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セットリスト
-Slide Show 1-
-OP(DESTINY)-
It's a beautiful day
 〜永遠に続く日々〜
ストロベリーキャンドル
ロマンチックだね
-MC-
love letter
My wish
そよ風とカフェオレ
-MC-
Medley 2001
 Winter Version

 Magic!
 完ペキなスマイル
 Ladybird
 口笛でル・ラ・ラ
 ブルーのストーリー
 Magic!
-Slide Show 2-
-MC-
あなたが生まれた日
-MC-
優しい約束
 〜TO MY FRIEND〜
-MC-
SALAD DAYS
アクセル
-MC-
Eternity〜ひとひらの
 love song〜
ひまわり
小さな私から
  *  *  *  *
Encore
LET'S!!
DESTINY
-MC-
For you
-Happy Birthday-
It's a beautiful day
 〜永遠に続く日々〜

Event Report

Strawberry Party 2002

2002.01.03 at 東京都新宿区・東京厚生年金会館

Scene 0 Slide Show

 ベルが鳴って、会場が暗くなった。
 ステージに下ろしてあったスクリーンに、映し出される数々の写真。スピーカーから流れてくる、まーちゃんの声。25回目の誕生日を迎えて、今までを振り返るように、小さな頃からの写真が表示され、25回目の誕生日を迎えたまーちゃんの決意や思いが、静かに、だけど気持ちをこめて語られる。
 そして、BGMが「DESTINY」のメロディを奏でると、いよいよライブが始まるという雰囲気で、会場が満たされていた。

Scene 1 Bursting Air

 白い帽子をかぶって、銀色のスパンコールのスカートとおなかの見えるシャツの上に、白いカーディガンっぽい上着を羽織ったまーちゃんが出てくると、会場は一気に爆発する。なんせ、一番最初に「It's a beautiful day〜永遠に続く日々〜」の掛け声が入るから、本当に爆発したように思えた。
 そして、飯塚ライブ定番のノリにのれる3曲で、会場の空気を燃やしつづけたあと、MCでは、25回目の誕生日に思うことをいろいろと話してくれていた。

Scene 2 Recall Herstory

 ここで衣装を変えて落ち着いた雰囲気になった(どこが、と思った人、勘弁してね。会場じゃそう見えたんだから)まーちゃんは、ライブでは久しぶり(もしかしたら初めて?)となる「love letter」のCDバージョンを披露。このバージョンが聞けたことで、「やっぱりまーちゃん、この曲を好きなんだな」と思えた時だった。
 「My wish」を経て、「そよ風とカフェオレ」では、今回はハーモニカを演奏。ライブのたびに新しいことを見せようとする、エンターテイナー気質は健在だった。まあ、その後のMCで「ハーモニカがなかなか上手くいかないの」なんてことを、実演入りで言ってたんだけどね。

Scene 3 Merry Summer in Winter?

 MCでメドレーの中身を簡単に紹介した後、スカートを脱いで、赤いショートパンツと身軽な姿になって、曲に入る。どうやら、まーちゃんのメドレーに対する意識は、「なるべくライブで出てきてないものを…」と言うことらしい。入りの「Magic!」や「完ペキなスマイル」はともかく、その後の「口笛でル・ラ・ラ」、「Ladybird」はライブで初めて聞いたので、けっこう嬉しい驚きを感じた。
 メドレーが再びの「Magic!」で終わった後、まーちゃんとコーラスの二人がステージの前に出る。そして、降りてきたスクリーンに、再びいろいろなまーちゃんの秘蔵の映像が映し出されていた(多分、そのうちの一部は今回のツアーパンフレットに入っていると思います)。それをバックに、コーラスの二人が「ハッピーバースデイ」と祝福。どうなんだろ、まーちゃんもあまり予期してなかったような顔してたように見えたけど。

Scene 4 A Capera

 メドレーが終わると、いつもならアコースティックに穏やかに…ってことになるんだけど、なんか雰囲気が違う。ステージ中央にグラビノーバが出てきていない。薄い青がかかった白いドレスを着たまーちゃんが呼び入れたのは、「アカペラーズ」(←おい!)。今までのライブの内容からして、いつかはここに来るような気はしていたが、思っていたより早かった。
 ここでようやっと出てきたのが、このライブには欠かせないように思う、「あなたが生まれた日」。穏やかに、だけど大きな広がりをもって、会場を包みこんでいた。そして、聞いている人は、ステージから聞こえてくる「Happy Birthday」の声に、自分の心の声を重ねて、まーちゃんに返していたんじゃないだろうか。
 曲が終わり、メンバー紹介やア・カペラに対する思いのMCが入った後、今度は「優しい約束〜TO MY FRIEND〜」。まあ、こういう場面なんで、腕を揺らすシーンは入らないが、そのかわり、まーちゃんからのメッセージを、しっかりと受け止められる雰囲気で満たされた。やっぱり、男声コーラスが入ると、曲全体に厚みと広がりが出てくるのがよく分かる。そのため、たった7人のコーラスが、会場を大きく包んでいるように感じられた。

