今回の赤外線受光素子には PNA4614M (56.9KHz) を使った、バンドパスフィルタがしっかりしていて PNA4612M (38.0KHz) と同時に使ってもお互いにほとんど影響を受けない。 従来の三洋 SPS-443-1 (38KHz) と通達距離の比較ではほとんど変わらないが、後者は帯域が広いので 56.9KHz の変調波でも受信してしまう。今後の同時飛行の可能性を考え PNA46xxM シリーズを使うことにした。
上記のどちらの赤外線受光素子も正面からの感度が最大になっている。データシートでは正面から 37 度ずれると通達距離は半分、 60 度ずれるとほとんどゼロになっている。これはリモコン等の用途に合わせてあり、センサの前に凸レンズがついているためである。全方向を完全にカバーするには前後上下左右にセンサをつけても足りないぐらいだ。実際には壁面等からの反射光に助けられるので特別に広い場所で飛ばさない限りそこまでの必要はない。また赤外線受光素子内部の AGC 回路も有効に働いている。飛行機に使う場合はできるだけ広範囲から受光できるほうがいい。カメラの魚眼レンズなら 180 度カバーできるが、そのような受光素子はないし作ることもできない。そこで少しでも指向性を緩和できないかと考え、レンズ部分を削り取ってフラットにしてみた。果たして効果があるだろうか。
3 チャンネル受信機になると 2 組のマグネットアクチュエータを繋ぐので 4 ピンのコネクタが必要になる。できるだけ小型軽量化するため、今回はハーフピッチのコネクタを使ってみた。
軽量化した機能部品(センサとコネクタを軽量化)
INFRARED TRANSMITTER MODULE FOR FUTABA | 57khztx1.hex for 12C509A |