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イベント内容
Opening
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君と大空へ
完ペキなスマイル
青空スクールデイズ
MC
  *  *  *  *
It's a beautiful day
 〜永遠に続く日々〜
DESTINY
  *  *  *  *
春、君想フ
HONEY BEE
MC
  *  *  *  *
君想う空に願う
MC
23degrees
MC
メープルの空
MC
STAGE
MC
  *  *  *  *
りょうおもい。
MC
チャンス!!
とびたつ季節
  *  *  *  *
Shooting Star
君といたmemory
Dream
  *  *  *  *
  *  *  *  *
恋の色
聴かせてよ君の声
  *  *  *  *
  *  *  *  *
It's a beautiful day
 〜永遠に続く日々〜
 (夜のみ)

Event Report

飯塚雅弓Special Birthday Live
Strawberry Honey 2007

2007.01.03 at 神奈川県横浜市/ランドマークホール

ライブの流れ

 ランドマークホール自体はおなじみの会場。ただ、今回はホール内の階段状になっている席の部分が少なくって、前半分弱ぐらいは一番下の席になってる。こういう客席のセッティングは初めて。それで入場人員数にどれ位の差が出るのかはわかんないけど。
 さて、会場が暗くなって、バンドのメンバー(前回と同じ面々)が入ってくると、いよいよライブのスタート。まずは、まーちゃんの誕生日ということで、「Happy Birthday to You」をアレンジしてバンドが演奏。実際のところ、ここしばらくはこの演出がなかったような気がしないじゃないけどね。
 オレンジのドレスを着たまーちゃんがその間に入ってきて、バンドの祝福の演奏が終了。オープニングは「君と大空へ」、「完ペキなスマイル」、「青空スクールデイズ」と新旧取り混ぜた選曲。その中でも前2曲はまーちゃんが分かりやすい動きをしてくれてるものだから、ライブで使った回数が少なかったり、久しぶりだったりしてもけっこう会場が動いてくる。そんなふうに、まずは一気に客席をライブに引き込んでから、「青空スクールデイズ」で少し落ち着かせてくれていた。
 3曲終わったところで最初のMC。挨拶に続いて、30回目の誕生日にちなんだ話や、ありがとうやよろしくといった話をしてくれている。時にはどういうわけだか会場から「三十路コール」が起きてたりもしたんだけど…まーちゃん、あまりそれに乗るのはどうかと思わないじゃないんだけど? まぁ、でも会場に「おめでとう」の雰囲気があったのは確かだけどね。
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 次の曲が「It's a beautiful day〜永遠に続く日々〜」。私は「え? もう?」って驚いてたんだけど、会場にそんな人はどれくらいいたのやら。とは言うものの、ホントに定番中の定番(発表後、ライブで使わなかったのは1度だけ)の曲だから、最初の音が聴こえれば一瞬で対応は利くわけで、会場の温度は一気に上がる。そしてそのまま「DESTINY」へと続いて、さらに会場を熱くしたところでまーちゃんは一度楽屋に退場。
 まーちゃんが着替えている間に、会場とステージ上で、見えないまーちゃんに祝福の歌声や演奏を送り続けてる。長谷川、瀬川両氏のリードに乗って、さっきまでで上がったヴォルテージを落とさないようにしてる。ステージ上では、そうしながらも舞台裏と視線を交わして、まーちゃんの戻りとタイミングを合わせようとする様子も伺えたりね。
 まーちゃんが戻ってきて、音が一度切れるとライブは次のステージへ。衣装にイメージを合わせたかのように、「春、君想フ」を歌う。曲中に出てくる雪の白さと、まーちゃんのドレスの白さが何かあいまって、何かいい雰囲気。当然、客席は座って静かに聴いているシーン。1曲終わると、曲調をがらりと変えて「HONEY BEE」…なんだけど、みんな座ったまんまだったりする(苦笑)。これ、立つ曲じゃないの? 客席にちらほらと立ってる人はいたんだけどねぇ…。
 2度目のMCでは、しばらくぶりになる白いドレスのことなんかを話している。その間に、まーちゃんの後ろでは次のステージへのセッティング変更。準備が整うまで、まーちゃんが場の雰囲気をそちらにふさわしいものにしていた…と思うんだけどね。
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 ここからはアコースティックに、静かにまーちゃんが歌いかけてくる時間。まずはキーボードのみの伴奏で「君思う空に願う」から。CDからしてこの曲はそうだけど、どっか空気が張り詰めるような感じがしてくる。1曲終わると、残りのバンドメンバーを呼び込み、しばしトーク。それぞれの正月の過ごし方や、今年の抱負をまーちゃんが聞いていた。
 ここからはフルメンバーで初披露となる「23degrees」から「メープルの空」、「STAGE」へと、それぞれの曲への想いを1曲ごとにじっくり話しながら、ゆっくりとステージを進行させていく。タイミングを合わせるのに、まーちゃんが時にバンドと視線を交わしたりするのを見ると、やっぱりチームの雰囲気はいいんだろうな、と思う
 こうして、今までの最多になる4曲を入れたアコースティックの場面が終わると、バンドの準備が終わるまでは再びまーちゃんのMC。歌い始めた頃のことを思い返してみながら、今の気持ちを話してくれてた。
 バンドのセッティングが終わると、まーちゃんは一時退場。着替えてる間に「りょうおもい。」のリズムパートを流用したフレーズでラストに向けての流れを作り始めていた。
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 ピンクのフリルがたくさんついたキャミソールにホットパンツという姿でまーちゃんが戻ってくると、その「りょうおもい。」からライブ再開。秋のときにやっておいた掛け合いもしっかり入れて、さっきまでの落ち着いた雰囲気とは一変したステージになる。ひとつ終わったところで、フルネームでのメンバー紹介を挟んでから、「チャンス!!」と「とびたつ季節」を歌う。「とびたつ季節」では、やっぱり秋の時に見せていたキティのギターを再び使って、長谷川氏とツインギターで盛り上げていた。
 MCを挟んで、いよいよラストへ。まずは「Shooting Star」。久しぶりの曲なので、まーちゃんに合わせてる人もあり、そうでない人もありで、まぁそれぞれに楽しんでる雰囲気。これが次の「君といたmemory」になると一変。まーちゃんのフリも分かりやすいし、何よりこれもいつもやってる曲だから、会場が一体になってる。
 そして、最後のナンバーは「Dream」。こっちもまーちゃんに合わせつつ…の曲。まぁ、前の曲に比べると複雑になる分、ステージ上も含めて少し間違えてたりするのはご愛嬌、ということでね。ヴォーカルの部分が終わると、まーちゃんは一足先に退場。バンドが最後にもう少し引っ張って、メインステージを終了させた。
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 アンコールに応えて、ライブTシャツにデニムという姿に着替えたまーちゃんとバンドメンバーが戻ってくる。「一緒に歌って」とまずは「恋の色」。いつもの通りの盛り上がりで2コーラス終わったところで、いきなり曲が止まる。客席とまーちゃんがまとめて戸惑ってると、長谷川氏のリードでバンドが「Happy Birthday」の演奏がスタート。客席もすぐに乗って、まーちゃんの誕生日を祝福。当のまーちゃん自身は何も知らされていなかったらしく、目一杯に戸惑いと驚きと喜びを感じてるような雰囲気だった。
 そして、止めていた「恋の色」をラストまで歌い終わって、いよいよ最後の曲になる「聴かせてよ君の声」。普段通りにお互いに歌って盛り上げる。客席だけで歌うシーンがあるのはけっこういつものことだけど、今回は久しぶりにその各部分ごとに分けてみたり、あるいは「スタッフ〜」なんてまーちゃんが言ってみたり、なんてシーンも夜にはあったりね。
 そして、最後まで歌い終えてから、終演の挨拶。メンバーが全員前に出てきたその真ん中で、まーちゃんが「ありがとう、これからもよろしく」と挨拶。これをもって、2007年最初のライブが終了した。
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 夜の時はもう少し続いてる。会場からの声に答えてダブルアンコール。歌ったのは「It's a beautiful day〜永遠に続く日々〜」。最後にもう一度声を掛け合って、2007年のスタートを締めくくる。そして、まーちゃんから「家に帰るまでが…」といつもの言葉をもらって、全日程を終えた。

