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トップEvent Report>Strawberry Lovely 2006
 
イベント内容
君といたmemory
ロマンチックだね
ミントと口笛
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MC
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がんばって!
優しい約束
 〜TO MY FRIEND〜
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MC
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Your Song
赤い靴のカウボーイ
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MC
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公園通り
コスモスガーデン
君と大空へ
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MC
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ひまわり
恋の色
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MC
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聴かせてよ君の声
I'm in the Pink
Twinkle Wink
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MC
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りょうおもい。
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Medley
 Power to Power
 ストロベリー
  キャンドル
 とびたつ季節
 ゆびきり
 「またね。」
 It's a beautiful day
  〜永遠に続く日々〜
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DESTINY
君と大空へ(Reprise)

Event Report

Strawberry Lovely 2006

2006.11.5 at 東京都渋谷区/SHIBUYA-AX

飯塚雅弓 1st Stage(1997〜2000)

 会場はいつも通りの慣れたSHIBUYA-AXなんだけど、ステージをパッと見、いつもと違うところがひとつ。今回、舞台後方の暗幕が開けてあって、そこからスクリーンが見えてる。まぁ、当然そこに何かを映すんだろうけど…。
 なんてことを考えているうちに、客席が暗くなってライブスタート。
 早速スクリーンにまゆたまが表示されて、色々としょーもないコメントまじりのご挨拶。それに続いて、スクリーンのまゆたまに合わせてバンドメンバーを呼び込む。ギターの長谷川智樹氏、キーボードの岩見尚明氏、ドラムスの小島徹也氏、ベースの阿部光一郎氏、最後にコーラスの瀬川有佳子氏が入場。バックが揃ったところで、スクリーンに合わせて延々と続くまーちゃんコール。しばらくやらせておいてから、まーちゃんの入場。そしていよいよ曲に入る。
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 最初は「君といたmemory」。トップナンバーになるとは思っていなかった人も多いのかも(特に昼は)。会場に少し驚いたような戸惑ったような雰囲気を感じたんだけどね。それでも、一度曲に入ってフリを始めちゃえば、慣れたものだから、スムーズにライブのモードに入ってく。
 1曲終わると、舞台左右から2人ずつのダンサーも加わって「ロマンチックだね」。まーちゃんやバンドの後ろのスクリーンには、昔懐かしいプロモーションビデオも上映。この日のまーちゃんとスクリーンのまーちゃんを見比べた人もいたとかいなかったとか(苦笑)。曲自体は、もちろん定番なんで、会場は熱くなってきてるんだけど。
 ダンサーが下がって「ミントと口笛」に入る。でも、スクリーンではこちらもプロモーションビデオを流してるんだけど。曲調もあるだろうし、ライブで歌うのがちょっとだけ久しぶりなこともあって、少し落ち着いた雰囲気になったかな。
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 3曲を終えたところで最初のMC。今回のライブのコンセプトの話なんかをした後、さっきまで昔に撮ったプロモーションビデオが2本流れていたので、それをネタにトークする。「リズムに合わせて体を動かすのが、どうしていいかわかんなくて…」とか、「自転車こぐのがあまり得意じゃないから…」なんて話が飛び出してた。
 ちなみに、夜の時にはまーちゃんの靴の底が高くなってるなんて話(苦笑)。まーちゃん、「帰る〜」ってな感じで、舞台袖のほうへ。実は、帽子が外れかかってたから、それを直しに行ってたんだけど。その間、「いたいのとんでけ」を…なんてまーちゃんが言ったら、長谷川さんが早速反応。プログラムにはない曲をいきなり二人で始めちゃってた。そのうちに岩見さんまで入ってくるし。まぁ、1フレーズだけだったんだけどね。
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 続いての曲は「がんばって!」。そして、「優しい約束〜TO MY FRIEND〜」。けっこうたくさんのライブで使ってきた曲を2つ並べてきた。そのお陰かどうか、みんながまーちゃんにあわせて動いてたり、あるいは自分なりの動き方をしたり、でもそれぞれになれた様子で曲を楽しんでいた。そんな中、「優しい約束」あたりでは、少しまーちゃんが涙ぐみながら歌ってるような感じも見て取れたり、ここまで曲に重ねた想いを垣間見たようなシーンもあった。
 そのせいか、「優しい約束」が終わったあと、少しまーちゃんが落ち着くまでに時間がかかってたり、左肩にかかってるマントで目元を拭ってたりしてた。

