4.3.4 複合作業における装着型作業機の所要台数  目次(第4章)へ

 作業機は,通常トラクタに装着して用いられることが多く,各作業機の能率が異なるので必ずしも同じ台数の装着型作業機を用意する必要はなく,能率の高い装着型作業機の台数は,能率の低い装着型作業機の台数より少なくてよい.トラクタおよびその装着型作業機の台数は,つぎのように求められる.

   M => A / H               eq. 4.44

 ここで,M:トラクタの所要台数   A:対象作業面積(ha)

     H:機械1セットの負担面積(ha/セット)

つぎに,各装着型作業機の必要台数は

   Mi => A * ti * Ni / S            eq. 4.45

 ここで,Mii作業機の所要台数

     tii作業のha当り全作業時間  Nii作業の回数

 なお,複合作業のなかの各作業の所要時間比fは,トラクタ1台に対する各作業機の所要台数の割合を示す参考に用いられよう.

   fi = ti * Ni / T              eq. 4.46

ここで,f i:各作業の所要時間比T:1セットのha当り作業時間(h/ha)

   T=Σti Ni               eq. 4.47

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