【2月市議会】 フルマラソン予算削除の修正案は否決 2024年度に「久喜市でフルマラソン大会」開催をめざして、新年度予算に774万円の準備費用が計上されました。「久喜市のPRが目的」と言いますが、億単位の費用がかかると言われるフルマラソンを、久喜市で税金を使ってやる意義はありません。 しかもオリンピック後は全国的にマラソン人気が低迷していると言われていて、昨年実施したコース調査のためのクラウドファンディングは全国からの寄付がわずか5人で7万円!? 今年3月の久喜市民マラソンも予定の半分の3000人の参加にとどまりました。 フルマラソン大会は白紙から見直すべきです。 税金のムダ遣いには市民の理解も得られません。 市長は市議会で『時期を見極める(24年度開催は見送る)』『代わりにプレイベント(ハーフマラソン)を実施する』と述べました。 市民マラソンを3月に開催する上に、同じシーズンにもう一つのハーフマラソンを菖蒲地区で行うというのです。 久喜市で2つのハーフマラソンも必要ありません。 3月20日の本会議に、猪股・川辺・田村議員で一般会計予算に対する修正案(フルマラソン準備経費774万円を削除)を提出しました。 カゲでは“市長が止めるって言えばいいんだけど”なんて語る議員もいたのですが、採決では賛成少数で否決されました。 議員は市長への忖(そん)度(たく)をやめて、もっと市民の声を聞くべきです。 【修正案に賛成 8名】 市民の政治を進める会、共産党、無会派、新しい風の貴志・宮崎 【修正案に 反対 18名】 みらい、あさかぜ、公明党、新しい風の春山・瀬田 |
2 【一般質問】 生活保護の扶養照会は止めた方がいい 生活保護受給者は毎年増え続け、昨年12月には過去最多の1373世帯(1782人)に達しています。生活保護を申請した人には、市から親族(親・きょうだい・子)に対して生活費の支援を求める“扶養照会”を行うことになっています。 昨年も、受給者と新規の申請者1400世帯の内、600世帯の親族約1200人に対して「扶養照会(扶養の可否について)」を送付していますが、回答があったのは約60%でした。 ほとんどは「扶養できない」という回答で、実際に生活費の援助に結びついたのはわずか8件だけでした。 生活保護を申請すると、親族に扶養照会の手紙が送られてしまう、普段の行き来もないのに保護を申請したことを知られたくないなどという理由で、申請することをためらう人も少なくありません。 そのために食べる物もなくホームレスにまで追い込まれる人もいます。 実際に“扶養照会”がほとんど機能していないことは明らかですから、可能性のない人への扶養照会の送付は止めるべきです。 (そもそも生活費を送ってもらえるような状態なら、わざわざ市役所に来て生活保護を申請しなくてもすんだはずです)。 厚労省の基準でも「入院や施設入所者、高齢者、絶縁状態の親族」などには扶養照会をしないことになっています。 さらに前年の照会に対して回答がなかった人や、申請者の話をよく聞いた上で支援の可能性がなかったり、「知られたくない親族」には扶養照会の手紙を送らないよう提言しました。 【一般質問】 中学校の校則 見直しが進められている 市内10校の中学校の「校則」「決まり」などを、教育委員会に依頼して全部提供してもらいました。比較してみて、気になった点がいくつかありました。 (1)多くの学校は制服について、「ズボン・スラックス・スカート」、あるいは「パンツスタイル・スカートスタイル」などと規定しています。 これはあえて男子用・女子用と指定しないで、本人の性自認に応じて選択できるように配慮した規定だと評価できます。 その一方で、「男子:学生服、女子:セーラー服 希望する生徒はスラックス可」としている学校もありました。 これは許可制ではなくて、あくまでも生徒本人の性自認に応じて選択できることを確認しました。 (2)冬期には全部の学校でコートやウインドブレーカーの着用を認めています。 ●登下校時、制服の上にはウインドブレーカーの上着だけで、ズボンは認めていない学校もありました。 