【2月市議会】 公共施設は最低限必要なだけでいいの? 2月市議会に提案された「公共施設個別施設計画」は、市が保有している公共施設を縮小・統廃合していこうという計画です。市は「久喜市が将来の人口減などを前提として、最低限必要な施設総量」を《あるべき値》と名付けて、「公共施設を減らしていく目安」とすると言っています。 これは財政課が創造した造語で、国の面積基準などがある施設についてはその最低水準の数値、基準がないものは同規模市の公共施設の平均~最小ランクの間の数値を、法定外の施設については市が任意に《あるべき値》を定めています。 いかにも客観的根拠があるように見せかけて、実は公共施設を大幅に減らしていくために、将来の久喜市の施設の必要量を意図的に低く設定しています。 新ごみ処理施設や余熱利用施設、本多静六記念公園、東鷲宮駅前立体通路などの豪華な施設には財政を溢れるほどつぎ込んでおいて、市民生活に密着した地域の施設はどんどん潰していく…、今後ますます高齢化が進んでいく中で、住みやすいまちづくりとはほど遠いと言わざるを得ません。 これまで長い期間をかけて、市民のニーズに応えて公共施設の整備を進めてきました。しかし梅田市長は、最低限必要な水準だけを確保して、公共施設の大幅削減に転換する方針です。 「公共施設個別施設計画」で今後廃止とされた施設は次の通りです。 ◆菖蒲・鷲宮・栗橋の保健センターは5年後までに廃止して中央保健センター1か所に統合。 ◆菖蒲・鷲宮の温水プール、菖蒲老人福祉センター・鷲宮福祉センターも5年後までに廃止。 ◆東町集会所・本町集会所・青葉地域交流センターは5年後までに廃止、その後、太田集会所、中央コミセン、栗原記念館も廃止へ。 ◆鷲宮体育センターと栗橋B&G海洋センターは14年後までに廃止。 ◆鷲宮児童館も14年後までに廃止して、現在の市役所本庁舎に移転。 ◆菖蒲文化会館と栗橋文化会館も廃止して、「久喜文化ホール」(現在の総合文化会館を更新)1か所に統合する。 この計画では、障害者福祉施設と幼稚園・保育園、集会所、市営住宅は《あるべき値ゼロ》と書かれています。これらの施設は久喜市には不必要な施設ということでしょうか。 計画ではさくら保育園、すみれ保育園は民間譲渡、障害者施設(いちょうの木・けやきの木・くりの木・ゆうあい・あゆみの郷)と幼稚園については『方向性について検討』とされました。 これらの施設は地域に残すべきです。 ★公共施設の《あるべき値》とやらを調べてみたら、久喜市の財政課が作り出した用語だった。 全国の自治体にも学界にも通用しない基準を恣意的に決めて、公共施設を潰す根拠にしようというのか。★ |
市長は市議会で「原稿を読みあげるだけ」か 市長が公約に掲げていた「フルマラソン大会」は実現性がまったくないことが明らかになって、1月にようやく撤回されました。 |
1 3月1日の本会議で、6項目の一般質問を行いました。 【一般質問】 救急搬送の個人情報を市長に報告? 東部消防組合消防局が、特定の公職者の家族を救急車で搬送したことを、市長に報告していたことが明らかになりました。 |
【2月市議会】 認知症との共生社会の実現を求める意見書を提出 2月市議会に、「認知症との共生社会の実現を求める意見書」を提案しました。最終日の22日に質疑、討論、採決が行われます。 ★認知症との共生社会の実現を求める意見書。 市民の政治を進める会の猪股が提出しました。 賛成者に無会派の貴志・宮崎、みらいの会の春山、共産党の渡辺議員が署名しました。★
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【2月市議会】 一般会計 維持補修・改修費が急膨張 24年度一般会計予算は前年度比で85億円、16%もの大幅な増額で、過去最大の609億円に膨らみました。新ごみ処理施設や本多静六記念公園・余熱利用施設の建設に加え、小中学校等の公共施設の維持管理・改修費が大きく膨張したことによるものです。 小中学校校舎の破損や雨漏り、防火設備の故障、総合体育館の雨漏りなどを何年にもわたって放置してきた結果、これ以上先送りできない待ったなしの状況に追い込まれました。 23年度にも公共施設の老朽化対策で補正予算で5億円を追加しましたが、24年度当初予算ではさらに37億円を計上することになりました。 ◇小学校校舎の外壁や防火シャッター等の改修 18億6898万円 ◇中学校(同)11億7273万円 ◇栗橋西中学校大規模改修 3億1353万円 ◇鷲宮西中学校・鷲宮小学校・上内小学校(現在は休校中)を統合して「鷲宮西小中学校」を26年に開校する計画で、校舎増築工事 15億5571万円、学童保育施設整備工事7632万円 ◇中学校10校の体育館にエアコン設置 24年度は設計4620万円【設置は25年度】 ◇総合体育館大規模改修 5億3707万円 ◇総合運動公園にスケートボード場と3×3バスケットコート建設の設計 5861万円 ◇本多静六記念公園・余熱利用施設一体整備 24年度の委託料 1億1513万円【建設と24年間の運営・維持管理費 130億7342万円】 ◇新ごみ処理施設整備事業 24年度は 2億8181万円【建設費と20年間の運転費用の総額 422億円】 ◇南栗橋8丁目地区公園整備 1億1445万円 ◇高柳地区産業団地整備工事 3億8189万円