飯塚雅弓 3rd Stage(2006)

 ひとしきりMCでいろんなことを話した後、ここからは「10 LOVE」の曲を歌っていく。まず最初に「Your Song」。昼には客席側にそんなに動きはなかったようだけど、夜は動く人はけっこう動いてたかな。まーちゃん自身は、いろんな想いを込めて歌ってる曲だから、時には何かこらえてるような感じにも見えてた。
 曲が終わると、これまでの穏やかな雰囲気とは一変。ハードなサウンドになって、「赤い靴のカウボーイ」。まーちゃんの切り替えにも感心だけど、後ろに出てるプロモーションビデオでの、それぞれの衣装での見え方の違いにも寒心してたかも。客席も、それぞれにのって楽しんでる感じ。曲のフレージング的に、合わせるのは難しい曲なんだけどね。
 2コーラス終わったところで、まーちゃんは衣装を換えに一度退場。その間、客席とステージ上で掛け合いをしてたり、あるいは舞台上のメンバーがそれぞれに腕前を披露してたり。まーちゃんは「みんな大変だから早く戻らないと」って気持ちだったらしいけどね。
 赤いドレス(ブログに出てる)に着替えて、まーちゃんが戻ってくると「赤い靴のカウボーイ」の最後の部分でもう一度盛り上げて曲を終了。客席が体力を少し消耗したかもしれないからか、MCに入っていった。
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 「Your Song」や「赤い靴のカウボーイ」のPVの話、あるいはこの後に歌う曲の話をしていくまーちゃん。「Your Song」では原点とも言える室生あゆみさんに詞を書いてもらえてよかったとか、「公園通り」をここに収録したいきさつとか、今まで出てこなかったような話もまーちゃんは(時に長谷川さんも交えて)してくれてる。こういうときに、それぞれに込めた気持ちを知って、聴く側としてもまた曲が愛しくなってくるんだろうな、と。
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 ここからは座って落ち着いて…の時間。まずは「公園通り」。ギターとキーボードだけのシンプルなサウンドに乗せて、まーちゃんの声が聞こえてくる。バラードを歌ってるときのまーちゃんの存在感はすごいんだけど、今回も然りで、数字的には小さなまーちゃんが本当に大きく見える。そんなまーちゃんを見ながら、そして声を聴いてると、この曲の場合は気持ちが少し張ってきてたかも。
 一度退場していたバンドの残り3人が再び入ってきて、「コスモスガーデン」に移る。こちらも、まだできたばかりのプロモーションビデオが上映される。スクリーンのまーちゃんを見たり、あるいはステージのまーちゃんを見たり。そうしながらまーちゃんの声が優しく響いてるのを感じてると、けっこう曲は早く終わってたかも。
 落ち着く時間はここまで。といっても、次の「君と大空へ」も落ち着いてるって言えばそうなんだけど(苦笑)。でも、この曲には分かりやすいフリがついてるから、みんながまーちゃんと一緒にやってる。相変わらず、こういうときの順応能力は客席の側も高いらしい。これから後半へと向かっていくライブの流れの中で、「盛り上げてくよ」っていうまーちゃんからの影のメッセージだったのかもね。

飯塚雅弓 2rd Stage - 3rd Stage(2001-2006)

