送信機から送られてきた変調信号を赤外受光素子で受けると変調部分が除去されて負論理の出力が得られる。 JR の送信機を使っているので一つ目と二つ目のパルスの間隔がスロットル、二つ目と三つ目のパルスの間隔がエルロンに相当する。このエルロンでラダーを操作するので、あとのパルス列は使わない。このパルス列がおよそ 23msec 周期で繰り返されている。このパルス列の中からスロットルとエルロンに使う分を抜き出すことになる。
今回改造した JR の送信機は 7 チャンネル。パルス列は先頭から 7 チャンネル分のパルスが並んでいるが、それぞれのパルス幅は最大で約 2msec となる。 7 チャンネル分をあわせても最大約 14msec。パルス列の周期はおよそ 23msec なので、最低でも 9msec の無信号部分が発生する。そこで 2.5msec の間無信号だったら、次に来た信号はパルス列の最初の信号と判断するようにプログラミングした。
とりあえず動くといったレベルだが赤外線によるコントロールの可能性を確認できた。実用に向けての道のりはまだ遠い。