【6月市議会】 学校の雨漏り、外壁落下も放置され 7月6日、TV朝日とフジテレビで、久喜市役所トイレの故障や公共施設の故障・破損、久喜東中の外壁の落下や久喜中の雨漏りの悲惨な実態が報道されました。 |
【6月市議会】 学校給食センターエアコンの凍結防止対策を怠った 学校給食センターのエアコンが1月に故障して、7月から修理にかかることが決まりました。 |
2 【一般質問】 公共施設の維持補修が不適切だった 久喜市で公共施設の設備故障や破損が相次いでいます。 【一般質問】 ジェンダーレススクール水着を提案 これまで市議会で、特に思春期・成長期の男女生徒やLGBTQなどの性的マイノリティの児童生徒への配慮、また肌の弱い生徒への配慮も含めて、プール授業でのラッシュガードの着用を認めるよう求めてきました。 【一般質問】 気候市民会議の取り組みを提言した 久喜市は「2050年ゼロカーボンシティ」をめざして、総合振興計画で「市民・事業者・団体・行政が一体となって、再生可能エネルギーや省エネルギー等の普及に取り組みます」とうたっています。 |
【6月市議会】 学校給食センターのエアコンが故障、修理費に5000万円 補正予算可決後に修理工事を発注し、工事終了は来年3月の予定です。 調理員の皆さんは冬期は防寒着を着込んで、夏場はスポットクーラーを設置し、水冷ベストなどを着て調理にあたるといいますが、これで乗り切れるのでしょうか。 (1)市は、センター屋上の室外機6台の内4台が、寒波で冷媒が凍結・損傷したと説明しています。 埼玉の気候でそんな事態になるなんて、凍結防止対策はなかったのでしょうか。 一昨年の8月に稼働したばかりなのに、1年半で故障して使えなくなったというのも理解できません。 (2)補修費は全額を市の財政調整基金を取り崩してあてる予定ですが、設計や施工業者、メーカーの責任・補償はないのでしょうか。 (3)故障してから今まで、市民にも議会にもいっさい報告がなく、半年間も放置されてきました。 本来なら市は緊急性を判断してすぐに修理にかかるのがあたりまえです。 市長も担当課も、猛暑の中での給食調理は命にも関わる事態だという危機感を持たなかったのでしょうか。 (4)1月に故障したのなら「予備費」を使ってでも緊急の補正予算を組んで修理を発注するべきではなかったでしょうか。 2月の定例市議会か臨時議会、または市長の専決処分などで修理予算を確保することもできたはずです。 そんなことさえ「決断できない」としたら、あまりにも無責任で、久喜市行政の政治的欠陥と言うしかありません。 |
【6月市議会】 同性婚の法制化を求める意見書(案)を提出しました ★6月市議会に『同性婚の法制化を求める意見書』を提案しました。提案者は猪股、賛成議員に田村(市民の政治)、杉野(共産)、岡崎(公明)が署名しています。 7月6日に討論・採決が行われます。★
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1 【一般質問】 パートナーシップ制度の発展を 久喜市は2021年に同性カップルのパートナーシップ宣誓制度を発足しました。これまで市議会で、同性カップルが養育する子どもも含めて“家族”として認証するファミリーシップ制度への拡大を求めてきました。 今年2月議会で市長が10月にファミリーシップ制度を導入すると表明しましたが、現在の久喜市の制度にはいくつかの課題も残されています。 (1)同性カップルの中には、2人でわざわざ市役所へ来て職員の前で“宣誓”しなければならないことに心理的抵抗感もあると言われます。 そこで宣誓でなく“届出”だけで認証する制度に改めるように求めてきていて、市も届出制度への移行を検討すると答弁しました。 (2)他の自治体に転出入した場合、新たに転入した自治体で改めて宣誓などの手続きをしなければなりません。 普通なら転出入しても婚姻関係は自動的に引き継がれるのですから、パートナー(ファミリー)シップ認証もそのまま継続できるようにすべきです。 私は、改めて手続きをしなくても認証を引き継ぐ“連携協定”を、久喜市から周辺自治体に呼びかけて締結するよう提案しています。 近隣市町では、蓮田・幸手・白岡・加須・吉川・八潮・三郷・桶川・伊奈でパートナーシップ制度、越谷・草加・宮代・杉戸・春日部・松伏・鴻巣などがファミリーシップ制度を導入し、この内の越谷・春日部・草加市が連携協定を結んでい ます。また宮代と松伏は“届出”制度です。 【一般質問会】 公共施設への太陽光パネルの設置 久喜市は2050年ゼロカーボンシティを宣言し、環境基本計画で2030年までに温室効果ガスを50%削減する目標を掲げています。 【一般質問】 道路の交通安全路面標示の補修 市内各地域で、道路の交通安全の路面標示が消えてしまっています。青毛のピースロード、青葉けやき通り、久喜中央1丁目のヨーカドー入口付近など多くの地区で、市道の中央線、横断歩道、停止線、右折帯の車線まで消えてしまっている道路もあります。 これでは車の安全な通行が保障されません。 早急に補修を進めるよう求めました。 市は各地区で市道の路面標示が劣化して消失している事実を認識しており、今後、鷲宮・葛梅・栗原・久喜中央・北地区などで、毎年2~3か所ずつ補修を進めていく計画ですが、これではとても追いつきません。 市道の交通安全施設路面標示の補修費は、2019年度決算で2627万円、20年度2315万円でしたが、21年度には1078万円と大幅に削減されてしまいました。 22年度の予算も1045万円でした。補修が必要な地区は10か所以上もあるのに、多くは先送りされています。 23年度の予算はやっと4548万円に増額されましたが、毎年1億円くらいの補修費用を確保していかなければ改善は一向に進みません。 ★久喜市は公共施設も市道の交通安全路面標示も、維持管理や補修に金をかけようとしない。 市民の歓心を買うために目新しい公約を次々と打ち出す前に、施設や設備を保全し維持管理するのが前提ではないのか。★ |
