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セットリスト
僕のパートナー
Power to Power
ストロベリーキャンドル
  *  *  *  *
魔法のくちづけ
君の笑顔は僕の宝物
∞Infinity∞
  *  *  *  *
It's Summer!!
Yeah! Yeah! Yeah!
  *  *  *  *
Sunset Sky
It's a beautiful day
 〜永遠に続く日々〜
ロマンチックだね
  *  *  *  *
かたおもい
  *  *  *  *
I.Chi.Go.
TRUST
 〜君と歩く未来〜
  *  *  *  *
永遠のうた
DESTINY
君といたmemory
  *  *  *  *
みんなで
  *  *  *  *
  *  *  *  *
I'm in the Pink
「またね。」
  *  *  *  *
  *  *  *  *
恋の色

Event Report

フリ☆フリ Strawberry Summer 2012

2012.08.18 @ 東京都渋谷区・原宿アストロホール

いつものように盛り上げて

 明るかった会場が暗くなると、それまで適当にざわめいていた客席が一気にライブモードになり、舞台に注目する。そこに最初からまーちゃんのMC。実際に舞台裏でしゃべっているのか、スピーカーから流れてくるまーちゃんからの紹介に合わせて、バンドメンバーが入場。一人ずつ音を重ねていく。バンドメンバーが全員揃ったところで、今度はコーラス&パーカッションの瀬川さんの声に導かれて、赤のミニドレスを着て、いつものようにきらきらする帽子をつけたまーちゃんが入場。
 最初の曲は「僕のパートナー」。新しいアルバムの直後のライブだけに、ちょっと意外に思った人もいたとは思うけど、それでも慣れた曲で舞台と客席が一緒に空間を熱くしていく。そこから「Power to Power」、さらには「ストロベリーキャンドル」と今までに会場の空気を高めてきた曲を並べて、さらに会場全体の一体感を生み出していった。
 いつもどおりに3曲終わったところで最初のMC。「ようこそいらっしゃいました」的な挨拶から始まって、会場周辺の思い出とか、前夜の様子、それからこの日の天候を話してから、久しぶりのアルバムを持ってのものになるこの日のライブへの想いを話していた。
 そんなトークから自然な流れで新曲の「魔法のくちづけ」へ入り、ライブの進行が再開される。さっきまでとは打って変わって、静かに落ち着いた雰囲気に会場が包まれる。そのまま静かな入りで「君の笑顔は僕の宝物」が導かれ、曲と一緒に会場も穏やかに熱くなっていく。そして「∞Infinity∞」へ入っていき、ここでもう一度会場の一体感を作り上げて、ライブの序盤が終了。まーちゃんは衣装を替えに舞台裏へと下がっていった。

新旧取り混ぜて

 まーちゃんが着替えにいっている間は、今回のライブのテーマをバンドが演奏。これまでのものに比べて、若干音色が違うようにも感じるけど、気のせいなのかな? そんなテーマでまーちゃんのお帰りを待っているうちに、ピンクのミニのスカートと上着、当然のようにラメが全体っていった姿でまーちゃんが戻ってくる。そして「It's Summer!!」でちょっとラテンな雰囲気で、なおかつ会場と客席で掛け合いもしつつ、これまでとはまた違った熱気を作り上げる。そして、その空気をさらに引き継いで「Yeah! Yeah! Yeah!」へと繋がっていく。以前と比べてこうした曲にもだいぶ会場が慣れてきたようで、少しだけラテンアメリカを思わせる光景になっていた。
 2曲終わったところでMC。いつもながらのまーちゃんの苦労(ヒールとかを履かないといけない人だからね、どうしても)だとか、メンバーの裏話をしつつ、気楽な時間を過ごしている。そして、夏の終わりの話から次の曲の紹介へと流れていく。
 そこからはもちろん「Sunset Sky」。今度は新しくも慣れた感じで舞台上と客席の雰囲気が出来上がっていく。そしてそれに乗っかるようにしてここで「It's a beautiful day〜永遠に続く日々〜」、「ロマンチックだね」とライブの定番となっている曲を並べて、一体感を作り上げてから、まーちゃんは再び着替えに下がっていった。

