Indoor F/F 用赤外線送受信機 NO.2

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ゴム動力インドア F/F 用受信機
 ピン型リチウム電池 BR435(0.85g) を使った受信機を作ってみた。今までの製作経験からケーブル類の重量が意外と重いので、今回は直接受信機に電池をセットする方法にした。またゴム動力機への搭載を考えると、赤外線センサ一体型の受信機では搭載しにくいと考えた。ゴムが胴体下部にあり、受信機を重心付近の胴体下部にセットることができないからだ。胴体上部に取り付けてもセンサが自由な方向に向けられるように受信機とセンサを分離する方式にした。

 送信機は右か左かを受信機が判別できる簡単な回路としたものをバラック配線で組み、受信機は送られてきた左右の信号を判別して PIC のポートを ON/OFF するだけの簡単な回路とした。送信機のボタンを押しつづけている間ポートが ON になる。ゆったり飛行するゴム動力機ではこのような操舵方法でも問題ないと考えた。

 受信機と電池の接続方法は受信機に取り付けた金具で電池を保持する方法を試してみた。うまくいくか心配したが、できてみるとなかなか具合がいい。受信機は 0.5mm の両面ガラエポ基板を使い、カッタナイフでパターンをカットした。新たに採用した 3.3V 出力の DC-DC コンバータはチャージポンプ式なので 3 個の外付けコンデンサで実現できる。画像では 0.22μF のコンデンサが手元になかったので 0.1μF 2 個を並列にしてある。 普段使っている LTC3200-5 に比べて IC チップがやや大きいのと足の数が多いがパターンは難しくない。使う電池を考慮してりスリムな基盤となった。マグネットアクチュエータの取り付けには IC ソケットピンを使って、他機への転用を可能とした。赤外線センサーは 0.1g と極限まで削ぎ落としている。


IRXA101 IR receiver

 電池はアルミケースがプラス電極、ピンがマイナス電極になる。 0.025mm の線を 1000 回巻いたコイルと φ3x2mmマグネットと赤外線センサーで受信機が 0.9g 。電池はマイナス電極ピンを短く詰めて 0.82g なので全体で 1.72g になった。ゴム動力インドアエアプレーンにはこれでも重いかもしれない。こちらだと大きさがよくわかる

 3.3V で動作する赤外線センサの通達距離に不安がある。また電流を抑えたマグネットアクチュエータがきちんとラダーのコントロールできるかも不安である。


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2003/05/16