みんなで一緒の時間を作り上げたという感慨をもう一度感じて、この日のライブがすべて終了となった。

25日昼・トピックス

 3日の夜のMCで、この時とはセットリストが多少違うことは言っていたから、どんなふうになるかな…なんて思いながら、ライブのスタートを待つ。3日のときと同様な感じで、バンドメンバーが、そしてまーちゃんが入ってくる。そして、開場に流れていた音が一度止まると、青い照明の中でまーちゃんからまず一言。「How are you today?」…って、光が青いんですけど(笑)。まーちゃん自身は、黒地に白のドットの上着にホットピンクのスカートっていった姿なんだけどね。そんな、どこかに微妙に違和感を覚えないでもない雰囲気の中、それでも元気にパワーを交換し合ってから、さらに「Dear」で空気を熱くしていった。
 その後、しばらくは前回同様にライブは進行して、まーちゃんと「ゆびきり」を交し合ったあとに、今度は「I.Chi.Go.」で大事な気持ちを穏やかに、かつ確かな気持ちを込めて歌い上げていた。そして、着替えて戻ってくるとキーボードが奏でるピアノの音から「大好きな君だから」に入っていく。特に今年に向けたまーちゃんの気持ちの持ちようが見えてくるような、そんな場面だった。
 ライブが一度終りを告げてのアンコール。最初にブログ用の写真とサイト用の動画を撮影する。それからMCの後、今度はここで「君といたmemory」。みんなで気持ちを合わせてから最後には「It's a beautiful day〜永遠に続く日々〜」でもう一度空気を熱くして、ライブを終演させた。

25日夜・トピックス

 アンコールまでの流れは昼と一緒。もちろん、MCの内容は違ってるけどね。カラオケ配信情報が発信されてたりしたわけだし。ともあれ、アンコールの1曲目、「君といたmemory」が終わった後、MCで曲に対する気持ちを話してから歌ったのは「まゆみ」。見守っててほしい、見守ってるよという気持ちを込めた場面だったのかな、と思う。
 そして、もう一度のアンコール。戻ってきたまーちゃんが軽く挨拶をしてから歌ったのは「がんばって」だった。客席にも、まーちゃん自身にもエールを送って、この1年(残り11ヶ月ちょっと)に向かっていく気持ちを作って、今回の冬のライブが全て終了した。

感想

 一言で言うと、とにかく「伝わってくる」ライブだったな、って言うことになるんじゃないかな。選曲にしてもそうだし、実際に舞台上で歌うときの気持ちにしてもそうだったと思う。今年に向かうにあたって、まーちゃんは一度足元を見つめなおしていこうと思ってるわけだけど、このライブにおいても、そうした意図がはっきり見えていたように感じた。「DESTINY」や「君といたmemory」みたいなそれぞれの時に生まれて大事に作り上げてきた曲や、「キミとヒカリ」、あるいは「I.Chi.Go」といったこれから磨き上げて生きたい曲をしっかりと歌い上げていくことで、こっちにとってはまーちゃんの来た道を振り返るものになったし、まーちゃん自身には意識を新たにしていく過程になったんじゃないか、と思う。
 もちろん、ライブだから全てがうまくいったわけではないと思うけどね。編成や衣装や照明で気になるところはいくつかあったし、そうしたところは次回には良くなってるといいなってのは気持ちとしてはあるんだけどね。それを勘定に入れても、今回のはかなりうまくいってたライブなんじゃないかって気はする。
 それだけ、今回のライブは何をテーマにしてなにを歌っていくかっていうのが、まーちゃんの中ではっきりしていて、それに沿った選曲や構成ができていたってことだろうし、それを実際に舞台上で歌うときにも気持ちを入れやすかったってことなんだろうね。新曲メインじゃないからこそできたっていう側面はあるのかもしれないけど、今後もこうしたライブをしっかり作っていってほしいな、というのが今後に関する希望。

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