【9月市議会】 選挙の公費負担限度額引き上げは必要か 市議会議員選挙と市長選挙のポスター、選挙中の個人ビラ、候補者カーの費用などは、市が公費で負担しています。3年前の選挙では公費負担の上限額は、レンタカー11万600円、運転手8万7500円、ガソリン代5万2920円、ポスター55万3600円、選挙用個人ビラは市議選3万40円、市長選12万160円でした。 9月市議会に、公費負担の上限額を引き上げてポスター印刷費58万1972円、個人ビラは市議選3万5200円、市長選13万4080円とする条例改正案が提案されました。 宣伝カー関係費用の上限は据え置きです。 3年前の選挙では、5名(川内・上條・成田・新井議員と梅田市長)がポスター印刷費の上限額いっぱいを請求して支給されました。 他の候補者は30~50万円が8名で、30万円以下が15名でした(猪股は27万6800円)。 個人ビラは市議候補12名と梅田市長が上限額満額を使いましたが、他の候補者はもっと安くすんでいます。 印刷費などは特に基準がなく、候補者が自分で負担するわけではないので、業者が高く請求してくる傾向があると言われています。 3年前の市議選で全候補者31名の公費負担合計額は1617万円にのぼりました。 公費負担の財源はすべて市民の税金ですから、各候補者はできるだけ低価格で発注し、公費負担を減らすべきです。 実際、多くの候補者は限度額より大幅に安くすんでいるのですから、公費負担上限額を現在の額で据え置いても、印刷費をその範囲内ですませることはできるはずです。 安易に公費負担を引き上げるべきではありません。 |
【9月市議会】 提出者は猪股、賛成者として、無会派の貴志、宮崎、共産党の渡辺、市民の政治を進める会の川辺議員が署名しました。 最終日の10月1日に審議されます。
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【一般質問】 福祉避難所の早期開設方針を再確認3 市では災害時に、障害者や高齢者など一般の避難所で過ごすことが困難な方々の福祉避難所を開設します。 【一般質問】 がん患者のアピアランスケアを拡大 がん患者が治療と仕事などの社会参加を続けられるように、アピアランス(外見)ケアの拡充が求められています。議会で提案をしてきた結果、久喜市も一昨年からウイッグの購入費助成制度(上限1万円)を県内4番目に開始しました。 現在は46市町が助成制度を作っていて、久喜市以外のすべての市町ではウイッグだけでなく補整下着や乳房補正具も補助対象にしていますが、久喜市だけが「ウイッグのみ」に限定しています。 6月議会で、久喜市も補助対象を拡大するよう提案しましたが、市は『拡大する考えはない』と答弁していました。 今回も引き続き対象の拡大を求め、ようやく来年度から助成対象を拡大するという答弁を引き出すことができました。 補助金額は他市町では最高5万円で、近隣の宮代町・白岡市・蓮田市などはウイッグ3万円、補整下着等2万円を補助しています。 久喜市もせめて近隣市町並みに補助金額を引き上げるように提案しましたが、市は『引き上げる考えはない』という答弁を繰り返しました。 ★アピアランスケアの補助対象の拡大ー。 今回は斎藤議員も同じ質問をした。 6月議会で私が提案したので、今度は前向きの答弁が出てくると思って取り上げたのだろうか。 他の議員の質問に都合よく便乗するのはいただけない。★ 【一般質問】 子どもたちに冷却パッドの配布を提案 地球温暖化・沸騰化で、久喜市でも40℃近い気温の日が続きました。重いランドセルを背負って通学する子どもたちの健康が心配です。 そこでランドセルに取り付けて使う《冷却背当てパッド》を、小学生にプレゼントするとともに、学校に再冷凍できるように冷凍庫の設置を提案しました。 全国で2市がこの冷却パッドを全小学生に配布するとともに、学校に冷凍庫を設置して、帰りにも冷たいままで使えるようにしています。 久喜でも個人的に購入して使っている家庭もあるようですが、帰りまでには溶けてしまって役に立ちません。 教育部長が『日傘やネッククーラーなどを推奨している。冷却パッドも各家庭で用意するもの』と答弁しました。 しかし帰りにも使えるように、学校に冷凍庫を設置しないと意味がないのですが、そうした配慮をする考えはないようです。 【一般質問】 「久喜市掲示場」って知ってますか? 市役所の玄関前に「久喜市掲示場」があります。 |
財政調整基金は33億円を回復したが 9月1日に定例市議会が始まり、2024年度決算などが提案されました。昨年度の予算審査での最大課題は、小中学校校舎の老朽化対策や公共施設の維持管理・改修でした。市は緊急に公共施設の改修を進めるため、それまで80億円あった基金の内の60億円を取り崩すなどして改修の財源に充ててきました。 ◇財政調整基金は、当初予算でほとんど全額を取り崩しましたが、市の事業の削減などで余剰金を積み戻してきて、25年度末には33億円を確保できる見通しです。 ◇減債基金も8億円もあった全額を取り崩し、その後に一部を積み戻したものの、25年度末の残高は2億円にとどまる見込みです。 市の借金である市債残高は、25年度には420億円、26年度末には500億円をこえる見込みであり、計画的な償還のために減債基金をもっと積み増しておく必要があります。 ◇アセットマネジメント基金、ごみ処理施設整備基金、市民の森・緑の公園整備基金などを含めた市の基金残高は、25年度末の総額で約52億円となる見通しです。 ★財政調整基金は不測の災害などに備えて積み立てておくもので、久喜市の適正規模は33億円程度とされている。 減債基金は市債の償還資金だから、安易に取り崩しては、将来の市債償還計画が成り立ちたなくなるおそれがある。★ |
2024年度一般会計決算が提案された (単位 千円)
歳入歳出差引額 33億1700万円 継続費等を除く実質の差引額 27億4952万円 ──────────────────── 財政調整基金 24年度末残高 37億8676万円 25年度 財政調整基金を取り崩し 20億5936万円 財政調整基金に積立て 13億8167万円 25年度末 財政調整基金残高見込み 33億0846万円 |
審議会等の女性委員比率39.8%にはアップしました 女性委員が3割に満たない審議会は4です。 年齢構成では60代以上が半分を占めています。 ここに記載した以外の行政委員会でも、選挙管理委員会は女性ゼロ、農業委員会で女性は19名中2名だけです。 公募委員が3割未満の審議会は昨年の3つから5つに増え、市民参加が後退していると言わざるを得ません。 この表には出ていませんが、4つ以上の審議会委員を兼任している人が人もいて、人選が固定化していることも否定できません。 市長が積極的に女性や若手の登用を主導して、兼任を減らすとともに、公募や新しい委員を増やしていくべきです。 久喜市の市民参加の質が問われています。 |