山本周五郎                              
    06,08,02

      著書数は膨大で、私の読んだ著書などはほんの一部に過ぎないけれども、精一杯周五郎に肉薄してみよう。
  私が山本周五郎作品を読むようになったのは、そんなに早いほうではない。多分『樅ノ木は残った』だったと思う。

   どうしてもこれが読みたかったというわけではないがNHKの大河ドラマ『樅ノ木は残った』の放映がきっかけだっ
  たと思う。この物語は私の郷里伊達藩にまつわるもので、物語にありがちな派手な合戦がなかったにもかかわら
  ず、最後の酒井邸でのシーンなどは実に印象的だった。これがきっかけで周五郎物を手に取ったのが、やみつき
  の最初である。後はどうせなら全部読んでやろうと、新潮文庫の発行順に次は『青べか物語』、『柳橋物語』、『五
  瓣の椿』・・・と順々に読み進んでいった。

   特に印象に残っていたTVドラマが山本周五郎作品だったのが、読み続けた理由だろう。例えばNHKの『赤ひ
  げ』、TBSの『よじょう』などである。数年で10冊位まではまとめて読んだ記憶があるが、その後は空白があり、
  ここ数年来ボチボチと再読、再々読するようになっている。調べてみたら、かって図書館で読んだのか、または
  書籍を紛失したのか、意外に私が保有している蔵書は少ない。

       蔵書1、       蔵書2、      蔵書3、   
    1、樅の木は残った(上)   追加(10,08,12)    13、町奉行日記
    2、樅の木は残った(下)     6、さぶ    14、虚空遍歴(上)
    3、五の椿     7、ながい坂(上)    15、虚空遍歴(下)
    4、青べか物語     8、ながい坂(下)    16、おごそかな渇き
    5、柳橋物語・昔も今も     9、松風の門   追加(11,02,06)
        ー    10、赤ひげ診療譚    17、ならぬ堪忍
   11、季節のない街    18、人情武士道
   12、人情裏長屋    19、ねぼけ署長