そこで受信機の PIC を基板から外し、自前の PIC を載せることにした。受信機の動作電圧範囲は 3.5-5.5V となっている。リチウム電池でも動作するはずだ。載っていた PIC は SM タイプで SN タイプに比べて一回り大きい。しかし手持ちの SN タイプでも何とか載りそうだ。
今回もマグネットアクチュエータドライバとスロットル出力を組み込んだ PIC を載せる。前回の受信機に搭載したプログラムがそのまま使える。そうすれば受信機の互換性が保てる。今回の受信機は 72MHz 帯で、帯域幅が 76KHz と広いため他チャンネルと間で混信する。しかし数人での飛行会なら問題なく使える。また接触不良になるような可変トリマコンデンサが搭載されていないので、動作が不安定になることもない。通達距離においては同種の受信機を屋外で何度か使用した経験からかなり信頼性がある。今回はインドア専用とするためアンテナ線を 50cm に短く切り詰める。少しでも軽くなるなら改造する価値は十分にある。
早速プログラムを書き込んだ PIC を載せた。ついでに自作したスピードコントローラも受信機基板の上に載せて完成。重量は 2.3g 。裏に機体に取り付けるためのベルクロテープを貼っての重量だ。 RX5-2.3 の改造受信機より 0.7g も軽くなった。
RF 受信機もここまで軽くできると、赤外線送受信機の実験が意味をなさなくなりそうな気がしてきた。しかし取り組んだからには何とか受信機も完成させて、オール自作の搭載機材で飛行機を飛ばしてみたい。