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 MC
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横浜Encore
 MC
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 MC
 It's a beautiful day
  〜永遠に続く日々〜
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大阪夜W.Encore
 聴かせてよ君の声
   *  *  *  *
渋谷夜W.Encore
 とびたつ季節
   *  *  *  *
横浜夜W.Encore
 優しい約束
  〜TO MY FRIEND〜

Event Report

Strawberry Hop Step Jump Tour 2009

2009.01.03 @ 大阪府大阪市・心斎橋CLUB QUATTRO
2009.01.12 @ 東京都渋谷区・Shibuya O-east
2009.01.25 @ 神奈川県横浜市・ランドマークホールYOKOHAMA

最初から飛ばしていきましょう

 今回はどの会場でもオールスタンディングでの観覧なので、入場後は自分がライブを見やすい位置に移動してのんびりと開演を待っている。渋谷や大阪では飲み物を受け取って飲んでいたり、さらに大阪では中ほどに椅子やテーブルもあるので、なおさらのんびりとしていたような雰囲気。そんなふうにして時間を使っていると、1ベルのしばらく後に、会場によってはまーちゃんやバンドメンバーの気合入れの声が漏れてきてたり。……あるいは、まーちゃんも承知の上でやってたのかもっていう気が今からするとしないじゃないけど。
 舞台上が暗くなると、ロック調のサウンドや男声MCに導かれて、バンドメンバーがひとりずつ入場。それぞれに拍手が送られる中メンバーが位置に着くと、最後に入ってくるのはまーちゃん。そして、赤と白のキャミドレスにホットパンツ姿のまーちゃんにスポットが当たるとライブスタート。「Hop Step Jump」の今回のテーマで会場をウォームアップしてから、まずは「がんばって!」を歌う。まーちゃんの元気な姿に引っ張られるように、客席側もテンションが上がっている。後奏に再びライブテーマを織り込みながら1曲終わると、「今日はみんなで盛り上がろう」的な短いMCを挟んで、ここからは一気の流れ。「りょうおもい。」、「Only You☆」、「チャンス!!」と元気のいい曲で会場と一緒に熱い空気を作り出していく。「りょうおもい。」の大サビは客席がバンドと一緒にリズムを刻んでいたり、「Only You☆」や「チャンス!!」でまーちゃんと一緒に動いていたり、それぞれに曲を楽しみつつ、会場を盛り上げていっていた。
 4曲けっこう動いたところで、最初の本格的なMC。とは言うものの、今回は曲数がけっこう多いために、MCに3分というきつい制限がかかっている上に、それをけっこう厳守でいくから、まーちゃんもけっこう急ぎ足。そんな中でも、「ライブに来てくれてありがとう」的な挨拶だったり、その日のお天気やら話してはいるんだけど、結局は時間が来てカラータイマー…じゃなくてサイリウムの合図。それに背中を押されるように、まーちゃん史上最長クラスの10曲メドレーに入っていった。
 今回のサウンドテーマから入ったメドレーは、まずみんなと一緒に動きつつ、時に一緒に声を合わせたり、客席から叫んでもらったり…といった感じ。といっても、全編それだけって言うわけでもなくて、終盤は少し落ち着きながら、でも気持ちは一緒に動きつつで進んでいく。そして、最後にテンポを落とした「Dream」のサビをみんなで一緒に動いて、20分ほどのメドレーを終わらせた。

落ち着いたり動いたり

 まーちゃんが薄いピンクのドレスに着替えている間は、普段のようにバンドがライブのテーマを客席をあおりつつ演奏。少し長めの時間を、「HOP STEP JUMP」の声や動きを合わせながら盛り上げていると、やがて、所定の時間が来てバンドと一緒に空気を熱く保つ場面は終了。着がえ終わったまーちゃんが静かに入ってきた。その落ち着いた空気のまま、「love letter」をまーちゃんが歌っていく。客席もさっきまでとは打って変わって、静かに曲の世界に身を委ねている感じだった。
 1曲終わったところでMC。「love letter」のレコーディング当時のことや、さっきのメドレーのことなんかを話している。落ち着いた曲の後だけに、まーちゃんも静かに気持ちを話してるし、聴く側もそれを受け止めようとじっくり聴いていた。そして、MCの後は最近時々ある、ドレスで元気に動き回る時間。まずは「ストロベリーキャンドル」から。しばらくライブでやってなかったし、今回は客席の1人頭の面積が広いから、みんながけっこういっぱいに動いてたような気がする。
 曲の合間になると、まーちゃんが客席のそれぞれの場所や時にはスタッフまで引っ張り出してのご機嫌伺い。となると、ドレスの色に合わせたのかどうかは知らないけど、Girl in Pink(ピンクの服を着た女の子)が歌う「I'm in the Pink」ってことで、妙にぴったり(笑)。まーちゃんの曲の中でもトップクラスにビートの効いた曲だし、みんなが盛り上がるから、バンドもその辺は影響されるようで、渋谷の夜のあたりからはだんだんすごいことになってってたような気がする。特にキーボードの岩見氏がね。まーちゃんも最初のうちは気づいてなかったようだけど、気づいたらみんなと一緒にウケてたんじゃないかな? 他のメンバーもけっこう前に出てきてたしね。
 と、そんなようにしてみんなが一気に熱くなってた「I'm in the Pink」が終わると、まーちゃんが衣装のことやらなにやら話している間に、次の場面のセッティングが進んでいく。バンドの方も、ギターの長谷川氏を除いて一時退場。やがて、次のアコースティックの場面の準備ができると、長谷川氏も前に呼んできて、いよいよ本格的に静かな場面をスタートさせた。

