台風と地震。 18,09,17 9月に入って半月も経つのにこれといってHPに書くこともない。 HPをアップしてからかれこれ15年以上になるので、週に一度はキーボードをたたかないと、 何かもの忘れをしたような、少々焦りが生まれてくる。その気にさえなれば、旅の話など 行楽日和の初秋の話題が格好のネタになるのだが、8月来の記録的な集中豪雨や台風 21号の襲来、北海道の地震などの後遺症もあり、9月に予定していた行楽の予定をほと んどキャンセルしてしまった。 それにしても今年の災害は異常だ。気温40度に列島各地が悲鳴を上げているさなか、 今度は四国、九州・岡山等を集中豪雨が襲い、多数の土砂崩れや家屋倒壊をもたらした。 その直後、追い打ちをかけるように数十年に一度という大型台風21号が大阪を中心とし て近畿地方に上陸し、各地に大きな被害をもたらした。関西国際空港の被害など物流の 大動脈が寸断され、未だにその被害は解消されていない。 さらに9月6日、北海道胆振東部を震源とするM6,7、最大震度7という大地震が発生し、 厚真町などに広範囲な土砂崩れ、都市部では液状化現象が起きて被害が拡大した。電 気・ガス・水などの生活インフラがストップし、物流が寸断されて食料の不足が顕著になっ た。列島の北から南まで自然災害の影響を受けた9月の日本だった。 報道によれば、北海道地震でホテルや旅館の予約キャンセルは94万人に上り、影響額 は290億円という。人々が悲嘆にくれ、復旧に全力で取り組んでいる土地に、観光目的で 訪れて遊び回るのは何とも心苦しい。古い学友が予定していた北海道旅行をしばらく延期 したと伝えてきたのには、「見識だ」と答えておいた。 9月の雨風で私の予定が中止、又は延期になったものは、箱根CCの無料招待ゴルフの ”寿会”、富士宮に1泊しての富士五湖と忍野八海巡り、月に一度の囲碁の集まり”天狗会”、 例年東京の東郷記念館で行われる郷里の中学同級生の集まり”若中同期会”となる。 さらには故障して上州屋に修理を依頼していた釣りのリールはシマノの関西の工場に送 っていたようだが、物流の混乱で到着が遅れに遅れ、8月末到着の予定が9月中旬になっ てもまだ届かない。 例年届く気仙沼の”生サンマ”も、北海道の地震の影響らしく水揚げが遅れ、当初豊漁で 形も大きく、値段も安かろうといわれていたのが、例年並みの漁獲量で値段も高騰気味ら しい。我が家への到着は9月初めの予定がようやく16日に到着した。 それでも梱包を開けてみたら姿かたちの素晴らしいサンマが入っていた。水揚げした翌 日に我が家に到着するのだからスーパーのサンマとは断然鮮度が違う。大ぶりではないが、 体の青みが澄んでいて、目が青々として濁っていず、くちばしの先が黄色でこれぞ新鮮な サンマと呼ぶにふさわしい。 スーパーのサンマはあちこち物流に日にちが経っているので刺身には不適である。刺身 にして食べられるのは水揚げして2~3日以内といわれている。 ここ数日ようやく秋らしい気候になってきた。我が家の庭にもトンボが飛び交い始めた。 庭に七輪を出して備長炭でサンマを焼いて大根おろしとスダチを添え、刺身はショウガ醤 油で楽しもう。楽しみにしていた秋の食卓の第一弾である。 下の写真はコンロで焼いたサンマだが、やはり七輪のほうが抜群にうまいはずだ。 例年サンマの記事を書いているので、そちらも参照してください。 去年の記事はこちら 一昨年の記事はこちら |