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Monologue
君へ続くストーリー
  *  *  *  *
MC
ひまわり
remmeber
MC
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 〜ひとひらの
  love song〜
ロマンチックだね
Baby,
 dance with me♪
MC
君といたmemory
  *  *  *  *
MC
DESTINY
とびたつ季節
  *  *  *  *
恋の色

Event Report

Strawberry Summer Story 2008

2008.08.03 at 神奈川県横浜市・ランドマークホールYOKOHAMA
2008.08.23 at 東京都渋谷区・Shibuya O-East

物語

 客席の照明が暗くなって、ライブの始まりが示されると、まず最初に流れるまーちゃんの声。いろんな物語があって、だけどその始まりにはいつも出逢いが…とモノローグでアルバム「Stories」の世界へと導いていく。そして、「Stories〜prologue〜」の調べが流れる中、バンドメンバーが、その一足後に青いドレスに身を包んだまーちゃんが入場する。まず最初に歌うのは「Sincerely」と「明日晴れたなら」。物語のはじまりは、同時にライブの始まりのシーンにもなっていた。

 ■渋谷・夜■この時には、ステージ側方にあるスクリーンにアルバムについているDVDの映像が流れて、より気分を高めていたり。
 2曲終わったところで、早くもまーちゃんは衣装を換えに下がっていく。その間、再びモノローグで客席を物語の世界にとどめておく。七夕の夜のこと、そして二人で訪れた夏祭り、まーちゃんの声を頼りに、それぞれがイメージを膨らませていき、黄色の浴衣を着たまーちゃんが「初めての1ページ」を曲のイメージのままに歌ってくれた。夏祭り気分の1曲が終わり、誰かからの電話に答えるまーちゃんの声が聴こえる中、舞台上ではセットのチェンジ、そしてまーちゃんは再び着替えをしている。ランプが乗ったサイドテーブルの前に置いたソファに腰かけたまーちゃんは、今度はパジャマ姿(……何となーく、浜松のFCイベントの時に着たパジャマのような気がするんだけどな…)。夜寝る前のシーンを想像させる雰囲気で歌ったのが「Always...Forever...」。まーちゃんが会場を安心感で包んでいたように思う。
 ■渋谷・夜■この時のセット、いろいろと身の回り品があったんだけど、まーちゃんがもってた携帯は23日の公演の前に買い換えてたとか。
 1曲終わり、今度のモノローグは悲しく切なげに、なぜ気持ちが離れたのか、その後悔を物語っていく。会場がまーちゃんの声に静かに聞き入っている中、そっと途切れたまーちゃんの声に続けて「忘れない。」の前奏が入っていく。黒いドレスで、頭に赤い花をつけたまーちゃんは、ライブでのステージ上ではそうは見せない沈んだ表情で、曲の印象をより深めながら、切ない曲を歌っていった。続けて「Starry Night」を歌っていく。ミラーボールに照明が当たって、会場中を夜空の星で満たしていた。
 モノローグが夜明けを告げている時、再びまーちゃんは着替え中。そして、もう一度始まった夏の日へと物語が進んでいくと、白いドレスをまとったまーちゃんは「きっと ずっと」と「Love Knot」を続けて歌う。ここまでどちらかというと静かな展開だったから、客席も勢いづいて盛り上がっていた(特に「Love Knot」で)。そして、今度はまーちゃんが直に客席を見ながらのモノローグ。そばにいてくれた人達、そして、ここに来てくれている人たちへの思いを噛みしめながら話して、「Polaris」へ。その気持ちのままに、語りかけるように歌ってくれた。最後のモノローグは、これまでとこれからの「物語」の言葉。「ずっと一緒に」の言葉を、やはりステージ上から直接に伝えていた。「君へ続くストーリー」を、やはりそのままの気持ちで歌い上げて、ライブの一つ目の場面が終了した。

繋いできたこと

 バンドが「君へ続くストーリー」の後奏を伸ばしている間、ひまわりをイメージしたらしい黄色と緑のドレスに着替えたまーちゃんが入ってくると、曲が一度完全に終わり、ライブの場面も転換されることを示すように、今度はバンドメンバーが下がっていく。バンドが準備をしている間、まーちゃんお得意の(?)長いMC。ライブの構成上、フリートークは開始後1時間を軽く回っているここが最初になるので、その分話すことはたくさんあって、挨拶から始まって、ライブの構成のことや、「Love Knot」の振り付けのことなんかを話していた。やがて、バンドの準備が整うと、夏の意気込みや思い出(会場によって)の話なんかを聴きながら、ひとりずつ紹介していった。
 ライブ後半は、今までにみんなで作り上げてきた曲のオンパレード。最初になるのは衣装のイメージのままに「ひまわり」。まーちゃんも気持ちをこめて歌っていたし、それぞれに気持ちをこめて聴いていた。