感想

 今回のライブって、前回(Strawberry Lovely 2006)とワンセットのような気がする。前回で、この10年を振り返って、今回はその上で新しく進んでいくことを見てる人に誓った、っていう感じ。選曲とか、MCを見てるとそう思えるんだよね。今回、かなり「前に向かって歩いていこう」っていう曲を選んできてるから。まぁ、それはまーちゃんの基本的な色のひとつではあるんだけどね。そうした曲を歌っている中で、まーちゃんが少し何か溢れそうになったようなシーンが見えたようにも思うんだけど…どうだったのかな?
 ともあれ、もちろんそれだけじゃなくって、アコースティックでは今までやってなかった「23degrees」を入れたり、あるいは「10 LOVE」で前回使わなかったものの中から「Happy Smile♪」を除く3曲をやったりして、ライブの構成が単調にならないようにもしてたかな、と。だから、今回はその分いろんなものを楽しむことができて、飽きさせないライブだったと思う。
 そんな感じで、今回はまーちゃんの誓いっていうムードで全体を彩ってたわけだけど、その一方で、まーちゃんが言うとおりに30回目の誕生日のお祝いのライブでもあってね。だからって、三十路コールもどうかとは思うけど、でもポイントでまーちゃんにお祝いを贈るシーンもあって、そういうのはやっぱり節目でしかできないことだからね。ちゃんと入れといてくれてたのはよかったんじゃないかな。
 そうやって、いろんなことを楽しんでる一方で、今回はちょっと細かい(細かくないのもあるけど)ミスもいくつか目についたんだけど…。まぁ、ライブは生もので、どんなことが起こるのかわかんないのが醍醐味だけど、ミスがないのに越したことはないからね、本来なら。でも、まだ笑って済ませられる範囲だったと思うけど。
 全体としては、いろいろなものを目にできて、ほんとに退屈する暇はなかったし、まーちゃんの気持ちをストレートに感じることができたしで、単純に楽しんだっていうよりは、何かもうちょっと深いところに何か刻んでたライブだったと思う。そういうライブもあまりないのかも知れず、CD出してからの10年の締めくくりに、あるいは30回目の誕生日に、そういうふたつの節目が重なった時にこういうライブができたのはよかったんじゃないかな、と思う。

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