 さっき歌った「コスモスガーデン」や「君と大空へ」の話をしているまーちゃん。そんな中、後ろからいきなりギターの音が。まーちゃんは長谷川さんが何か弾いたのか、と思ったようだけど、さにあらず。後ろのスクリーンには、浅田信一氏が映ってる。「まーちゃん10年おめでとう」や一緒にやって感じたことを話してくれてた。まーちゃん自身には、このことは知らされてなかったので、かなり驚いてたんだけど、ね。
 ただし、夜の時はさすがに2度驚けないので、思いっきりわざとらしくやってた。まぁ、その辺は客席の一部も承知の上のお遊びってことでね。
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 ここからはまたまーちゃんの10年をたどる構成に戻って、まずは「ひまわり」。これもやっぱり大事な曲で、じっくり歌い上げてくれれたり、ちょっと表情が張り詰めてきてたり。ゆったりと1曲終わると、まーちゃんが事前に予告していた(?)「恋の色」。前の曲が終わる頃には心の中で準備してた人もいたかもね。そうでない人も、最初の入りで何をやるかがわかると一気に盛り上がるし。やっぱりこの曲だと会場の温度は相当熱くなってた。
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 「恋の色」当時の話なんかをしていると、ここで再び後ろのスクリーンからメッセージ。今度は堂島孝平氏。まーちゃんに一番曲を書いているとか、10年おめでとうとか、そうした話。まーちゃんはまたまた驚いてた。何か、この日は渡辺俊介氏と一緒に広島でライブだそうで、AXには来ない代わりに、次の曲紹介なんかもしてたりしてね。
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 というわけで、堂島氏がほのめかしていた「聴かせてよ君の声」。この曲の場合、頭はまーちゃんが客席に振ってくることも多いんだけど、今回はそうしながらもまーちゃんもマイクを通して一緒に歌ってる形。以降のサビはそれぞれに歌ってる人もあり、そうでない人もありなんだけど、やっぱり慣れてる曲だからか、けっこうみんなの動きがそろってた。
 「聴かせてよ君の声」の終わりにかぶせるようにして、「How are you today?」とまーちゃんの問いかけから「I'm in the Pink」に入っていく。盛り上がりつつも、実は全体の動きは合わせにくい曲だから(苦笑)、それぞれのやり方で…ってところ。そして「Twinkle Wink」は最近集中的にやってる曲だけに、新しい曲でありながらも客席もけっこう一緒。盛り上がって、突っ走って一気に3曲を歌いきった。
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 ここでメインステージ最後のMC。まーちゃんからバンドとダンサーのメンバー紹介。普段は裏にいるダンスの先生も、今回は実際に踊ってくれてたようで、人数的にもにぎやかなステージ上。最後の曲に行く前に、まーちゃんからちょっとお願いとレクチャー。やっぱ、最後にはそれまでを上回る盛り上がりで行きたいらしい。
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 そして、まーちゃんから教わったとおり、「I love you, You love me〜」って言葉を掛け合って最後のナンバーの「りょうおもい。」に入っていく。曲自体はさすがに初めてだから、まだこれから盛り上げ方とかを作ってく段階だけど、それでも空気的にはけっこう盛り上がってたのかな、と。そして、最後にもう一度まーちゃんと言葉の掛け合いをやって、曲が終了。まーちゃん以下バンドメンバーは一度舞台裏に下がっていった。

