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Happy Merry Strawberry(Happy Stage)
2013.01.03 @ 大阪府大阪市・大阪RUIDO
年の初めはやっぱり元気に
一応同一のライブタイトルで施行されてはいるものの、先月24日のライブのスタートは「はつこい」だったから、今回はどんなライブになるのかまったく読めないままに、夜公演を迎える会場に入る。RUIDOのライブ空間は初めてだから、あまり広くない空間にびっしりと人がいる光景にちょっと驚いたり。そんなことを感じつつ、自分の立つ空間を確保しているうちに、会場が暗くなって客席から歓声がわき起こる。
もちろん、正月3日のライブだからライブを導くメロディは「お誕生日おめでとう」的なもの。それに乗ってバンドのメンバーとまーちゃんが相次いで入場してくる。まーちゃんは黒のラメ入りのミニドレスを着て、頭には白と黒のチェックっぽいヘアバンドといった姿。ここでも先日とは打って変わった雰囲気になっている。
2013年のスタートになる曲は「がんばって!」。いきなり盛り上がる曲で会場の全員で「今年もがんばっていこう」というような雰囲気を作り出す。そこから熱を落とすことなくしばらくぶりになる「Love Knot」といつも熱いシーンになる「とびたつ季節」と会場が揺れるんじゃないかという曲が続いていった。
3曲終わったところで、「今年もよろしく」というところからMCがスタート。本当の年頭の挨拶は昼の公園のときにやっているだろうから、もう少しくだけた感じで、昼の時の気持ちの話をしていたりもしている。その後、13年の目標として「みんなに元気を分けてあげられるような歳にしたい」ということを話していた。
MCに区切りをつけて、「アクセル」から歌の場面を再開させる。そこから「place to be」、「いつもの帰り道」と懐かしい分、聴きながらいろいろなことを思い出すシーンになっている。もちろん、それと同時にポップな曲だから、みんなで一緒に盛り上がったりもしているんだけど。暖かく楽しい、そんな気持ちになったところでまーちゃんは着替えに下がっていった。
暖かく熱く
ステージ上はMerry Stageの時と同じ曲を演奏して、客席はそのメロディーにのりながら、まーちゃんが戻ってくるのを待っている。ここは同じでも、次はまた年末とは変わってくる場面になるから、そこがどうなってくるのかを楽しみにしながら時間を過ごしていた。
Merry Stageと同様の赤いドレスにリボン、左手に花という姿でまーちゃんが戻ってくる。そしてこの日のためにあるといっても過言ではないナンバーである「あなたが生まれた日」をじっくりと歌っていく。お互いへの想いを噛み締めながら歌い、聴いている場面だった。そこから「君へ。。。」と想いをつなげて歌っていった。
ここでMC。まーちゃんも歌い手として16年目に入っているから、懐かしい曲も新しい曲も同じステージで歌っていくわけで、そうしたことができる喜びや楽しさといったことを話していた。そして、再び歌に戻り、懐かしい「caress」から次第に時期を新しく「ゆびきり」、「僕らの夢」へとつないでいく。そうしていく中で、落ち着いた雰囲気からだんだん広範への盛り上がりを予感させたところで、まーちゃんは2度目の衣装換えで楽屋へ向かった。
メンバー紹介がてらのそれぞれのソロが終わると、今度は銀のドレスにリボンがついたキャップをつけてまーちゃんが戻ってくる。そのどこかきらきらした姿に合わせるように「クリスタルデイズ」と「Shooting Star」を歌ってくれた。もちろん、会場中には輝いた様子や流れ星も舞っていたりしてたしね。
再度のMCでは、「みんなの待っていた気持ちがつながって…」といったように、前回に発表されたアルバムにも絡んでくるような内容の話をしている。そして、ここでバンドメンバーののんびりとした紹介も、それぞれの今年の目標と一緒にされていたり。
いよいよライブは最終盤。「永遠のうた」と「Eternity〜ひとひらのlove song〜」で、さっきまでよりも心地よく暖かく熱い雰囲気を作ると、その後はみんなで気持ちをひとつにする時間。「みんなで」や「僕のパートナー」で動きだけではなく声も合わせて、熱気は最高潮。「2013年もこんな素敵な始まりを迎えることができて…」というまーちゃんの謝辞を挟んだ後に、最後の曲となる「ロマンチックだね」でいっそうの一体感を作り上げて、ライブのメインプログラムは終了した。
13年の願い
アンコールの声に答えて、まーちゃん以下バンドメンバーがライブTシャツを着て戻ってくると、会場からもう何度目かになるのか分からない歓声が上がってくる。それがひとまず落ち着いたところで、まーちゃんが「2013年もここでもらったものをパワーにしていきたい」と話してから「LET'S!!」を歌う。やっぱり、さっきまでと同様にみんなで熱さを作り上げていった。
そして、「いろんなことが今年もあると思うけど」と話し、そんな時にはの願いを込めた「君の笑顔は僕の宝物」を穏やかに歌い上げた。歌い終わると、「何かあったときには、今日の笑顔を思い出してやっていきたい」と挨拶をして、客席から名前を呼ぶ声が何度も上がる中、ステージから下がっていった。
それでもまだ声を聞きたい客席からの求めに応じて、再びまーちゃんがステージに戻ってくる。ライブの時の恒例でブログ用の写真を撮ろうとしていると、そこに入ってくるケーキと「HAPPY BIRTHDAY」の声。なぜか予期していなかったまーちゃんが、けっこういっぱいになっちゃってたりしてね。ケーキの火を吹き消して、まーちゃんが落ち着いたところで、ケーキも一緒に写真撮影。ここではもうすっかり笑顔でした。
そうしたことにひとつ段落がついて、本当に最後の曲は「君といたmemory」。最後にまたひとつ重ねた思いを刻んですべての歌が終わる。そして、メンバーと共に客席に一礼して、年末から年始へとまたがったライブを終了させた。
感想
同じタイトルで施行されるライブではあるけど、クリスマスの時とがらっと雰囲気が違ったな、というのが今回を見ての感想。年頭のライブだから、より元気にいこうとしたっていうことだと思う。だから、より普段のまーちゃんらしいライブって言うことになると、こっちなんだろう、と。
で、正月の3日に大阪でっていう、久しぶりの日程だってこともあるかもしれないけど、会場がぎっしりになると熱気も違うな、と。自由に動ける余地がたくさんあるのもいいんだけど(笑)、いつもこうであってほしいって言う気はするね。毎回の入場者数は変動するから難しいところはあると思うけど、その辺もうまくいくように会場を選定できるといいけど。
ツアーとしては、04年のStrawberry Carnivalの時みたいに行くときでセットリストや雰囲気ががらっと変わるって言うスタイル。今回、24日と3日っていう日程だったから、日ごとでセットリストを分けたんだけど、両方を楽しむにはちょっと厳しいことになってた感はある。両方をトータルで行くことで、まーちゃんの持つ元気さと暖かさをより感じられるものだったって言うようにも思えるから、そこが残念なところではあるかな。それでも、それぞれのステージでも十分にそうしたところは見られたようにも思うんだけど。ただ、重点を置いているほうがステージごとに違ってたからね。
そうした部分はあるんだけど、これからまた動き出していくのにふさわしい選曲と雰囲気で、今年もまた元気に暖かくやっていくんだろうなってことを予感させた、そんなツアーだったんじゃないかなって思う。
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