 ■横浜・夜■……んだけどね。大サビ前の一度ブレイクするところ、まーちゃんが手を挙げようとしても挙がらない。マイクが衣装に引っかかってたらしかった。それでも、気を取り直して大サビに入ると、後は普段のような盛り上がりだったけど。
 ■渋谷・夜■この時、誰かが用意したひまわりを会場が振ってたら、まーちゃんが泣き出しちゃっててね…。
 続けて「remember」。横浜や渋谷の夜ではさっきあったなんやかやを引き継いでたり引きずらないようにだったり。2曲終わったところでMC。「ひまわり」や「remember」を歌いながら、いろんな曲を作ってきてて、その曲を作ってるときに描いた未来に今、たどり着いて歌えてることに感慨深げな様子だった。
 ■渋谷・夜■さすがに、「ひまわり」の時にだいぶ泣いちゃってたから、一度メイクを直しに戻ってたまーちゃん。その間は、長谷川氏が困惑しながらつないでたり。
 そして、「Eternity〜ひとひらのlove song〜」、「ロマンチックだね」、「Baby, dance with me♪」と、しばらくぶりの曲、いつもやってる曲、最近多い曲をみんなで盛り上げていく。久しぶりだったりすると、微妙に違ったりするところもあるんだけど、それでも基本の楽しんでるところは変わらないのかな…という雰囲気。
 最後のMCは、回は構成から始まって、いろいろと初めてなところもあったんだけど、こうしてやってみてよかったんじゃないか、というまーちゃんの言葉今。そして、今回もそうなるんだろうし、これからもそうしていきたい、という願いを込めて「君といたmemory」を最後にみんなで作り上げて、ライブ本編が終了した。

アンコール

 アンコールに応えて戻ってきたまーちゃんはライブTシャツに銀のジャケット(?)。バンドメンバーももちろんライブTシャツ着用で戻ってきてる。

 ■横浜・夜■背の文字を並べて、「LOVE OL」なんて、昼ドラマチックな発言をまーちゃんがしてたりもしたけどね(苦笑)。
 MCでは、12枚目のアルバムで出てきた「物語」というキーワードや、歌を創るときに思っていることを真摯に語ってくれたまーちゃん。それがあるから、今まで続いてきてるんだろうな、とも思う。
 ■渋谷・夜■ここでのアンコール最初の曲は、「夏の終わりの約束」ということなのか、「ブルーのストーリー」を持ってきていた。けっこう驚いた人も会場にいたような気もするね。一度歌い終わった後で、どこか納得がいかなかったようで、「もう1回」なんていってやってたりもした。この公演って映像になって残るし、そうでなくともまーちゃんはそういうときにはやるしね。
 そして、最後にいつも歌っている2曲、「DESTINY」と「とびたつ季節」をみんなで盛り上がって、一緒の時間を刻み込んでライブ終了。けっこう、終わってみれば長かったらしいけど、それを感じさせない濃密な時間に、ここで区切りが着いた。
 ■横浜/渋谷・夜■夜公演にはダブルアンコールがあった。「もう1回」の声に答えて歌ったのは「恋の色」。この曲だとなおさら会場が熱くなるのは、たぶん気のせいじゃないんだよね。そんなふうに、1日の終わりに暑さをもうひとつ加えて、ライブ2公演を終了させた。

感想

 まーちゃんもMCやラジオなんかで度々言っていたとおり、構成面からして初めてのことをやってみた今回なんだけど、その分客席の側の戸惑いは普段より大きかったと思うし、それにどうやって乗っていこうか、いくらか困ってた雰囲気は特に最初の公演であったんだけどね。最後の時にはだいたい解消されていたんじゃないか、とも思うけど。まーちゃんとしては、「Stories」の物語をよりシンプルな形で、だけど気持ちにしっかりと届くようにということで、こうした構成や曲の並びにしたと思うんだけど、あるいは曲間に、イメージを補完できる曲を入れてもよかったのかもしれないと思うけど…どっちがいいか、難しいところかな?
 こうした構成…というか、物語を感じさせるライブのつくりにしたことで、より見えやすくなったのはまーちゃんの役者としての側面で、もちろん曲も楽しく聴いている一方で、まーちゃんが見せる微妙な表情とか、そのあたりでもより物語の世界に入り込むことができてたからね。普段、ライブだと曲を聴くことに意識がだいぶ行くんだけど、目でまーちゃんを見ることでも楽しみがあったと思う。
 一方、大阪や渋谷の夜公演の時、客席からの仕掛けがあったわけだけど、まぁ、やるなとは言わないし、それでまーちゃんが感激してるから、やる意味は大きいのかもしれないけど、それをやるかどうかは各個人の判断にさせて欲しいな、と。そうした「作られてる感」を嫌う人や、自分なりに楽しみたいと思う人もいるわけだから(ホントは、一番いいのは自然発生で曲の間に周りに広がってくことだと思うけどね)。
 結局のところ、今回のライブはいろんな切り口で楽しめるものでありつつ、しっかりといつもどおりのところでもあり、だから、終わった後に普段のライブで得られるものに何かプラスされた気持ちで帰ることができる、そんなライブだったんじゃないかなと思う。時々、こんなふうなライブがあってもいいんじゃないかな、と。

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