スケッチの旅

チロルの郷と北イタリア・ガルダ湖畔(2)

北イタリア メラーノ

     オーストリアのランデックからバスで、イン川上流のイン渓谷を超えイタリアに入りレジャ湖出る
     レジャ湖は1947年〜1950年の4年間をかけて造られた人造湖で村全体が湖底に沈んだが
     教会の尖塔のみが湖面上に突き出ている。
     チロルの見事な紅葉も美しく、また葡萄畑は遠くからは、菜の花畑のように真黄色になっている。
     ランデックからやく70km城壁に囲まれた
グロレンツァに到着する。


レジャ湖

グロレンツァ/グル−ンス
(この地方は殆どドイツ語とイタリー語で表記されて居る

グロレンツはアディジェ川が流れ古い城壁に囲まれた小さな村で、林檎畑が多く静かな風景の良いところです。
林檎は日本で見かける林檎農園とは少し違い、幹に真赤に鈴なりと云う感じがしました。

聖パンクラツィオ教会の遠景 聖パンクラツィオ教会
城壁
遠く広がる牧場 面白い林檎売り場 林檎畑
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こでスケッチをして居る時、校外授業なのか来ていた
           大勢の子供達に囲まれて閉口してしまいました。

メラーノ/メラーン

グロレンツァより約50Kmヴェノスタ渓谷を通り、メラーノに着く。メラーノはかってはハブスブルグ家の避暑地でした。
温泉が湧き(温度は35度位)大保養地ですが、健康人が入るのではなく立派な湯冶センターがあり、療養する人達は
ホテルに泊まり、治療に専念するそうです。 メラーノは下流でアディジェ川と合流するバッシリア川が町の中央部を流れいて、
その川岸の広い遊歩道は散策の人達が多く見られました。

13世紀頃まではチロルの大半がマインハルト家のチロル伯の領地となっていましたが後にハブスブルグ家の領地となりました。
チロル地方の名称は
チロル伯の名から付いたそうです。
広いエリザベ―ツ公園にはハブスブルグ家の「薄倖の王妃」の像があり、ロマーノ橋の橋塔4本にはハブスブルグ家の紋章が
付けられていました。



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ドゥオーモの塔
福音教会 王妃の像
         
 テアトル橋    パッシリア川    ハブスブルグ家紋章

キウサ/クラウゼン

キウサは(標高523m)メラーノより約60Km南下してかっては関所が設けられイザコル渓谷の宿場町として賑わった所です。
モーツアルトやゲーテもオーストリアからイタリアに行く時はブレンナー峠を馬車で越え行った道だそうです。
キウサはイザコル川が流れあたり一帯は渓谷に囲まれ、山の上には教会や修道院があり、町にも教会や教塔が見られてとても
美しい景勝地です。

サビオーナ修道院 教区教会 カピターナの塔
修道院 市街地

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シェーナ/シエンナ

メラーノよりバスで約10分(約5q)なだらかな斜面に広がる林檎畑に囲まれ、丘に一際高く古城のそびえる小さな町です。

シェーナ城と霊廟  教区教会 丘に広がる林檎畑 シェーナの町(後にお城が見えます)
   
霊廟とマルティン教会  見事な林檎 シェーナ城 

                                    
カステルロット/カステルルート

カステルロットは切り立った岩山が特徴なドロミテアルプスの最西端にあるところです。
シリアル山(標高2564m)等が望めます
ここにはリフトがあり山頂で景色を眺める人や、
冬のスキーシーズンでは大勢の人が来てホテルは満員と云うことです。


広大なアルプスの草原・山頂に向かう
リストから手を振ってくれました
教区教会(parrocchia)
カステルロットの風景