想いを重ねて

 どことなく宇宙を感じさせるような曲をバンドが奏でている。照明も青い色だから、なおさら宇宙感が溢れてくる。これもなんとなく今までと雰囲気が違うように思えたりしてね。そして、ここから何の曲につなぐんだろう、と思いながら聴いているうちに、白のドレスにピンクの帽子をつけたまーちゃんが戻ってくる。ドレスのスカートがなんか妙だな…と思ってよく見てみると、厚いスカートの部分は膝丈で、あとは腰から薄いレースを足元まで伸ばしているといった感じ。で、そのレースの真ん中ぐらいに淡いピンクの花か何かがついている。
 そして、戻ってきて最初の曲は懐かしいピアノの音から導かれる「かたおもい」。最近の雰囲気に比べると、CDに近い様子で歌っているのを感じる。ここから始まったんだ、という想いを歌うほうも聴くほうも感じながら、じっくりと歌い上げた。
 ここで曲についてのことや、当時考えていたことをかみ締めながら話す。当初10年と言っていたのが、いまや15年だから、それだけの感慨があるようで。そして、その間の感謝を表した。このあたり、客席も茶々を入れたりせずに、じっくりと聴いている。そして、「君の笑顔は僕の宝物」からアルバム「いちご。」へ「待っててくれる人がいるから」と願っていたことを話した。
 そして、「一期一会の出会い、そこから生まれることを」というMCの締めくくりから、「I.Chi.Go.」に入って、15年経ってたどり着いた想いを確かに伝えてくる。こうした時のまーちゃんは、やっぱり視線をひきつけて離さない何かがあるようだった。そして続けて「TRUST〜君へ続く未来〜」を歌い、それぞれの胸に何らかの想いを感じさせて、この場面の締めくくりとなった。
 MCでは舞台から見た客席の様子や、先ほど歌った「TRUST〜君へ続く未来〜」のことを話す。そこから、この夏のライブやイベントを通して感じた気持ちや、アルバム「いちご。」に関するこの先の願いを語っていった。そして、「出会い」の話に繋がっていき、そこから「永遠のうた」へ。ここから「出会い」にちなみつつ、いつも使ってきた曲を並べて、ずっと大切にしてきた想いをみんなと一緒に交し合う時間になる。曲は「DESTINY」と「君といたmemory」だから、会場の一体感もしっかりと作り上げられた。
 3曲歌ったあと、軽くMC。「みんなで」一緒に歌おうということ。メインプログラムの最後に、タイトルどおりにみんなで一緒に歌って、楽しく盛り上がって終了。まーちゃん以下バンドメンバーが楽屋に下がっていった。

この先へ

 アンコールに応えて、一同がステージに戻ってくる。メンバーはライブTシャツ。まーちゃんはそれに手を入れてクラッシュTシャツにしている。そしてその下にピンクのアンダーを着ているわけで。まず戻ってきてやることは、ブログ用の写真の撮影。いつもの通りの連写モードの音が会場に響いた(笑)。それからMC。最後の公演は1曲ごとに終わっていくから…という気持ちを話す。
 アンコール最初の曲は「I'm in the Pink」冒頭で客席と遊びながら掛け合いをするのはいつものことだけど、最近はバンドのメンバーもそれに加えて、より楽しくやっていく。そして1曲みんなで楽しく力強く作っていってから、再びMC。この時間の想いを胸に、明日からお互いやっていこうね、という話。そして再会を約して、「またね。」を歌う。この曲でステージと客席がお互いに約束を交わして、アンコール部分が終了。マーチャントバンドメンバーがステージ前方に並んで、一礼してから下がっていった。
 再び沸きあがったアンコールにもまーちゃんは応えてくれる。まず浜ーちゃんが一人で出てきて、しばらく話をしてくれる。ライブの最後は、「これで最後かな」と思いながらやってるとか、気持ちの中ではみんなが離れなくなってるから、やっぱり次もやりたい、と言う話。そして、ここで約束を、ということで12年冬から13年頭にまたやりたい、ということを宣言した。
 その後、メンバーに入りながら一言ずつもらって、ステージ上に人が揃ったところで本当に最後の曲。「恋の色」で最後に慣れ親しんだ盛り上がりを作り上げて、ライブの曲目がすべて終わった。最後に再びメンバーとまーちゃんが舞台前方で挨拶をすると、客席から大きな拍手が起こる。その中を、まーちゃんは名残を惜しみながら楽屋に下がっていった。

感想

 まーちゃんが事前に「ここで体を動かすような」と言っていたから、前編そんな雰囲気になるのかな、と思っていたらそうでもなかったよね、という構成。まぁ、まーちゃんは普段から「メリハリは大事にしないと」って言ってるから、このぐらいでよかったんじゃないの、というところなんだけど。もちろん、緩急が聴いていたほうがライブとしては面白いわけだしね。
 で、今回、まーちゃんとしては新曲はともかく、今までにあった曲は「当時の想いと今の想いの両方をじっくりと届ける」ことに主眼を置いていたような気がする。だから、「かたおもい」はかなりCDに近いサウンド感になっていたんだろうし、「DESTINY」も普段ライブで聴くより、より想いを込められるようなテンポにしていたんだと思う。
 一方、サウンド的な部分で「今までと感じが違うような気がする」部分があったんだけど、単純にメンバー構成の変化っていうのはもちろんあってね。今までギター&サウンドプロデュースをしていた長谷川さんが外れたのは、不慮のアクシデント的なものだけど、それでまたここで新しいサウンド(ギターの宮崎誠さん)が投入されて、それがけっこう心地いい熱さ的な部分だったんだよね。だから、サウンド的な部分では、今後いろんなことが許せばだけど、長谷川さんと宮崎さんのツインギターにして、曲調によってリードギターを変えていくようなことができれば、よりライブのメリハリの部分が広がってくるような気がする。
 だから、アルバム「いちご。」のテーマもあいまって、今回のライブは「出会いとその時の、そこからの想い」を強く感じさせるものになってたんじゃないか、というように思える。それはまーちゃんが普段大事にしていることだから、聴いていてしっかりとまーちゃんの気持ちに寄り添える、そして、その上で気持ちをもらったり共有したりで、元気になれた、そんなライブだったんだろうな、と思う。

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