1.6.4 生物生産機械・施設および農作業のデータベース 目次へ

1.6.4.1 生物生産機械・施設のデータベース

 

 生物生産機械・施設を例にして,具体的なデータベースの作成方法を述べる.

 生物生産機械・施設は,種類が多く,その機能や緒元の項目は一様でないので,機械の種類別に適当な大きさのデータベースを作成するのが効率的である.

 そこで,まず機械の分類表が必要になるので,生物生産機械・施設の種類を一つのデータベースとして作成しておくのが便利である.

1.1はその一例で,ファイル名はNOKI,項目名としてCODEMARK,カナ,機械名,MACHINEをとりあげている.CODEは機械の分類コード,MARKはファイル管理用のマーク,カナは機械名のカナ読み,機械名は漢字による機械の名前,MACHINEは機械の英語名を内容とするものである.

表1.1 生物生産機械・施設一覧データベースのファイル構造

FDL

NAME

TYPE

WIDTH

001

002

003

004

005

CODE

MARK

機械名

MACHINE

C
C
C
C
C

003

001

020

026

020

**TOTAL**

00071

 

1.2にその内容一覧を示すとおり,機械名が分類コード順に整理されており,機械名と分類コードの対応が容易に得られる.また,カナ読みや英語名でも利用でき,これを拡張して生物生産機械の英和・和英辞書として活用することもできる.

機械用語.xls

5.3機械用語デ−タベ−ス参照 およびterm.mdbtable機械用語)

表1.2 農業機械・施設のデータベース一覧

CODE

ヨウゴ

用語

TERM

M21

プラウ

プラウ

plow(plough)

M21

プラウコウ

プラウ耕(り<犂>耕)

plowing

M214

ワリ

和り(犂)

Japanese plow

M214

ワスキ

和犂

Japanese plow

M22

ディスクプラウ

ディスクプラウ

disk plow

M23

ロータ

ロータ

rotor(in general)

M23

ロータリ

ロータリ

rotary (abbreviation of rotary tiller)

M23

シンコウロータリ

深耕ロータリ

rotary tiller for deep tillage

 

 乗用トラクタのデータベースの構造[1]は,銘柄名から価格までの25項目のデータを1レコード195バイトの大きさで構成している.ファイル名の11は,種類データベースNOKIにおける乗用トラクタの分類コードである.

なお,施肥播種機のデータベースのファイル構造[2]を☆apx.1641bに例示した.

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[1] apx.1641a乗用トラクタのデータベースのファイル構造

[2] apx.1641b施肥播種機のデータベースのファイル構造