静かにも激しくも

■大阪■ まず最初に歌うのは、ラジオ大阪でやっていた番組「飯塚雅弓のMEGA-TONスマイル!」から生まれた「おやすみ」。やっぱり、大阪に来てのライブだから、その辺を意識しての選曲になってる。で、会場の中ほど、座っている人たちの中には曲に包まれて本当にお休みしそうになった人がいたとかいないとか? 曲が終わって、久しぶりなアコースティックへの気持ちを話すと、もう1曲を歌う。今度は、05年1月3日に発売になったミニアルバムから「M」を選曲。TPOをけっこう考えるまーちゃんらしいところがけっこう見えていた。曲自体は、客席に居る人達やいない人達への思いをじっくりと噛みしめながら歌っていた。
■渋谷■ 4年ぶりの「星空にお祈り」からアコースティックに入っていく。この場にいる人達への想いや、来られなかった人たちへの想いを込めて歌いつつ、さらにもう来られなくなっている大事な人たちのことも、この曲を歌っているときはどうしても浮かんでくるようだった。MCでそのあたりのことを話したあと、もう1曲は「小さな私から」。こちらはこれからへの願いなんかを込めて歌っていっていた。一方で、転調が多い曲だからギターも大変らしく、昼の時にはトラブルも発生したので、夜はキーボードの岩見氏も急遽交えてのものになっていたけど、それでもじっくり聴けるものになっていた。
■横浜■ 最終公演では、本当にこの先もちゃんと歩いていきたいという願いを込めた「STAGE」から入っていく。「どこまで行けば」という気持ちはずっと胸に抱えて進んでいくんだろう、というMCの後、最後ということで残りのバンドメンバーも呼び込んで、フル編成のアコースティック。普段ベースの川島氏はここではパーカッションに回っていたけどね。ちなみに、夜のときは呼び込みながら「I'm in the Pink」の時の岩見氏にツッコミを入れてたり(笑)。そんなこんなでMCを済ませた後は、まーちゃんの原点となる「かたおもい」。今まで重ねてきたことやこれからのことを想いつつ、暖かさも切なさも軽やかさも込めて、この曲を歌い上げていった。

 アコースティックの場面が終わると、再びまーちゃんのMC。2月21日から始まるスタジオライブのことなどを話している間に、後のセッティングが終わるとバンドに場面を譲って、まーちゃんは衣装を換えに退場。ライブのテーマを中心にしつつ、「MAYUTAMA CALL」を各メンバーごとに紹介がてらやっていたりしてね。
 やがて、スカート部分にファーのついた白いドレスを着たまーちゃんが入場。ここからはラストに向けた流れになっていく。「恋のRibbon」、「月と帰り道」で会場とステージとの一体感を生み出していって、それが最高潮に達したような雰囲気になるのが、「君といたmemory」。他の曲では(分かんないってこともあるのかもしれないけど)あまり動かないような人も、普段から盛り上がってくるこの曲についてはけっこう動いてくるから、ホントに会場全体がひとつになってくる。それをより感じたいからかどうか、まーちゃんはついつい高いところに上がっていっちゃうようで。おかげで、渋谷の昼の時は曲が終わった後に降りられなくなってたりもしたんだけどね。
 3曲終わって、メインプログラムではラストのMC。時にまーちゃんがブーツを脱いだり、あるいは年頭ライブへの想いを話したり、それぞれごとに違いはあるけど、最後になるとどこかしら寂しさを感じるのは、まーちゃんにしても然りらしい。
 そして、最後の曲は「ゆびきり」。会場にいるみんなと再会の約束をして、メインプログラムを終了させた。

アンコール

 アンコールに応えたまーちゃんが、ピンクのライブTシャツにラメ入りスカートで、キャップをかぶって戻ってくる。歌う前に軽くMC。それぞれの会場についてのことだとか、その時の姿についてのことだとかを話す(実際、横浜の昼のときはまだブーツを履いてなかったわけで)。MCが終わると、いよいよ曲に入っていく。

