4.6.2 共乾施設の経済性        目次(第4章)へ

 投資経済性分析および経営状況評価については,設備投資計画法を用いて投資資本と報収の資金時間価値変化の経過を解析するともに,投資資本の回収期間,および収益率について分析し,次の結果が得られた.

 1)投資計画において,個々の投資項目の耐用年数が異なる投資資本に対する回収年数の分析には,設備更新投資を考慮すべきである.また,投資資本の利率の変化は,回収年数に大きな影響を与える.

 2)年間報収額と投資資本の収益率については,設備更新投資の要素を考慮する場合,投資資本の回収年数の延長が収益率の増加と一致しないことがある.

 カントリエレベータの経営状況評価支援システムの構築については,経営状況の収支関係を分析し,損益分岐法を用いた.また,既存施設の経営状況の実績データを用いて,運営収支と経営状況の関係を解析し,運営方法の改善について検討を行った.

 ソフトウェア カントリエレベータ経営分析:ece_800.exe

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