生物生産機械・施設を例にして,具体的なデータベースの作成方法を述べる.
生物生産機械・施設は,種類が多く,その機能や緒元の項目は一様でないので,機械の種類別に適当な大きさのデータベースを作成するのが効率的である.
そこで,まず機械の分類表が必要になるので,生物生産機械・施設の種類を一つのデータベースとして作成しておくのが便利である.
表
1.1はその一例で,ファイル名はNOKI,項目名としてCODE,MARK,カナ,機械名,MACHINEをとりあげている.CODEは機械の分類コード,MARKはファイル管理用のマーク,カナは機械名のカナ読み,機械名は漢字による機械の名前,MACHINEは機械の英語名を内容とするものである. .1 生物生産機械・施設一覧データベースのファイル構造FDL |
NAME |
TYPE |
WIDTH |
001 002 003 004 005 |
CODE MARK カ ナ機械名 MACHINE |
C |
003 001 020 026 020 |
**TOTAL** |
00071 |
表
1.2にその内容一覧を示すとおり,機械名が分類コード順に整理されており,機械名と分類コードの対応が容易に得られる.また,カナ読みや英語名でも利用でき,これを拡張して生物生産機械の英和・和英辞書として活用することもできる.●
機械用語.xls☆
5.3機械用語デ−タベ−ス参照 およびterm.mdb(table機械用語) .2 農業機械・施設のデータベース一覧CODE |
ヨウゴ |
用語 |
TERM |
M21 |
プラウ |
プラウ |
plow(plough) |
M21 |
プラウコウ |
プラウ耕(り<犂>耕) |
plowing |
M214 |
ワリ |
和り(犂) |
Japanese plow |
M214 |
ワスキ |
和犂 |
Japanese plow |
M22 |
ディスクプラウ |
ディスクプラウ |
disk plow |
M23 |
ロータ |
ロータ |
rotor(in general) |
M23 |
ロータリ |
ロータリ |
rotary (abbreviation of rotary tiller) |
M23 |
シンコウロータリ |
深耕ロータリ |
rotary tiller for deep tillage |
乗用トラクタのデータベースの構造[1]は,銘柄名から価格までの
25項目のデータを1レコード195バイトの大きさで構成している.ファイル名の11は,種類データベースNOKIにおける乗用トラクタの分類コードである.なお,施肥播種機のデータベースのファイル構造[2]を☆
apx.1641bに例示した.[1] ☆apx.1641a:乗用トラクタのデータベースのファイル構造
[2] ☆apx.1641b:施肥播種機のデータベースのファイル構造