久喜の待機児童数ゼロと言うが 今年度の保育園、認定こども園などの保育施設の定員は2624人(昨年より約300人減)で、新規の入所申込者数は723人(約60人減)でした。その内、入園できた児童は545人で、「入所保留者」=潜在的待機児童は153人でほとんど減っていません。 その他にいったんは保育所の入所を希望したのに、条件に満たずに申請を取り下げた児童が25人もいて、入所を希望したのに入れなかった児童は178名にのぼりました。 それでも厚労省の基準による集計では、久喜市の「待機児童数」は、2021年から3年連続で「ゼロ」ということになっています。 これは子どもが預けられないために仕事が決められないでいる人は『求職活動をしていない』とみなされたり、保育園の決定通知が来ても遠くて通えないので辞退した人は待機児童の集計から除外されるためです。 きょうだいで別の保育園に指定されて入園を辞退したり、転園を希望してかなえられなくても「待機児童」とは認められません。 様々な口実で待機児童を小さく見せかける数字の操作が行われていますが、これでは本当の意味で「待機児童ゼロ」とは言えません。
実質賃金の低下による生活困窮やコロナ禍からの回復で、女性の就労と保育ニーズは拡大し続けています。 今後も定員拡大を進めていかないと、またまた待機児童が増えていくことになりかねません。さらに、保育園の全入や無償化をめざすべきです。 |
久喜市の10年間の決算を調べてみると エンゼル公園の遊具破損 修理に1年 エンゼル公園の大型遊具が破損して一部が使用禁止になっています。昨年から壊れていて、やっと6月に修理を委託しましたが、完了は来年になる見込みです。 なぜすぐに修理するというあたりまえの対応が取れないのでしょうか。 最近になって久喜市の公共施設の故障・破損が多発しています。 前号で市役所本庁舎トイレ、西口ペデストリアンデッキの破損、花みずき会館のエアコン、中央コミセン(公民館)の男性用トイレの故障について書きました。 その他にも健康福祉センター(栗橋くりむ)のエアコンが昨年から不調でしたが、ついに全館のエアコンが故障しました。 菖蒲文化会館アミーゴのエアコンは数年前から一部が故障したままです。 市は公共施設の維持管理に金をかけずに、故障しても修理を先送りしてきました。 施設を適切に維持管理するのは市の最低限の責任です。施設や設備が故障したら直ちに予算を確保して改修すべきです。 維持補修費が大幅に減額されてきた 市の毎年の一般会計決算で維持補修費の推移を調べてみると、10年間で大幅に減額されてきたことがわかりました。
2021年度の維持補修費は、10年度(合併の年)比で24%減、最大だった12年から1億8400万円(42%)もの減です。 特に2018年に梅田市長になってから極端に減額されていて、その前の4年間に比べて2分の1程度に切り詰められました。 これではとうてい公共施設の適正な維持管理を行うことはできません。 ★市はすぐに「予算がない」と言い訳しますが、本来は義務的経費と維持管理費を確保した上で新規事業を行うべきで、久喜市は予算の使い方、優先順位を間違っていると言うしかありません。★ |
「マイナカード」でトラブル続出 しかし現実には全国でマイナカードのトラブルが続出しています。 口座登録の重複や他人の健康保険情報がひも付けられていたケースも多発しています。 また根本的な問題として、認知症や施設入所者などで、マイナカードを持たない(持てない)人もいます。 このまま保険証の廃止を強行した場合、安心して医療を受けられずに取り残されて、国民皆保険制度の崩壊にもつながりかねません。 読売新聞社説(6月7日)は、『(マイナンバーカードの)廃止方針をいったん凍結し、国民の不安を 払拭するのが筋だ。』『再発防止に努めるのが先決だ。当初の予定通り、選択制に戻すのも一案だろう』と書いています。 昨年の12月定例市議会に、市民の政治を進める会は「健康保険証の廃止方針の撤回を求める意見書」を提出しました。 最終日の採決で、賛成少数で否決されてしまいましたが、意見書に反対した議員たちはもう一度考え直すべきではないでしょうか。 6月定例市議会で、私たちはマイナ保険証を持たなくても、安心して医療にかかれるよう求める意見書を提出します。
★11月市議会で「保険証の廃止方針の撤回を求める意見書」に賛成したのは、猪股・川辺・田村(市民の政治)、杉野・石田・渡辺(共産党)と、宮崎・川内の8人だった。 他の議員は、今度はどうする。★ |