2024年1月1日、能登半島大地震の被災者の皆さんへのお見舞いと、亡くなられた方々への哀悼の意を表します。 能登半島大地震の被災者の皆さんへ、一刻も早い救援と生活再建の支援の手が届くように祈ります。 |
【11月市議会】 学校給食無償化の請願は不採択に 久喜市の小中学校で給食の完全無償化を求める請願は、教育環境委員会で賛成多数で可決されました。しかし本会議では、市民の政治を進める会・共産党・無会派の貴志・宮崎議員の8名が賛成、みらいの会と公明党が反対し、一転して“不採択”とされました。 彼らが反対した理由は、 (1)久喜市で無償化するためには5億円以上かかるが、他の教育環境や学校施設の老朽化対策などにも財源が必要、 (2)市で独自に給食無償化を進めると、無償化しない自治体の子どもと不公平になる、 (3)学校給食無償化は国の責任で全国一律で進めるべきで、国の検討結果を待つというものです。 コロナ禍以降、生活支援や物価高騰対策の国の補助金を活用して、給食費の一部公費負担や期限を区切っての無償化が行われてきました。 それを拡大する形で、全国各地で学校給食の無償化が進められています。東京23区の多くが無償化に向かって進んでおり、埼玉県内では7町村と今年から坂戸市が完全無償化に踏み切りました。 所沢市は新市長が給食無償化を公約して来年度から実施する計画です。 全国自治体の動きに押されて、国でもようやく無償化の検討に着手して1年以内に結論を出すとしていますが、実施は何年先になるかわかりません。 すでに無償化した自治体は財政に余裕があるからではなく、子育て支援を優先課題として位置づけて財源を確保しています。 他市は積極的に無償化の検討を進めているのに、久喜市では国の補助金や交付金が出るまでやる必要はないというのでしょうか。 |
2 【一般質問】 ごみ・資源のふれあい収集を拡げるために これまでごみの収集から最終処分までのすべてを久喜宮代衛生組合が実施してきましたが、4月からはごみの焼却と最終処分だけになります。 【一般質問】 「男性の悩み相談」の取り組みを提案 市では人権・女性相談、子育て相談、女性の悩み相談、法律相談、行政相談、消費生活相談などを実施しています。一般的に男性は強くて自分で解決できるという先入観からか、特に“男性”を対象とした相談はあまり行われてきませんでした。 自死の7割は男性で、職場での人間関係や家庭内で家族を支えなければならないという思い込みが強いとも言われます。 最近やっと、「男性の悩み相談」が各地で取り組まれるようになってきました。 春日部市では毎月、『男性のための相談』(相談員は男性産業カウンセラー)を開催、埼玉県やさいたま市でも「男性のための電話相談」を行っています。 久喜市でも男性を対象とした相談会を開くよう提案しました。 市は、『相談内容に応じて、埼玉県の男性のための電話相談をお知らせしていく』と答弁しました。 1人1人の市民に寄りそって地域で相談しやすい場を作っていこうという考えはないのでしょうか。 【一般質問】 学校給食の完全無償化をめざすべき 市の学校給食審議会は「給食費12%値上げ」を答申し、市はいったんは給食費値上げの方針を決定しました。これに対してみらいの会の大谷議員が一般質問で保護者負担の据え置きを要求し、市は最初は『値上げ分の内の10%を公費負担し、2%分は保護者負担を引き上げる』と答弁し、その後、『12%の全部を公費負担とする』と変更しました。 全国でも県内でも給食費無償化が拡がり、久喜市でも「学校給食費完全無償化」の請願が出されたので、何もしないわけにはいかないと判断したようです。 市長はこんな小手先の負担軽減策ですませず、ムダな公共事業を削って子育て支援を政策の中心に据えるべきです。 私は、 ➊中長期的に給食無償化をめざす方針を決断した上で、 ➋現在は小中学校に在籍する第3子以降の給食費を公費負担しているのを、第2子に拡げる、 ➌値上げ分だけの公費負担でなく、半額程度にまで拡大する、 ➍まず中学校の給食費を無償化し、引き続き全面的な無償化へと拡げていくように提案しました。 ★4月から給食費値上げ分の公費負担が決まった。 大谷議員が『今は(値上げの)時期ではない』、市長が『令和6年度は公費負担を継続する』と強調したのは、今だけ据え置いてその後に値上げがホンネか。★ 【一般質問】 1人1人に即したアレルギー代替食を 久喜市は現在はアレルギー対応食として、《乳・卵》の代替食を提供しています。新年度からは《乳・卵・エビ・カニ》の代替食を調理して提供する方針ですが、この4つのアレルギー食材をすべて他の食材に置き替えることにしています。 しかしこの方式では、たとえば《乳》だけのアレルギーを持つ子どもに対しても、4つの食材のすべてを除いた代替食が提供されることになります。 1人1人の子どもに対応した代替食を提供することはできないでしょうか。 たとえば福岡県行(ゆく)橋(はし)市の防災食育センターの学校給食では、《乳》《卵》《エビ・カニ》《イカ・タコ・貝類》《ナッツ類》《小麦》のそれぞれのアレルゲンに対応した個別の代替食を調理して提供しています。 久喜市でも献立や調理方法の工夫で、それぞれの代替食の調理を研究・検討していくように求めました。 |
【11月市議会】 市長と議員の期末手当を引き上げ
インフレで物価高騰が進む中、国の人事院勧告に沿って、市職員の給与改定が提案されました。
*職員の期末勤勉手当は年間「4.5か月分」ですが、市長や議員などの特別職職員はさらに「調整率1.2」が加算されているので、特別職の実際の年間支給割合は「1.2×4.5=5.4か月分」が支給されています。 |
【11月市議会】 学校給食 80人にアレルギー代替食 12月18日、教育環境委員会で学校給食のアレルギー対応食の提供について所管事務調査を行いました。
代替食は、いずれも通常献立と見た目があまり変わらないように工夫されています。 |
★市は2025年以降にフルマラソンの実現をめざしているが、プロランナーの川内選手がSNS上で「反対」の意見を表明した。 |
1 【一般質問】 小中学校の防火設備 すぐに修繕を 昨年2月、建築基準法12条に規定された定期点検で、市内30校の小中学校の防火設備の不具合が指摘されました。防火シャッターや防火扉の自動開閉装置不良、閉鎖不良、ブレーキ不良、感知器不良などがわかったにもかかわらず、市は1年以上も修理せずに放置してきました。 またシャッターが人にぶつかっても停止しないで挟まれるおそれがあるので、レールに突(つ)っかい棒をして閉まらないようにしていた学校もありました。 これらは法令違反の疑いがあります。 このような防火設備の不具合は、火災発生時には命にも関わりますから、これ以上放置しておくのは許されません。 遅くとも年度内にはすべて補修して正常化するよう求めました。 教育部長の答弁は『一部に不適切な箇所があったと認識している』と危機感がまったく感じられません。 今議会に修繕のための補正予算7080万円を計上したものの、『部分的な補修で対応できる箇所は今年度中に実施するが、全面的な改修が必要な箇所はこれから設計をして改修は来年度になる』としています。 改修が来年度にずれ込む学校は本町小、青葉小、久喜北小、菖蒲小、小林小、三箇小、栢間小、栗橋小、久喜中の9校です。 またシャッターの突(つ)っかい棒は清久小は撤去しましたが、青葉小と久喜北小は今のところそのままで来年度の改修後に正常化するとしています。 今後は、防火設備の不具合が判明したら直ちに補修することを約束するよう求めたのに対して、『今後は早急に修繕を行っていく』と答弁しました。 市は多くの学校で子どもたちの命にも関わるような故障や不具合が放置されていたことも、これから修理に取りかかることも、市民にまったく知らせていません。 都合の悪いことを隠すのでなく、市のホームページなどで市民に知らせていくように求めました。 【一般質問】 思いやり駐車場の協力施設拡大を 公共施設やスーパー、病院などに、障害者や車いすの方専用の「思いやり駐車場」が設置されています。