Encore

 アンコールに応えて、まずはバンドメンバーが戻ってくる。しばらくは「Power to Power」の掛け合い。そうして会場側に準備をさせたところで、黄色いミニ目の衣装に着替えたまーちゃんが入場。「アンコールはメドレーで行くけど、準備いい?」とひと言入れてから、今年のメドレーに入る。
 今回は、ライブでいつも使ってるけど、ここでは選曲の都合上メインに入らなかったものを1コーラスずつつなげてのもの。なので、攻勢がかなり元気元気してるし、客席側も休むところがない(苦笑)。それでも、やっぱりこうした並びにすると盛り上がるから、そんなに疲れっていうのは感じないんだけどね。メドレーの最後には「It's a beautiful day〜永遠に続く日々〜」をフルコーラスで。いつも、まーちゃんは掛け声の前に注文を出してくるけど、夜の時の「10年分の想いを込めて」は効いた。多分、あの時が一番客席が盛り上がってたんじゃないかな…。
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 最後のMC、メドレーの話をした後に、「みんなが望んでくれる限り、歌い続けていきたい」という決意表明を話してくれる。そして、この曲の前にはけっこういつもの、「みんなと出会えたことが、こうして歌ってこられたことが…」という言葉。何度も聞いてる言葉だけど、今回はさすがに重さが違った。やっぱり、まーちゃんにもこっちにも、色々な想いがある時間を共有できてたってことだろうね。
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 そして、最後の曲は「DESTINY」。さっきのMCの効果もあるし、それにそうでなくともいろんな想いのある曲だし、今までの蓄積もあって、本当に最後に盛り上がってた時間ができてたんじゃないかな、と。そして、最後にこの曲を持ってきたのは、やっぱりまーちゃんからこっちへのメッセージっていうところもあって、それを感じ取るからなおさら盛り上がってくしね。
 だから、夜の時は、これまでとこれからへの想いに加えて、そうした客席の想いを感じ取ったまーちゃんが、曲が終わるところで表情を崩して泣いちゃってたんだろうね。あんなまーちゃんって、もしかしたら「Very Strawberry」以来かもしれない…ってぐらいにね。でも、まだ曲は続いてて、この先、「君と大空へ」行こうねっていう意味を込めたリプライズは、なんとか笑顔になって歌ってた。そうして、涙と笑顔を一緒に見せながら、客席の各所に挨拶をして、最後の曲が終了。
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 まーちゃん以下バンドメンバー、そしてダンサーの面々がステージ前方に出てきて最後の挨拶。お互いに「今日はありがとう」とか「今後ともよろしく」っていう想いを強くしてたんじゃないだろうかな。そして、やっぱり名残惜しそうにまーちゃんは舞台から袖に下がっていった。

感想

 とにかく、まーちゃんのこの10年っていう時間を感じられたんじゃないかな、と。ライブの構成っていうところでもそうなんだけど、何より、歌ってるまーちゃんの表情にそれを感じててね。まーちゃんはかなり押さえようとしてたけど、「優しい約束」とかで時々重ねてた想いが吹き零れそうになって、必死にこらえようとしながら歌ってたのがやっぱり印象に残ってる。結局、曲が終わったところでちょっとこぼれちゃってたけど。ただ、そういうのはやっぱり、まーちゃんが折に触れてそれぞれの曲にいろんな想いを重ねてきてて、それを今回歌いながら心の中で感じてたからのものだから、時間と想いを端的にこっちに見せてたものなんだよね。そういうときに居合わせたってのは、やっぱり貴重な時間を共有できたってことで、嬉しいことだと思う。
 時間を感じさせるっていえば、今回、歌ってるまーちゃんの後ろでプロモーションビデオが流れてた時もあるんだけどね。それはそれで楽しいけど、歌ってるまーちゃんとPVとどっちを見たらいいかわかんなくなるところはあるな、と思う。それでも、うまいこと両方を見てたシーンもあるけどね。
 その一方で、今回はMCをちょっと細かめに入れて、その時の気持ちとか、エピソードとかを聞かせてくれてて、そうしたのはやっぱり人によって懐かしかったり新鮮だったり、感じ方の違いはあるけど、まーちゃんのその時の想いに触れられるって所じゃやっぱりよかったと思う。今は週刊のラジオがないから、そうしたのを聴く機会も少なくなってるのもあるしね。
 まとめると、まーちゃんは今回のライブでまた客席からの想いを受けたり、自分の中にある気持ちや周りから受け取った気持ちを改めて受け止めて、この先もみんなが望んでくれる限りは歌っていこうっていう気持ちを新たにしたライブだし、見てるこっちとしては、まーちゃんがこれからも歌ってくれることを望んでいこう…っていう気持ちをまた持ったライブなんじゃないかな、と(少なくとも私はそうだし)。そうした両方のベクトルが同じほうを向いているんじゃないかな…っていうことを双方が感じてたんだと思う。だから、途中のMCでまーちゃんが「これからも…」って言った時に、ものすごく温かみのある拍手が起きてたんだと思うよ。
 とにかく、節目にお互いが気持ちを刻んでたライブでした、と。

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