制服の上にズボンを重ね着するのはふさわしくないと判断しているようですが、防寒を優先した方がいいのではないでしょうか。 (3)多くの学校で「整髪料は禁止」とされています。 むしろ頭髪も含めて身だしなみには気を使った方がいいと思います。 一律に禁止するのは疑問です。 (4)登校後にジャージなどに着替えることになっていますが、更衣室がなくて教室や多目的室を指定している学校もあります。 男女別の更衣室を設けるべきではないでしょうか。 (5)校則について、『生徒・保護者と確認しながら検討を続けていく』『学級討議や生徒総会を経て見直ししていく』としている学校がある一方で、『職員会議で見直ししていく』『校長が必要と判断した場合に…』という学校もあります。 現在、各学校で校則の見直しが進んでいますが、生徒たち自身に自分ごととして考えさせていくことが大切ではないでしょうか。 ●また学校のホームページに校則が掲載されていない学校もありましたが、だれでも見られるようにするべきです。 【取り上げたものは2023年2月時点の校則です。】 ★私が頼んで全部の学校の校則を取り寄せてもらうまで、教育委員会にも全部はそろっていなかった。 全国で「ブラック校則」が問題化しているのに、教育委員会が全部を見ていなかったのが不思議。★ 【一般質問会】 ごみ処理施設の基本設計・計画公表を 今年、新ごみ処理施設の建設工事が始まり、2027年4月に稼働する予定です。 |
【2月市議会】 ごみ処理施設の費用負担 先行き不透明 新年度予算にごみ処理施設建設工事費8億7000万円が計上されました。 |
【2月市議会】 2月定例会議に、新型コロナウイルス感染症の公的支援の継続を求める意見書を提案しました。
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★市長は目的も効果も不明な「久喜市でフルマラソン」に固執し、今度は24年度にプレイベントで2つ目のハーフマラソン?をやると言い出した。 市議会の反対論には耳も貸さず、他はイエスマンばかりか?★ |
1 【一般質問】 10月にファミリーシップ制度に移行 性的マイノリティの方々の人権を守るために、久喜市では2021年10月に同性カップルのパートナーシップ宣誓制度をスタートし、すでに複数のカップルが登録しました。さらに、同性カップルが養育する子どもも含めて認証する「ファミリーシップ」制度へと発展させるよう求めてきました。 市長は今年10月にファミリーシップ制度を導入する方針を明らかにしました。 現在の久喜市の制度ではパートナーといっしょに2人で市役所に来て職員の前で宣誓(署名を提出)しなければなりません。 普通は結婚ならば婚姻届の提出だけですむのに、どうして同性カップルは2人でそろって職員に宣誓しなければならないのか、疑問の声が出ていて、最近は届出制度を採用する自治体が増えています。 久喜市も現在の「宣誓」から「届出制」に移行するよう求めましたが、市長は『今後の検討課題』と答弁しました。 登録した同性カップルが他市へ転出した場合には、改めて手続きしなければなりません。 自治体間で認証を引き継ぐ「都市間連携」も必要です。 近隣では越谷、吉川、白岡、宮代、杉戸(4月から)で同性カップルの認証制度を導入しています。 久喜市から連携協定の締結を働きかけてはいかがでしょうか。 【一般質問】ごみ収集方式の見直し 戸別収集を提案 2027年に新ごみ処理施設が稼働するのに伴い、ごみ収集や分別方式の見直しを提言しました。 【一般質問】 学校給食の残菜の堆肥化を提案 学校給食の残滓率は、2020年度が10%台でしたが、新学校給食センターが稼働した21年度以降は11~12%へと増加傾向が見られます。今後の給食の残菜発生の状況を注視するよう求めました。 現在は給食の残滓は給食センターに回収した後、すべて衛生組合でごみとして焼却しています。 ごみ減量と資源循環という視点から、堆肥化を検討するよう提言しました。 (1)各学校に生ごみ処理機を設置して学校で堆肥化して活用する、 (2)給食センターに業務用生ごみ処理機を導入する、 (3)彩の国資源循環工場にある生ごみ堆肥化工場(1月に衛生組合議会で食品残渣の堆肥化工場「アイルクリーンテック」を視察してきました。)に委託して堆肥化してもらうなどの方法が考えられます。 教育部長が、SDGs(持続可能な開発目標)の視点に立って、堆肥化の方法や、堆肥の活用などについて検討していると答弁しました。 市内の全校の給食残菜は1日に600kg、年間130tにものぼります。 これをただ焼却していてよいはずはありません。 生ごみ堆肥化の具体的な方法や費用などの検討課題を整理して、段階的にでも堆肥化を進めるよう求めました。 |
