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「飯塚雅弓のセンチメンタルCANDY Radio」公開生放送
2013.08.12 @ 東京都港区・文化放送サテライトプラス
浜松町の駅前にて
文化放送の1階にあるオープンスタジオのサテライトプラスに、2分ぐらい遅れて到着すると、すでに白地に赤い花の柄(…だよね?)の浴衣を着たまーちゃんがマイクに向かって話している。さすがにラジオの生放送だと、ライブなんかのイベントと違って、タイムテーブル通りにきっちり始まる(笑)。
前日のライブのことや、コーナーの説明をしているときは、スタジオのガラスの向こうにいる人たちにも、画面を通して見ている人にも話しかけている感じに見える。一方で、メールを読むときには会場を一通り見やって、その差出人を探してみたり。「超A&G+」はラジオと言いつつ、番組によっては動画配信もしているので、そうした光景はネット上でも見えているはず。ちなみに、まーちゃんがいるスタジオの中にもモニターが客席側に向けて設置されているので、その画面を通して、実際の配信映像も見られる。ちょっと気になった時にはそちらの画面も見てみたりして。
普段のラジオだと、話してることに対しての反応を直に見ることはできないんだろうけど、ここでは話しながら会場をうかがうこともできる。だから、それを手がかりにより楽しく話しているんだけど、ある意味ライブのMCに近い雰囲気なのかも。あるいは、会場に来ている人からのメールを読んでいるときには、全体を見つつ、返事として伝えたいところではそれを出した人をさりげなくそれとなく見て話していたのが印象的。
今回、タイトル通りに「センチメンタルCANDY」の番組なので、アルバムの曲をかけているわけだけど、さすがにスタジオライブでやるわけでもないので、普通にCDからかけている形。一応、CDの音でクリアに聴けるのはこのときが初なので、そちらにある程度集中しながらスタジオの中を見ていると、その間、まーちゃんはスタッフとやり取りしていたり、あるいはメールに目を通している。そのあたりは、さすがにお仕事中といった表情にもなっていて、普段はなかなか見られない様子が新鮮だったりもする。
番組の企画段階では、コーナーは普通のラジオという感じで募集していたような気もするけど、実際の進行段階では会場に訪れていた人たちと一緒に作っている雰囲気になっている。このあたり、まーちゃんは最初から意図していたわけじゃないだろうというのは、その話し方から感じ取れる。でも、進行しながらそういう風に持っていけるところに、今までの経験で培ったものが垣間見える。そして、それがより楽しい雰囲気のラジオということになって結実するから、うまいこと双方向のやり取りがなされていたんだろうなと、後でラジオを聞き返して思ったり。
そんなこんなで順調にトークもコーナーも済んでいき、最後に告知ゲストとして訪れていた姫イド隊の2人と一緒に今後の予定を話して番組が終了。それでもどこか去りがたく思いながら、ブースの中であれこれを片付けているまーちゃんを見ていると、その辺にひとつ段落がついたようで、椅子から立ち上がって会場を見渡して最後に一言。「この暑い中来て下さって本当にありがとうございます」という感じで挨拶をして、公開生放送の幕を閉じた。
感想
この場所での公開生放送も、もうそれなりの回数やってるのかな? だから、まーちゃん自身も見に行ってる人も、お互いにある程度雰囲気を分かってやってるような気もするんだけどね。そうした、ある種の信頼感みたいなものがあるから、番組の進め方をその場のノリで決めちゃっても、しっかり対応して乗っかって、双方向で作っていけてるような具合になるんだろうね。さっきも書いたけど、それはたぶんすぐにできるものじゃなくて、まーちゃんが何年もラジオをやってきた経験が主導して生まれてくるものだと思う。そういう意味で、今回はそうした時間の積み重ねを見られたラジオだったかな、と思う。
「センチメンタルCANDY Radio」って銘打っていた割には、ちょっとアルバムの紹介っていう成分が薄かったかもしれないなとは思うんだけど、まぁ、こういう場所でやってるラジオなので、あまり会場にいる人がただ眺めているだけってのも…ってところなのかも。もうちょっといろんなエピソードとか、聴けたらよかったとは思うけどね。
でも、やっぱりまーちゃんのラジオはある意味安心して楽しく聴いていられるな、というのとその理由を感じられる、そんな公開生放送だったんだじゃないかな。まぁ、会場ではツッコミ入れたりもしてるんだけどね。それもまーちゃんが楽しく話してくれるからだからね。また、何かの機会でこうした場所があったらいいな、と。一番いいのは、週単位のレギュラー持ってくれたらってことなんだけどね。
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