10年以上前に市議会で私が提案して導入したもので、県内では川口市と久喜市の2市で制度化していました。 今年11月に埼玉県が「思いやり駐車場制度」を実現し、県内全域に拡がりました。 市内の思いやり駐車場の協力施設は127か所です。 公共施設はほとんどすべてに設置されていますが、民間では病院・医療機関7か所、薬局・ドラッグストア7か所、スーパー・大規模小売店10か所、飲食店・レストラン3か所、金融機関は2か所だけ、コンビニはローソンとセブンイレブンだけです。 久喜市からも民間施設に対して率先して呼びかけて、思いやり駐車場を増やしていくように求めました。 福祉部長が『未登録の店舗等に、思いやり駐車場に登録するよう働きかけてい く』と答弁しました。 ★「思いやり駐車場」は身体障害者、知的障害者、精神障害者、高齢者、妊産婦などが登録することによって優先的に駐車できます。市内では2746人の市民が登録して利用しています。★ 【一般質問】 難病患者の外出支援を拡大すべき 昨年、難病患者の団体から市長に対する要望書が提出され、話し合いが続けられてきました。その結果、新年度から市で難病患者の定期相談を実施することが決まりました。 難病患者の団体が情報交換のために開催している“難病カフェ”の会場の確保などの協力・支援も行うことになりました。 また難病患者に対して、障害者と同様に福祉タクシー券やガソリン代の補助、市内循環バスの乗車証を交付するように求めています。 症状が固定化して障害者手帳を持っている人もいますが、難病の方々は病状や体調が不安定な人も多く、症状を線引きして「基準」を決めることができません。 市は難病患者全員でなく歩行困難な人だけに限定したい考えですが、坂戸市や宮代町では難病患者を一律に福祉タクシー券の対象にしています。 久喜市も難病患者の外出支援を拡大するべきではないでしょうか。 ようやく市内循環バスの無料乗車証については難病患者全員に交付すると答弁しましたが、福祉タクシーとガソリン代補助制度については消極的な姿勢です。 行政による外出支援を必要としている人がいるのですから、そうした方々を1人でも取り残すべきではありません。 市長が『市民に寄りそった形で判断させていただく』と答弁したものの、実現するかどうかは最後まで明言しませんでした。 |
【11月市議会】 来年4月、久喜市の機構「改革」 11月市議会に新年度からの市の組織・機構改革が提案されました。 保健センター・建設・教育部門も再編成 今年4月に昨年までの健康子ども未来部が、【健康スポーツ部】【子ども未来部】に分割されました。 市の行政組織が肥大化していないか 組織機構の再編成の結果、現在の「11部・3総合支所・57課・173係」から、来年度には「13部・61課・170係」の体制になります。 ★これまで保健センターは4地区に分かれていて、地元の妊婦さんや新生児の家を一軒一軒訪問するなど、地域密着で市民の健康を守ってきた。 |
【11月市議会】 学校給食費無償化を求める請願を提出 11月市議会に、『久喜市で学校給食費を完全無償化するよう求める』請願が1万名を超える市民の署名で提出されました。 無償化に踏み切る自治体が増えている 県内ではこれまでに滑川町、東秩父村、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町、美里町、神川町が学校給食費を無償化していて、今年度から坂戸市で、さらに来年1月からは所沢市も無償化します。全国でも各自治体の判断で学校給食費無償化を実現した市町が増えています。 |
【11月市議会】 鷲宮東コミセン廃止に反対の請願 市は東鷲宮駅東口に建設中のヤオコーの2階の一部を賃借して「桜田複合施設」を開設する計画です。 公共施設を一方的に廃止の計画 市では現在、「公共施設個別施設計画」を策定しています。昨年の市長選挙の前には、市役所を鷲宮地区(?)に移転新築、障害者施設の民間譲渡、集会所の地元譲渡などの計画を作ったものの、市民の強い反対で撤回していました。 |