タカトシの時間ですよ！のミニチュア
2012年４月よりTBS系列の深夜枠で放送開始した”タカトシの時間ですよ！”
その番組中で使われている街のジオラマセットです。
タカトシの二人がゲストを連れ回す店々のある街と言う設定です。
1/18スケールで製作しました。
実際の放送では一度CGに取り込んで使用していますので、見え方が違います。
商店 １ たばこ屋
1/15のたばこ屋です。このミニチュアは実際の撮影には使用していませんが、撮影用と同様に内部に電球仕込む事を想定しています。この写真は屋外で撮影しましたが、窓の裏張りをしなかったので光ってしまっています。
このたばこ屋と八百屋、魚屋は撮影時の取り回しを考えて正面部分のみしか作ってありませんので屋根は有りません。
商店 ２ 八百屋
次は八百屋です。あまり細かく作り込むよりも店頭の商品の賑やかさや鮮やかさが表現出来ればと思って作りました。窓も本来であれば段差が有るはずですが、ここでは一枚のアクリル板に全ての窓を貼付けています。箱はドローソフトでデザインしてプリンターで印刷して組み立ててます。壁のチキータのラベルは本物のバナナに貼ってあった物です。
商店 ３ 魚屋
続いて魚屋です。こちらも八百屋同様店先の賑わいを再現できればと思いました。
当初は猫は居なかったんですが、やはり八百屋に猫はつきもの。一匹じゃ寂しいかなと思ったんですが、作りすぎた様です。
店内には冷陰極管(蛍光灯みたいな物）仕込んであります。
テントの先には耐久性考慮して電球色のLED付けてみましたが、やはりこれはムギ球の方が似合っている様です。
商店 ４ たい焼き屋
たい焼き屋です。八百屋や魚屋とは趣を変えて、少々寂れた感じのリアルさを狙ってみました。
家一軒丸ごと作ってあります。
この写真だと見えにくいですが、左側のガラス戸の奥にはテーブルと椅子があります。
商店 ５ 組み合わせ
実際の特撮の撮影ではストーリーに合わせて色々なアングルが必要になります。さすがに全てのアングルやカットに合わせてミニチュア用意する訳にもいかないので、同じミニチュアを使い回す事になります。
手前にあるミニチュアの印象が強いと奥にどんなミニチュアがあるか気にならないものです。
商店 ６ 他のスケールとの比較
私の場合、節操が無いので1/15〜1/25のスケールに留まらずに色々なスケールに手を出しています。
一枚目の写真は1/15と1/43のたい焼き屋です。
２枚目のたばこ屋も1/15と1/43の比較です。
３枚目はその1/43のたばこ屋を使ったジオラマ、そして４枚目のたばこ屋はさらに小さい1/87スケールです。
スケールが小さくなると多少作りは甘くなりますが、それほど違いは無いかもしれません。
撮影に使用するのであれば、小さなスケールで緻密に製作したミニチュアよりも大雑把に作った大きなスケールのミニチュアの方がリアルに見えます。
あまり小さなスケールで作るとカメラマンや照明部にも嫌がられるし。
