フラットパッケージアダプタの製作 NO.4

[Previous] [Next] [Index]
PIC10F シリーズの SOT-23 PIC を 8 ピン DIP に変換するアダプタの製作
 Microchip から世界最小の 6 ピン PIC がリリースされた。今回調達した PICkit 1 Flash Starter Kit にセットするためには、別売りのアダプタボードが必要になる。Digi-Key で調べてみたがまだ取り扱っていないようだ。そこで変換アダプタを作ることにした。

 今までの PIC とピン配置が異なるので、8 ピンのソケットに合わせるためには配線を入れ換える必要がある。プログラムを書き込むのに必要なのは VPP、VDD、ICSPDAT、ICSPCLK、VSS(GND) の 5 ピン。せっかくだから書き込んだ PIC をそのままセットした状態で動作テストもできた方が便利だ。となると GP2 も含めた 6 ピンすべてを 8 ピンのソケットに割り当てて配線することになる。PIC のセットは 2mm プラスチックネジの頭でパッケージを押さえるだけ。Simple is the best! でもないか。単なる手抜き。1.6mm ガラスエポキシ基板をエッチングして使う。


トナー転写用PCB反転パターン(200pixel/cm)
(マウス右クリックで対象をファイルに保存)

 ネジを締め込んだときに裏側の 8 ピンのソケットに当たらないように、ソケットの一部をヤスリで削り落とした。基板には 1.6mm の下穴をドリルで開けてから 2mm のタップをたて、8 ピンソケットへの配線用の穴は 0.65mm のドリルで開けた。2 番ピンと 3 番ピンは使わない。

 8 ピンソケットを基板裏側に瞬間接着剤で固定してから、それぞれ基板パターン からソケットピンの付け根に配線した。

 これで SOT-23 アダプタの完成。中央パターンのそばにあるドットにあわせて PIC の1番ピンをセットする。

 PIC10F シリーズの PIC がまだ届かないので、SOT-23 サイズの DC-DC コンバータ IC をセットしてみた。この状態で 8 ピンの PIN アサインと同じになる。2mm ネジの頭が巨大に見える。

 早速 PICkit 1 評価ボードにセットしてみた。なかなかいい感じだ。こうしてみると PIC10F シリーズがいかに小さいかということがわかる。

 その後製作したアダプタに PIC をセットたまま何度もプログラムの書き込みを行い、テストボードにセットして実験を繰り返していたところ、時々書き込みが不安定になることがあり、その原因が PIC の足と基板との接触不良によるものであることがわかった。プラスチックネジを少し締め込むことで解決できたので、一度だけの書き込みなら問題ないが、何度もテストを繰り返す場合を考えると PIC の足を直接変換基板に押さえつける方が確実なので早速改造してみた。1.6mm のガラスエポキシ基板の端材から押さえ板を作ってみたところとても具合よくなった。
[Previous] [Next] [Index]
2004/11/06
2004/11/23 押さえ板方式に改造したフラットパッケージアダプタの記事を追加