赤外線送受信機 NO.4

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赤外線受信機
 前回 DC-DC コンバータの調達について送料が高いと書いたら二人の共同購入者が現れ、送料の負担が 1/3 になったので早速ネット注文した。驚くことに注文したその日のうちにケネディから発送したとのメールが入った。もっと驚いたのは注文した日から 3 日目の午前中に品物が届いた。間に日曜日が入っている。 FedEx INTERNATIONAL と記されていたが国際宅急便といったところだろうか。インターネットの便利さは常々感じているものの改めて驚きを感じた。

 送信機から送られてきた変調信号を赤外受光素子で受けると変調部分が除去されて負論理の出力が得られる。 JR の送信機を使っているので一つ目と二つ目のパルスの間隔がスロットル、二つ目と三つ目のパルスの間隔がエルロンに相当する。このエルロンでラダーを操作するので、あとのパルス列は使わない。このパルス列がおよそ 23msec 周期で繰り返されている。このパルス列の中からスロットルとエルロンに使う分を抜き出すことになる。

 今回改造した JR の送信機は 7 チャンネル。パルス列は先頭から 7 チャンネル分のパルスが並んでいるが、それぞれのパルス幅は最大で約 2msec となる。 7 チャンネル分をあわせても最大約 14msec。パルス列の周期はおよそ 23msec なので、最低でも 9msec の無信号部分が発生する。そこで 2.5msec の間無信号だったら、次に来た信号はパルス列の最初の信号と判断するようにプログラミングした。

 とりあえずアクチュエータドライバは組み込まずに、単純に 2 チャンネル分の出力としてプログラミングしてみた。何度か試行錯誤を繰り返して PIC12C509A/JW にプログラムを書き込み、リチウムイオン電池を電源として HS-50 サーボを繋いでテストしているのが上の画像。近くに送信機が置いてあり、送信機から発射される赤外光は天井に向けられているが、受信機は天井・壁面等からの反射光を受けて、サーボはニュートラルを保持している。今回実験に使った赤外線送受信機

 とりあえず動くといったレベルだが赤外線によるコントロールの可能性を確認できた。実用に向けての道のりはまだ遠い。


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2002/10/29