【2月市議会】予算計上でありえないミス「修正」 市は2月6日に新年度一般会計予算を発表しましたが、8日になって一部の予算額に誤りがあったとして一般会計予算を「修正」しました。 ごみ処理施設の宮代町負担金は未定 修正したのはごみ処理施設建設工事の財源です。 |
市公共施設統廃合などの計画見直し 市長は昨年の市長選挙で、市役所の新築移転や公共施設の大規模な統廃合計画の見直しを公約していました。 |
【2月市議会】余熱利用・本多静六記念市民の森公園施設どうなる? 市は新ごみ処理施設に隣接して、「本多静六記念市民の森・緑の公園および余熱利用施設」を一体的に整備する計画です。これらの施設の設計と建設、運営を総合的に民間事業者に委託する方針で、2月に「実施方針」が公表されました。 今後、参加を希望する事業者からの提案を募集(プロポーザル方式)します。2023年度中に事業者を決定し、25年に着工、27年に供用開始の予定です。 「市民の森・緑の公園基本計画」は2017年に策定され、23年には完成の計画でした。 当時もコンサルタントに委託し、2年をかけて市民参加の検討委員会で具体的な計画が決定されましたが、市長交代に伴って全面的見直しとなりました。 当時の計画【図1】は撤回され、新たに事業者から計画案を募集して審査することになります。 新たに整備する施設【図2】は今のところ大まかなイメージ図だけしか公表されていません。 (1)余熱利用施設…プール(25mプール、流水プール、スライダー、幼児用プール等)、大浴場・サウナと広間、トレーニングルームとフィットネススタジオ、カルチャー施設(会議室やカラオケ)、レストランまたはカフェ、 (2)公園…ウォーキング・ランニングコース、芝生広場、大型複合遊具・幼児用遊具・健康遊具、BBQ、水遊び場、本多静六記念の森、調整池などを整備するとしています。 設計はこれからですが、これらの建設費と完成後20年間の運営費総額は130億8993万円にものぼる見込みです。 同じ27年度に稼働予定の新ごみ処理施設の総費用が20年間で422億円ですから、これらが市の財政を圧迫する怖れがあります。 またスーパー銭湯などが民間で整備されてきているのに対抗して経営が成り立つのでしょうか。 余熱利用施設や公園は民間事業者の運営ですが、結局は市の負担となってきます。 |
アレルギー対応の学校給食 拡大を 教育環境委員会で2月1日に学校給食センターを視察し、アレルギー対応給食について調査しました。久喜市の学校給食は、食物アレルギーを持った児童生徒に対して、次のように対応しています。
乳と卵のアレルギー食材の代替食は2022年8月からスタートしました。 現在は代替食の提供は週1回を基本とし、アレルギー対応の専門栄養士や担当調理員を配置し、専用調理室で調理して、1人ずつ名前を明記した個人用パックに入れて専用のカゴで配送し、他の児童生徒の給食と区別しています。 乳や卵以外にも、小麦、大豆、ナッツ類、甲殻類などたくさんのアレルゲンに対して、約330人の児童生徒がアレルギー対応を申請しています。 市議会で、アレルギー除去食の提供を週1回からもっと増やすことと、対象を「乳と卵」以外にも拡げることを求めました。
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★2月26日の代表質問で、市民の政治を進める会の川辺議員が『久喜市のフルマラソン計画の中止』を求めた。 市長は『開催時期を見極めたい』と答弁して、どうしてもフルマラソンに固執したいらしい。★ |