赤外線送受信機 NO.13 (PIC12C509A 受信機)

[Previous] [Next] [Index]
3 チャンネル赤外線受信機の製作
 いよいよ本命ともいえる一つの PIC にスピードコントローラと二組のマグネットアクチュエータドライバを組み込んだ 3 チャンネル受信機を作ってみた。(回路図)

 今回はいろいろな飛行機への搭載を考慮し、プリント基板を使った受信機とした。受信機と一緒に DC-DC コンバータも組み込んである。従ってリチウム電池 1 セル用になる。負荷のコイルには 200Ω のものを使う。

 前回同様紙の上に部品を描いてパターンを考えた。その後プリント基板の上に部品を載せて、はんだ付けできるスペースを確認した後、鉛筆でカットする位置に印をつけた。

 プリント基板は 0.5mm の両面基板を使い、パターンはやや複雑になるがカッタナイフでカットした。ナイフによるパターンのカットは今回で 3 回目だが、大分細いスリットでカットできるようになった。パターン描きと塩化第二鉄溶液によるエッチングと廃液処理を考えると、この程度の基板ならナイフによるカットのほうが早い。カットした基板


カットした基板に部品を載せてみた

 いつものように若干大きめの基板を使ってパーツをはんだ付けしたあと、入出力用に IC ピンをはんだ付けしてから周囲をヤスリで削る方法で仕上げた。基板のサイズは 15mmx12mm 。受信機は 0.6g でできた。


完成した IRXA301F1 RECEIVER (裏側)

 これなら赤外線センサが外付けになるので、飛行機によっては胴体の中に収めて使うこともできる。ということで 3 チャンネルの受信機は完成したものの、今のところ搭載して飛ばす飛行機がない。

 上記のプログラムは Andy Birkett の C プログラムを基本に改変してある。プログラミングに興味のある人は彼のホームページからオリジナルの C ソースをダウンロードすることができる。


[Previous] [Next] [Index]
2003/03/20