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第25回ストキャンファンクラブイベント ほっ。ほっ。とふたいき。
2010.12.11 @東京都世田谷区・ブラッセリー・シェ・ヌー
まずは楽しく
受付を済ませて、4年前と雰囲気の変わらない店内で着席。テーブルの上を見ると札上げ用のいつもの札があったり、あるいは喫茶店らしくガムシロップなどの調味料が用意されていたり、ピアノの前にはクリスマスっぽい飾り付けもあったり。その辺のことを眺めたり、ある程度人数が集まってきた段階で入ってきたファンクラブスタッフの話を聴いている。クリスマス気分がどうだとか、今度のカレンダーの内容だとか、まだ開始前なのでとりとめもなくリラックスして進んでいる。あるいは、カレンダーの購入の手続きをしていたりもして。
やがて開演時間が訪れる。いつもの通りにみんなでまーちゃんを呼び込むと、まーちゃんが普通に店の入り口から入ってくる。前も思ってたけど、一体どこに控えてるのやら。それはともかく、イベントの数日前にどこやらで購入したのかもしれないちょっとしたお菓子を小脇に抱えたバスケットから各テーブルに配って歩いてから、店の真ん中に戻ってきてイベント開始。12月も半ばになってくるので、クリスマス気分が出てきたかなという話や、11月のときやこの日1回目の話をあいさつ代わりにちょっとしてから、いよいよイベントの本編に入っていく。そして、その頃にはお店の方からケーキや飲み物も運ばれてきて、ティーパーティらしい雰囲気がいよいよ出来上がってもいた。
各自でお茶や甘いものをつまみながら、まずは各個人で楽しもうということで、まーちゃんからクリスマスにちなんだものやまーちゃん自身に関するものなどを4択形式で出題。ところどころにしょーもない選択肢が入っていたのは、まぁ、まーちゃんらしいところではあるんじゃないかな…と。何問かやってある程度人数が絞れてきたところで、あとはジャンケンで一人を決定。その運のいい人には、まーちゃんからバケツだとかブランケット(羽根の…じゃないみたいけどね)だとかが贈呈されていた。
今度はテーブルごとの対抗戦。まーちゃんがいろんな場面で度々やっている「あいうえお作文」をみんなにやってもらおうということで、まーちゃんからはお題を提供。「てんとうむし」と「おやまだい」というもので、各自が1文字を担当、相談はなしで文章を作る…のだけど、「ん」などの難しい文字に当たった人からはうめき声だか悲鳴だかがあがっていたり。出来上がったものをそれぞれまーちゃんが読み上げて、客席の反応でトップを決めるのだけれど、時にまーちゃんが「ん?」って微妙な反応を示すものも入っていた。結局、そのトップはFCの会報に載せる…はずだったけれど、どうなるのやら。まーちゃんからはフリースのマフラーなどが贈られていたけれど。
今度はどこかゆったりと
ゲームコーナーにひとつ段落がつくと、今度はスペシャルゲストの登場。今までにたくさん曲を提供してもらっているし、ライブでもおなじみの長谷川智樹氏。ここからはさっきまでとは雰囲気をちょっと変えてミニライブに入っていく。「こんなにお客さんと近いところってなかなかいないから」と緊張気味の長谷川氏の弾くピアノでまーちゃんが歌う形。普段のライブではギターだし、以前にFCイベントに登場したときもそうだから、ピアノと言うのはこちら側としては新鮮。その一方で、まーちゃんとしては「かたおもい」の収録時には長谷川氏にピアノを弾いてもらって練習していたようで、ある意味で原点に戻ったような感じらしかった。