■大阪・渋谷■ 「Power to Power」をまずは歌っていく。曲の途中にライブのテーマを入れるのは、こうした場面でけっこういつもやっていることだけに、客席の側もけっこう順応が早い。曲が終わると、もう一度短めのMCを入れてから「LET'S!!」を歌う。最後にみんなで一緒に飛び上がりながら、最後の曲を楽しく盛り上げていった。
■横浜■ さすがに、全会場で普段あまり聴かない曲ばっかっていうのも…ということのなのか、ここではまず「ロマンチックだね」から入る。今までの2会場の流れで、今回はこの辺の曲はないだろうと思ってた人もけっこういたらしく、そのせいもあって曲が分かると一気に盛り上がる。少し広い目のスペースでみんなが目いっぱい動きつつ、1曲終わると、MCの後に最後の曲。今度は「It's a beautiful day〜永遠に続く日々〜」。これもこれからの願いを込めつつ、みんなで一緒に動いていく曲で、なおかつ普段から大事な場面で使ってるから、なおさら会場が熱くなる。そうして、大きな熱を会場全体で生み出して、ライブの最後を締めくくった。

 アンコールの2曲が終わると、メンバーが全員で前に出てきて最後の挨拶。まーちゃんのみならず、メンバーそれぞれにも声援が送られる中、それぞれに手を振りながら舞台から下がっていった。
 ……なんだけど、各会場夜にはダブルアンコールが用意されていたりして。もう一度の要請に応えてまーちゃんがまずはステージに戻ってくる。そして、ひとりずつメンバーを呼び込みながら、軽くそれぞれとトーク。今年の目標とかをひと言ずつ言ってもらっていた。大阪ではここでまーちゃんに対するサプライズ。「大阪で生まれたこの曲を…」と言って、まーちゃん自身も会場も「聴かせてよ君の声」への準備をしていると、いきなり「HAPPY BIRTHDAY」の曲と共にケーキ登場。まーちゃんはしっかり驚いてくれていた。
 本当に最後になる曲は、それぞれの場所に合わせた選曲。大阪では上に書いたような感じで「聴かせてよ君の声」、渋谷ではライブのタイトルにも合わせて、次への意気込みも込めつつ「とびたつ季節」、最後の横浜では再会の約束を込めて「優しい約束〜TO MY FRIEND〜」。それぞれに今まで思いを育ててきた曲だから、会場もみんな願いを共有しているような感じになっていた。特に、横浜の時は曲が終わった時に、まーちゃんが感極まっちゃったらしくて、けっこう長い間涙していたりもしてね。そうした想いを重ねて、曲は大事になっていくんだろうな…と。
 これで本当にライブは全て終了。舞台から下がっていくまーちゃんをそれぞれの気持ちで見送っていった。まぁ、大阪ではその後に「あなたが生まれた日」を会場がア・カペラで歌ってたりもしたんだけど。

感想

 去年の夏の時がやっぱりアルバム中心だったし、それに今回のライブのタイトルからしても、けっこう普段たくさん歌ってるような曲でより多く跳ばすのかな…なんてことも若干思ってないでもなかったんだけどね。蓋を開けてみたらそうでもなくって、普段よくやってるのは「君といたmemory」とぐらいで、後は会場ごとに何かしら使ってくることはあっても、基本的には最近あまりやってないようなもので構成してきたから、けっこう意外なところを突かれてたりもしたかなってのが、選曲面での正直なところ。ただ、そういう選曲でもけっこうみんなで一緒になって跳んだり動いたりっていうライブができちゃうのが、まーちゃんが過ごしてきた時間や歌ってきた曲数の大きさってところなんだろうね。なんなら、普段からある程度そうしたところは意識してほしいところかもしれない。それは、意外性からくる楽しさにつながるわけだし。それと、安心して楽しめる部分とのバランスってところだろうね。
 それにしても、「I'm in the Pink」で特に顕著だったんだけど、だいぶ舞台上のメンバーもいろいろと思うところをやってくるようになってきたのかな…なんて気がする。メンバーもまただいぶ回数を重ねてそうした表現がしやすくなったってところもあるだろうし、後は、客席との相乗作用かね? 舞台上が何かやってくると、それに応えて客席からもリアクションとかが起きるし、それでまた…って言うのが渋谷や横浜でけっこうあったかも…って気はするんだけど、どうだろう?
 なんか、今回は回を重ねるごとにいろんな気持ちなんかが重なっていったところがあって、それが多分、一番最後の場面でまーちゃんが涙しちゃってたのにつながるんだと思うけどね。大阪でも渋谷でも、それぞれの意味で「待ってました」って言うところは多分あって、それがそれぞれの会場での気持ちになるし、そのふたつがうまいこと集まって横浜の、特に夜のアンコール以降になってったんだろうね。だから、ツアーの中でライブが熟成されていくって言う過程が、今回は見えやすかったのかな…なんてね。
 総括すると、「普段やってるような曲はそれほど入れてなくっても、これだけ楽しいものができるんだよ」っていうことを感じたって言うのが正直なところかな、と。繰り返しになるけど、それはまーちゃんが時間を重ねてくることで培ってきたものなんだろうと思う。これからも、そうしたふうなことがいろいろとできるように、時間を過ごしていってほしいなっていうのが、これからへの願い。

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