Scene 5 Recall Herstory 2

 途中に、どんな「初めて」だったかのMCを入れながら、初作詞の「SALAD DAYS」(傘を持って歌って、どっかのお嬢さんといったような感じ)、ファーストシングルの「アクセル」を歌う。ライブでは国際フォーラム以来となるような曲が続いたので、会場は嬉しい驚きに包まれた。
 その後、「Eternity〜ひとひらのlove song〜」、「ひまわり」、「小さな私から」に、大事な人たちに贈るとても大きな気持ちを乗せて熱唱(だから、この辺のシーンって、まーちゃんがとても大人っぽく見えるんだよね)、会場を壮大な音響空間に変えて、メインプログラムを終了した。

Scene 6 Go Forward

 アンコールにこたえて、けっこう短い白の上着と、やっぱり短めの赤のスカートを穿いて出てきたまーちゃんと一緒に、「LET'S!!」、「DESTINY」で盛り上がる。
 その後、今後の予定のMCになるのだが、ここで衝撃の一報。「6月29日(土)、日比谷野外音楽堂でのライブ決定!」。これが、今年の夏ライブ(ってゆーか梅雨ライブ?)の開幕となるとのこと。これまでにも増して暑い夏が来そうな気にさせる知らせだった。
 そして、まーちゃんからの感謝、決意を込めた「For you」を歌って、全プログラム終了……しなかった。メンバーが全員引っ込んだ後、コーラスの二人とキーボードの渡辺さんが出てきて、会場のみんなと「Happy birthday dear Machan!」の大合唱。その祝福の中、花束をもらったまーちゃんは「また予期してないことが…」と涙ぐんでいた。
 そして、まーちゃんからの大きなお返し。舞台監督さんに「歌ってもいい?」と許可を取ると、もう一度「It's a beautiful day〜永遠に続く日々〜」を歌う。この曲で最後にもう一度みんなで盛り上がった時間を共有して、素晴らしいまーちゃんのバースデイライブが終わりを告げた。

Impressions

 まあ、個人的意見ではあるのだが、今回のライブでは、「歌手・飯塚雅弓」がどこへ行こうとしているのか、かなり明確に見えた思いだった。バンドシーンでは、去年のこの日のライブと同じような編成なのだが、夏の時(特に渋谷)と比べたら、だいぶすっきりしたステージ上で、少ない楽器で歌っていたこともあるし、ア・カペラのときのMCで、「自分の声だけがメロディを作っていくのは、緊張もするけど、それも心地よい」といっていたように、これからも「歌手・飯塚雅弓」は「よりシンプルなサウンドにより深い思い」を求めていくのだろう。
 選曲としては、夏の時が「ひまわり」を中心としたものだったので、さすがに今回は、いろいろなところからもって来る構成となっていた。今年の誕生日は、25歳という節目であることもあり、「歌手・飯塚雅弓」が歩いていく上で、節目となった曲を選び、こちらと一緒に、今までを振り返り、これからに思いを馳せる構成だった(まあ、「caress」はなかったけどね)。個人的には、「love letter」のCDバージョンが入っていたのが特に嬉しかった。
 今回、圧巻だったシーンは、「小さな私から」の終盤。ステージ後方から照射される光、バンドメンバーの気持ちのこもったパフォーマンス、まーちゃんの思いを溢れるほど乗せた声が、全て一緒になって、ステージ上で壮大な音響空間を生み出し、それがそのまま客席に押し寄せてくるような思いに捕らわれた。実のことを言うと、開演前は「夏の時に比べてパワーが落ちていたら…」という不安もあったのだが、これを実感した瞬間、今回のライブは渋谷公会堂のライブを越えたと思った。そして、そのことはそのまま、「今までのステージで最高の瞬間」としての記憶になった。次の日比谷でのライブでは、どんな「歌手・飯塚雅弓」が見られるのか、楽しみに待っていたい。

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