2020年度に全額国庫補助による幼稚園・保育園の無償化や学校給食センター建設などの大型事業が集中して一般会計予算が大きく拡大しました。 その後も国からコロナ対策や全国民への給付金、困窮対策の給付金がつぎ込まれて財政の肥大化が続いています。 ★公共施設の老朽化対策を放置して、豪華なごみ処理施設や公園、余熱利用施設等に過大な投資をしてきた結果が、維持補修費の急増だと言う他ない。 行き当たりばったりの財政運営で久喜市はどうなる。★ |
【2月市議会】 1年で60億円もの基金を食い潰し!? 24年度の維持補修・改修の財源は、国の補助金約4億円、市債8億円の他、市の基金を取り崩してあてる計画です。その結果、市の基金総額は24年度末に約20億円にまで落ち込む見通しになりました。
財政調整基金は不測の災害などに備えて積み立てておくもので、久喜市の適正規模は33億円とされています。 市はそのほとんどを取り崩すことにしていますが、24年度末の残高見込みわずか7億円では緊急時に対応できません。 また減債基金は将来の市債の償還資金ですから、公共施設の維持補修費の財源が不足するからといって安易に取り崩してはいけません。 減債基金がゼロでは長期的な市債償還計画が成り立ちません。 またアセットマネジメント基金は公共施設の更新計画に沿って計画的に支出すべきで、単年度の維持補修費に使うのは目的が違います。 公共施設の維持補修や改修のための財源が不足するなら、不急の新規建設事業などを繰り延べして歳出を削減するしかありません。 長期的な財政運営にあてるために積み立ててきた基金を取り崩してしまえば、久喜市の将来の財政運営が危うくなります。 |
【2月市議会】 公共施設の長期配置計画が提案された 市議会に『市公共施設個別施設計画』の改訂案が提出されました。これは市の公共施設181か所の維持管理や更新、長期的な配置計画を定めたものです。 第一次計画は2021年に策定されましたが、実質的に市の財政部門(アセットメネジメント推進課)主導で作られました。 市民サービスや活用状況を無視して、市役所庁舎の移転、障害者施設や地域の集会施設の民間譲渡などを一方的に定めた計画に対し、市民の批判が強く反故同然の扱いになっていました。 その反省に立って、市議会で「議会に提出して議会の審議と議決を必要とする」ことを決定しました。 市議会では特別委員会を設置して審議することになっています。 |
【2月市議会】 自民党の裏金疑惑の全容解明を 自民党の各派閥と議員を覆う“裏金”“脱税”疑惑は大きな広がりを見せている。
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2024年 2月 | |||||
5 | 月 | 9:00 | 議会運営委員会 | 傍聴できます | |
13 | 月 | 9:00 | 【本会議】 | 市長の施政方針演説、議案の上程、提案理由の説明 | 傍聴できます |
25 | 日 | 9:00 | 【本会議】 | 市長の施政方針に対する代表質問 (1)みらい/新井 (2)公明党/大橋 (3)共産党/渡辺 (5)市民の政治/田村 |
傍聴できます |
26 | 月 | 9:00 | 【本会議】 | 一般質問(1日目) (1)斉藤 (2)渡辺 (3)榎本 (4)山田 (5)岡崎 |
傍聴できます |
27 | 火 | 9:00 | 【本会議】 | 一般質問(2日目) (6)樋口 (7)丹野 (8)田村 (9)大谷 (10)杉野 (11)瀬田 |
傍聴できます |
29 | 木 | 9:00 | 【本会議】 | 一般質問(3日目) (12)貴志 (13)宮崎 (14)瀬川 (15)春山 (16)川内 (17) 奈良 |
傍聴できます |
2024年 3月 | |||||
1 | 金 | 9:00 | 【本会議】 | 一般質問(4日目) (18)大橋 (19)成田 (20)猪股 (21)川辺 (22)園部 (23)新井 |
傍聴できます |
5 | 火 | 9:00 | 【本会議】 | 議案質疑 | 傍聴できます |
7 | 木 | 9:00 | 委員会 | 総務財政市民常任委員会 | 傍聴できます |
8 | 金 | 9:00 | 委員会 | 福祉健康常任委員会 | 傍聴できます |
11 | 月 | 9:00 | 委員会 | 建設上下水道常任委員会 | 傍聴できます |
12 | 火 | 9:00 | 委員会 | 教育環境常任委員会 | 傍聴できます |
19 | 火 | 9:00 | 【本会議】 | 委員会の審査報告、討論、採決 | 傍聴できます |
ようやくフルマラソン断念に追い込んだ 29日に開かれた市議会全員協議会で、市長が『来年度フルマラソン大会の中止』を表明しました。 |
マラソンコース案「非公開処分」を取り消し 市長が強引に進めようとしたフルマラソン大会はようやく「中止」が決まりましたが、コースなどの検討過程も市民の知る権利を無視したものでした。 |
ごみ処理施設の設計は「非公開」 私は昨年、現在建設中の新ごみ処理施設の基本設計についても情報公開請求しましたが、「全面非公開」でした。 |
久喜市議会で募金活動 被災地に送りました 久喜市議会は1月25~29日、議員で手分けして久喜駅をはじめ各駅頭やヨーカドー前などの街頭に立ち、能登半島地震の被災者支援の呼びかけを行いました。 |