そんな話をしてから、まずはクリスマスも近いということで「ジングルベル」、「ママがサンタにキスをした」、「赤鼻のトナカイ」、「サンタが街にやってきた」、「We wish you a merry Christmas」、「Gloria」とクリスマスのスタンダードナンバーをつなげたメドレーを歌っていく。時には軽やかに時にはしっとりと歌いつつ、ピアノの横にある小さなツリーの光もあいまって、少しはやめのクリスマスを満喫するようなムードに会場を包んでいった。歌い終わるとしばらくトーク。長谷川氏のお勧めのナンバーは「赤鼻のトナカイ」だとか、クリスマスの曲って意外とメロディは知っててもタイトルを知らないねとか、そんな話。
今度はさっきのお題に絡めてか、「Ladybird」。ライブでの振りをそれほどまーちゃんもつけてる感じではないけど、こちらはそれを思い出しながら聴いていたり、あるいは気持ちのままに指や体を動かしていたり。気がつくと、お店の人の手が動いてたりもしててね。そして、長谷川氏のコーラスも交えて1曲を終えると、毎度おなじみのてんとうむしトークの後、この時期になると…ということで「はつこい」へ。ちょっとした追憶のムードに浸りつつ、長谷川氏のピアノとコーラスでゆったりと1曲を歌いきった。
ミニライブはここまで。まーちゃんからのありがとうの言葉と、参加者のその気持ちを込めた拍手で長谷川氏が送り出されると、まーちゃんから終演の挨拶。この段階ではまだ発表できないことが多いというまーちゃんの言葉に、今後の活躍を期待した人もけっこういたのかも。そして、「今度はライブで会いましょう」という言葉でイベントの本編は幕を閉じた。
まーちゃんの準備が整うとここからは各自とのトーク&握手の時間。前回同様、外に出してあるテーブルにまーちゃんと腰かけて、購入したカレンダーにサインを入れてもらいながら四方山話。まーちゃんが何気なく「元気だった?」なんて振ってくるから、そこからごく自然な感じで体調や気持ちの話、そこから曲の話なんかも私はしたりしてて。写真の撮影が終わったあと、握手してもらってから帰途についたんだけど、何度かまーちゃんのほうを振り返りながら「ありがとう」なんてね。そんな暖かい気持ちになれたひとときを最後に過ごして、イベントが終了した。
感想
ティーパーティっていう形でのFCイベントは3回目になるんだけど、ファンクラブイベントの原点にして理想の形みたいな雰囲気を感じられるからいいよね。まーちゃんとの距離は近く感じられるし、その一方でいろいろと仕掛けてきたもので楽しむこともできるし。で、今回は1回頭の人数がそう多くないから、よりゆったりと楽しめるような雰囲気にもなってるしね。その辺が、まーちゃんからは楽しんでもらおうっていう気持ちに、こっちからはより楽しんで帰ろうっていう気持ちにつながってくるんじゃないかな、と。その結果として、お互いの近い距離感が生まれるし、イベント中のちょっとしたやり取りの楽しさっていうのも出てくるから、やっぱりこうした形のイベントっていうのはいいんだろうなと思う。ただ、その距離感の近さが行き過ぎて、無遠慮にまでなっちゃうとまーちゃんがちょっとカチンとくるかもしれないから、そこはファンサイドとしてはしっかり境界線を認識しないといけないところなんだろうけどね。
イベントの進行がちょっと気分のままだったりするのは、ラフって言えば言えちゃうんだけど、気取らない雰囲気のイベント感が出てくるっていうのはメリットでもあるしね。まぁ、そんな感じでちょっとだけ進行やら何やらで詰めが甘いところも感じられなくはないけど、別に深刻に気になってくるようなところでもないし、その辺もまーちゃんのイベントらしさって言えばそうなんだから、一緒に楽しんじゃえばいいかな、と。
まとめちゃうと、ゆったりしたところで、のんびりとした感じで楽しみつつ、終わったあとにはどこか気分が暖かく満たされてるような、そんなイベントだったんじゃないかと思う。最初にも書いたけど、こういうのがファンクラブイベントとしての理想なんだろうな、と。時々はこうした形でもやっていかないとね、っていうところ。
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